チャールズ・ジェンクス逝く
先日卒計のテーマ発表で病院をやりたいという学生がいてマッギーズ東京(癌患者の居場所)のようなものが話題となった。今年の学会賞のランニングコースの脇にその施設はある。なんということのない小さな建物だけれどすこぶる評判が良い。そしてその活動はイギリスに始まり、アフリカ、中国、日本に広がっている。そしてなんとこの施設のコファウンダーはチャールズ・ジェンクスであり彼は一昨日80歳で逝去した。チャールズは僕のUCLA時代の歴史の教授であり、1986年ポストモダニズム全盛時代にポストモダニズムの命名者ジェンクスは最高に脂が乗っていた。彼のアメリカ絵画史の授業は徹底してアメリカ具象絵画の重要性をとくもので建築同様抽象性を否定する姿勢を貫き通していた。