篠原図面
学部1年生に製図の基礎を教える授業がある。RCは住吉の長屋をコピーし、木造は白の家をコピーする。教科書は篠原一男の空色の図面集である。空間の基礎を知るのにあの本は適当ではあるが、残念なことにあの大きさの本にするために縮尺の操作がなされ図面は大体1/100で描かれている。そうなると木造でも柱や土台や基礎のない平断面図とならざるを得ない。原図の平面は1/50、断面図はなく、あの有名んが矩計図1/20のみある。篠原一男の住宅原図に断面図があるのは少ないだろう(地の家にはあるが)矩計があれば断面図は確認申請以外にはいらないだろうから。白の家の図面リストを見ると木造住宅の図面とはこんなものだと理解できる。特徴的なのは平面図以外に床伏図があるのと平面詳細図が5/1という縮尺で描かれていること。
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