your name.
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山道君に勧められて人気映画「君の名は。」を見に行った(「は」の後の句点に注意)。「舞台が四谷なんですよ」という山道君の言葉に惹かれて行ってみた。確かにこれは地元の人でかつ私のようにこの辺りをジョッギングで走り回っていなければわかるまいという場所がいろいろ登場する。レストランミクニの脇を左に曲がり学習院のプールへ行く渡り廊下の上を抜けて中央線を横断する橋のあたりとか、、、、ラストシーンの須賀神社に上る階段の横の白いお家とか、、、、、まあディテールはいいとして東京と飛騨の二つの土地と二人の人と二つの時間を二つの人格が移動する速さが小気味良い。でも一方で話が壮大過ぎるのは僕好みではない。彗星は絵としてはいいが話としては陳腐である。もっと日常の詩学の方が、リアリズムの方がどちらかといえば好みである。予告編でやっていたが、7日間の恋とか30日で消える恋人とか、どうも期間限定で人がワープしてしまう話が多いのは今時の若者好みなのだろう。娘なら普通に読み解く話なのかもしれない。
土曜朝一(8時20分)を見終わって出てきたらこの混み具合!!!
ネパールの街づくり
ネパール地震の瓦礫処理の援助に加え一般ゴミ処理の支援が環境省の公募事業になり手伝って欲しいと頼まれた。頼んだ企業はそれらに加えてネパール市が考えているグリーンカトマンズプログラムを加味しエコシティの建設に乗り出そうと検討中である。グリーンの計画も、廃棄物処理も僕の専門ではない。にもかかわらず僕に声がかかるのは市民参加と市民の意識向上の実績があるからだそうだ。廃棄物処理、エコシティ作りで最も重要なことの一つは市民の参加意識なのである。しかしネパールの人相手に何語でワークショップやるのだろうか?それにいつ行けるかが問題である。空きは年末のワークショップが終わった次の日から正月にかけてしかない。
オタバロでパビリオンを
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エクアドルのキトから車で2時間くらい北上したところにオタバロという人口9万人の都市がある。ここにはオタバロ族という織物の技術が南米でも極めて高い部族が住んでいる。ここでこの織物を建築の一部に使って緊急時の仮設空間作りを親友のフェデリコ・レネールが研究してきた。この緊急施設を緊急状態が過ぎた後には商業施設などに容易に転用できる改良形の設計をWSやセミナーで展開してほしいということでフェデリコと一緒にやることにした。正式な依頼が市長と都市計画部長から届いた。
ビデオコレクション
サンチアゴのディエゴ・グラスはon architectureという名のオンライン建築ヴィデオを作っている。現在そこには建築作品200あまりと建築家、建築史家のインタビュー100あまりのデータベースがある。アラベナ、スミルハン、ソラーノ、ロチャ、などラテンアメリカからヨーロッパのメルクリ、オルジャッティ、ラカトン、などそしてアジアのワン・シュー、伊東、までこれは見たいと思う作品、建築家インタビューが満載である。このビデオコレクションを生み出している、建築家であるディエゴはまだ30歳台でありこのコレクションはさらに増えていく予定である。彼らがビデオコレクションの作成を専業にしないでここまでの量と質を作り上げているのはとても信じがたいものがあるし、建築家であるからこその視点とセレクションが感じられる。ハーバード、イェール、MIT,をはじめとして世界の有名建築スクールはこのコレクションを購読しており、我々もその購読を考えている。
ちょっとすっきり
先月メールをもらい入学に向けて手配をしていたヨルダンの国費留学生は結局お断りすることとなった。その理由は理科大の留学生修士入試の受験資格に日本語の授業を理解できる日本語能力を持つことという一文があり彼はそれを満たせないだろうからというのが理由だった。こんな文章がまだ入試要項に入っているのに愕然としたが、ルールはルールで仕方ないと思い僕も諦めた。しかし今後のことを考えこういう旧態依然としたルールは削除すべきと思い国際化推進会議で副学長にそのことを話したら副学長もそんなルールはあまりに時代錯誤、即削除と同意していただき安心した。その会議にいらっしゃった国際推進のセンター長戦後すぐみたいな状況ですねと呆れていた。すると他の先生が帰り際に私のところに来て、あんな文言無視して私は外国人留学生を入学させましたよとおっしゃっていた。まあ実態はそうなんですよ。しかし返す返すも呆れるのはそういうどうしようもない腐ってしまったルールを盾にとって入学を認めようとしないリテラシーの無い事務方の神経である。
新しい授業の方法
後期の授業が始まり講義が月曜日に二つある。今年はあることを決めた。18分以上連続して話さないことにした。なぜなら毎年深い眠りに陥る学生いるからである。これは学生も悪いが先生も悪い。90分も学生を飽きさせず話し続けるにはよほどの準備と話術がいるのだが、それほどの準備をするのはなかなか難しくそれを先生はしないからである。ならやればという気にもなるがそれよりか学生に話させたほうがいい。そこで考えたのは授業の終わり18分に次回の講義のテーマAの要約を話し、学生は復習でその部分の教科書を1時間読み、授業ブログの先生の質問に1時間で答える、それを読んだ先生はその次の授業最初の18分でそのことについて質問、問題提起をする。そしてその後50分その問題提起に対して学生はディスカッションをしてこのテーマAは終わる。先生は残り18分で次のテーマBの説明をする。ということを繰り返し行うわけである。さてうまくいくだろうか?