『建築細胞学』
台風で延期されコロナで中止となった「流れと澱み」を語る会に誘ってくれた遺伝学研究所の木村先生から著書が届いた。タイトルは『細胞建築学入門』である。細胞学を建築学とアナロジカルに「力学性」「多様性」「中枢なき調和」「時間変化」という視点から考えていくことを提唱している。
一方僕らの建築学も細胞学から学ぶことは多々ありそうで、「動的平衡論」、さらに「生物は秩序を求めている」、「遺伝子が突然変異する建築」などなど『建築細胞学』を考えてみたい。「流れと淀み」はそんな建築細胞学への第一歩である。
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