二つの理屈 建築を作る上で参考となる理論がある。ケビン•リンチの『都市のイメージ』と槇文彦の「奥の思想」である。双方都市論だがスケールを縮めれば建築意匠論となる。リンチの言う都市て印象に残る5つの要素は建築内部で印象的な要素となる、流れと淀みはそのままpathとnodeである。槇の言う東京の微地形が織りなす奥性は建築内部に使うことで距離を生み出すことができる。実は神楽坂の家では無意識に双方の理屈を応用している。