註
鹿島出版会の阿部さんに現在翻訳中のウィグリーの『白い壁』は夏には脱稿しますと宣言してしまった。本文は終わったので註を片付ければなんとかなると踏んだのである。しかしこの註が一筋縄ではないかない。どんだけ多いかと言えば、例えば手元にあるピエール・ブルデューの社会学の名著『ディスタンクシオン』は11%註である。これに匹敵する建築本は『テクトニックカルチャー』でこれも11%註である。さて『白い壁』はというと原書で415ページ中54ページ註で13%もある。ただでさえ大部の書になるだろうからまた5千円超えの恐怖である。註は売り物から外しホームページにアップして定価を下げると言うのはダメだろうか?