白と黒
10月に加藤耕一さんと「ねつ造された白」と言うタイトルで対談する。建築の白は何を意味するかを議論する。常に建築をファッションとのアナロジーで考えるわたしはファッションの白を考えていたら『黒の服飾史』なる本に出会った。その一章は「白いモードと白い表象」で18世紀後半から現れ1世紀で消える白について書かれている。それは清潔と純潔である。しかし服飾史に現れる白はこの1世紀のみで残りは大体黒。この白黒の非対称性は面白い。建築では主流の色はないし、黒が価値を持つ時代も無かったただろう。何故だろうか?
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