設計実践と意匠研究
先日来年度の博士課程の入学希望者から研究計画書をもらいその内容の緻密さに驚いた。僕の研究室出身でもない人が僕を指導教員に選ぶ理由は僕が設計実践と意匠研究の両輪で活動しており自分もそれを目指したいからだと言う。先日早稲田でresearch exchangeをした時も山村先生が設計しながら理論もやっている人は僕ぐらいしか思い浮かばないと言っていた。僕の見るところ実はそういう人は他にも色々いるのだが大抵はどなたもどちらかに荷重がかかり設計肌か研究肌にカテゴライズされている。しかるに僕は意匠論の中でも中庸を主張しており、どちらかに振り切らない生き方は意図的である。二頭追うもの一頭を得ずとならないようにしないといけないので結構中庸というのも疲れるのではあるが。
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