EU 日本建築会議
来年のEU日本建築会議の最初のミーティング。来年のEU日本建築会議の最初のミーティング。場所はイタリア🇮🇹文化会館。初めて来た。ガエ・アウレンティの設計で11年前にできている。しかし中身は大部分貸しビルである。
来年10月初旬EUから10人日本から10人の建築家が集まり3日間のラウンドテーブル+ワークショップを行う予定。今年も理科大、慶応、EUNIC共同開催。ミース・ファン・デル・ローエ アウォードの展示を同時に行ったらというアイデアが提案された。
さて今年はテーマを「21世紀建築」くらいオープンにしたい。でもそうすると収集つかなくなるのでサブテーマは考えるつもり。
自動車のショールーム
フェラーリのショールームはロッソ・スクーデリアというそうだ。六本木にあるロッソ・スクーデリアは大江匡の設計で2014年にできている。フェラーリのようなやわらかな曲線で構成されている。メルセデス・ベンツのショールムは乃木坂にある。これは窪田茂の設計で2011年に完成。こちらは直線で構成されていて比較的がっしりとしている。建物が車を表している。このての建物をしっかりとおいかけたことはないが、どのくらい賞味期限があるのだろうか?
重いコンクリート建築3題
重いコンクリート建築3題、OXY乃木坂(1987年、竹山聖):大学卒業後1年して乃木坂にでき新入社員たちは嬉々としてこのビルの地下のバーに遊びに行った。倉俣史郎の家具があった。昨今コンクリートがだいぶ歳をとり、低層部に趣味の悪い外壁が貼られたが赤坂通りの方から見ると擁壁と相俟っていい感じの風景となる。代々木まで足を延ばし、あまりゆっくりと見たことのないGAギャラリー(1981年、鈴木恂)をゆっくり見る。鈴木さんの建物はいつもでっかい桶みたいだと感じる。さらに新宿に行くとつい最近(2014年)できた竹山さんの新作新宿瑠璃光院白蓮堂がある。重そうなコンクリートが浮いている。
健康格差
NHKスペシャル取材班『健康格差—あなたの寿命は社会が決める』講談社現代新書2017によると健康格差は所得、雇用形態、地域、家族構成で変わるという。しかしなんと言っても大きいのはお金である。戦後日本人の平均寿命は約50。それが半世紀強で30以上増えた。またそれに伴い医療費は0.2兆から40兆近くまで増加している。健康格差が物語ることは私たちの寿命が金のかかる医療に支えられているということである。こうなると感ずることは、医療革命が起き、医療費が爆発的に安価になる可能性があるか?というスタディの必要性。あるいは、われわれは社会が保持しきれない医療を抱えてまでして延命する必要があるのか?という疑問。しかしいずれにしても、金がないものは短命で良いという理屈はありえない。
You must be logged in to post a comment.