時のかたち 先日井上洋介さんに勧められた『時のかたち』(1962)を読んでみた。「意味」ではなく「かたち」から物を見ているのは60年代のフォルマリズムが死にかけている時の延命的な本にも見える。しかし様々な独自の概念に惹かれる。例えば、歴史はシークエンス(数例)とシリーズ(級数)によって紡がれるという言い方。事象の関係性と量が時代を作るとわたしは解釈したが、ふに落ちる面白い言い方である。
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