組織と個人
昨晩鹿島出版会をやめて飯尾さん率いるスペルプラーツで編集者として働き始めた川尻さんが言っていた。出版社を辞めてフリーの編集者になればその世界の序列の最後尾から始めなければならないと。僕が日建辞めた時も全く同じことを先輩建築家から言われた。今さら辞めてアトリエ界の最後尾からやるなんて無理だよなどと。たしかに組織事務所と個人事務所では扱う建築の規模も技術もクライアントも何もかも違う。業界が違うとさえ言える。JIAマガジンのインタビューやってさらにその感を強くした。じゃあ組織事務所にいた時間は無駄だったかというとそうでもない。きっとこれからその経験が生きると思っている。これからの世の中のニーズは単純じゃないと思っている。