キネステーゼ フランスの高名な哲学者が川久保や三宅の服はフィットすることを良しとするヨーロッパの服とは異なり身体と服の間に空隙を設け身体が動く感じを意図して生み出している。これによって逆に服を自覚する。哲学者はこの「動く感じ」を「ギネステーゼ」と呼んだ。僕が自邸の建築に作ろうとした「運動」とはこの「キネステーゼ」を生み出すことのように思う。そのために床壁天井の中で「動く感じ」を自覚できるようなサイズが大事である。そして身体サイズは抜けた大きなサイズがあることで自覚されることもまた重要である。
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