テル3
寺西曰く
中学の同級生と 八ヶ岳で久しぶりに会った。
盲学校に勤めて数年後(30年位前の話)官舎に住む。
附属小学校では 毎年清里で合宿があり なんとなく
八ヶ岳が好きになった。当時・・ 自然の中の生活に憧れ
別荘が欲しく(現在は住民票も移し居住しているけど)
とある設計事務所と打ち合わせをしていた。
その契約する1週間位前のクラス会で 坂牛氏と会う。
なんかの拍子に 八ヶ岳に家を建てる話をしたら
その契約は キャンセルして 自分に設計を任せろ・・。
という力強い言葉を信じて キャンセル料数十万支払い
彼に自分の希望を伝え 設計を頼んだ。
当時・・ イケイケの自分は 超我儘・・
北側の角から阿弥陀岳が邪魔の物無しに見たい。
家の中から 寝ながら満天の星空を見たい。
風呂は 足が延ばせるほど大きいのが良い。
家の中にベンチがあって 何処でも座れるようにしたい。
和室も欲しいし ベットも欲しい。合宿がしたいとか・・
なんか 普通じゃなくて目立つ方がいいなぁ・・。
予算は これだけで・・
無理難題の注文をした記憶がある。
友人だから 言えるんだけれど・・ 全て叶えてくれた。
今は 世界的に有名な設計士で数多くの大学で
教鞭をとっている。先日 本を出版。
「会社を辞めて 建築家になった」
自分の山小屋の写真も載っている。
来週も別の本の出版記念パーティーで 会う予定だったが
今日 運良く 坂牛氏に 会う事が出来た。
彼の父親が 偶然 自分の山小屋の近くに土地を持っていて
昨年 彼の秘密基地の家を建ていたからである。
以前 一緒にその土地を見に行った記憶があるが
20年以上前の事・・ すっかり 風景が変わっていた。
彼は忙しくzoom会議の間のランチにお邪魔し 話し足りなく
夕方 また お邪魔した。2食も彼の手作り料理を
ご馳走になった。一応・・自分もきゅうりの漬物を持参。
そう なんと・・ 車で5分ほどの距離の近さで ご近所。
話しは 昔話に 今の教育の在り方 オリパラや今後の人生設計
ヨーロッパの建物の雰囲気など 話は尽きない。
今までやって来た事を本にまとめるべき と 力強く押された。
友人は 宝物だな・・。 本を読んで 彼の苦労や 決断など
参考になる事が多かった。 自分は設計士では無いけれど・・。
附属軽井沢会があるように・・ 附属八ヶ岳会も作りたいねー。
彼の高校時代の担任の先生もお近くにいるはずだし 同じ
学年の友人も近くに居て こっちでは会えていないけれど・・
明日から山小屋で 小イベントがあるが 今日 彼と話をして
なんか久しぶりに前向きになった気がする。
友よ。ありがとう。 友達は 宝物だ・・。