ASPRIME 千代田富士見
青木茂のリファイン建築「ASPRIME 千代田富士見」は今年完成し今年グッドデザイン賞を受賞した。1981年にできたレンガタイル張りの専門学校が真っ白な共同住宅に変身した。敷地面積:467.07 m²、建築面積:285.86 m²、延床面積:891.25 m² 。
Architecture as Frame
自分の最初の作品集、Architecture as Frameは建築を建築の外側の世界である自然や人や生き物などなどを切り取るフレームだと考えた8年前の思考とその作品をまとめたものです。その後建築にはフレーミングだけではなくリフレームする力があるとしてArchitecture as Frame and Reframeを2年前に上梓したらArchitecture as Frameは絶版となりました。すると出版社が電子書籍化を勧めてくれたのでお願いしました。定価はこちらで設定し紙の時は3292円だったのですが電子化して1944円と買いやすくなりました。是非ご覧ください。
蔡国強という芸術家
川内有緒『空をゆく巨人』集英社2018を読んで初めて蔡国強という中国のとんでもない人のことを知った。北京オリンピックの花火師と言えば知る人は多いだろうが彼はれっきとした芸術家(のようで)ある。その蔡とその彼が最初に芸術家として産声をあげたいわきで出会った志賀忠重との間の友情物語である。奇想天外なことを追い求める二人が巻き起こす事件のような芸術は世界を魅了する。2008年には中国人初のグッゲンハイムでの個展をし、その後世界の大美術館で個展を行い、ビルバオではゲーリーを興奮させたとのこと。どうも話を聞いていると彼は芸術家というよりはアーティスティックなイベント師としてとんでもない才能があるのだろうと思う。そして彼のグッゲンハイムでのコンセプト I Want to Believeという言葉はとても魅力的である。
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