多様性

前期の講義「建築の規則」の授業は毎回レポートで最後のレポートは少し長めである。自分の好きな建築を建築の規則を用いて批評せよというもの。さてその内容はともかく今時の建築学科の3年生が何を選ぶか興味津々だったが、81名の提出者の内訳はほとんどバラバラ22名だけ重複し他の59名は皆違う建築を選んでいる。もう少し固まるものかと勝手に思っていたがやはり多様性の時代だろうか?
さて22の重複回答の内訳は、
金沢21世紀美術館 7
東京カテドラル 3
十和田美術館、国立西洋美術館、代々木体育館、スカイツリー、東京タワー、理科大葛飾キャンパス、それぞれ2である。
つまり22の約半分がSANAA残りが丹下、コルビュジエ、日建設計とういわけである。とはいえこれらのポピュラリティは建築的なものというよりかは、遊びに行ったところがたまたまそういう建物だったという程度のものだろうが、、、
さて仕事
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こういう仕事の頼まれ方もあるものかと驚いた。中学高校の同窓生の女性が旦那と死別して住んでいる家が大きすぎるのでそれを売却してもう少し小さい土地を買い小さな家を建てて暮らしたいというのである。
たしか伊東豊雄の中野本町の家も実のお姉さんの家で伴侶と死別して大きすぎて管理しきれず売却したという話を聞いた。しかしその後は小さなマンションに住んだと思うしマンションは管理が楽だからそれはわかりやすい話であう。今回のようにもう少し小さな家を作りたいというケースはこの歳になって珍しいことではなかろうか。という質問をすると答えはこの写真である。つまり猫好きで現在も猫部屋がきちんとあり多いときは7匹。現在3匹。マンションはペット禁止が多いというわけである。そんなもんだろうか?まあそれにしてもとにかく先ずはこの大きな家を売らねばならぬ。そこで帰宅後M不動産の友人に電話をすると早速親身に相談に乗ってくれて、一緒にその辺りを管轄している支店長のところへ行こうと話はトントン拍子である。素晴らしい。持つべきものは友である。
国際基準のジャーナリズム
ある時から日本のジャーナリズムに嫌気がさしている。そして今回もそうである。なぜ彼らは現内閣と日本会議の関係を報道しないのだろうか。世界中のメディアはしている。アメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス。国際基準のジャーナリズムは当然そうする。
こういう堕落はその昔からである、第二次対戦中天皇は実際の戦況を知るために外国の短波放送を聞いていた。日本のジャーナリズムは軍の統制化にあり都合の良い情報しか流さなかったのである。現在もまったくその状況である。
BBCでもCNNでもいいのだが外国の放送を流しておきたいのは英語の勉強のためではなく真実を知りたいからである。なんとも皮肉なことであるが。
日本会議の危険性
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気になる日本会議の本を2冊ほど読んでみた。菅野完『日本会議の研究』扶桑社2016、もう一冊は山崎雅弘『日本会議—戦前回帰への情念』集英社新書2016。どちらかというと前者の方が客観性を保とうと努力しながら書かれ、後者の方が日本会議の矛盾を指摘するような書き方である。最近日本会議の本は多く出版されているのだがおそらく全ては批判的に書かれていると想像される。
日本会議が戦前から脈々と連なる右翼の流れを汲むものであり、天皇を中止とした国体を維持することが日本を健全な姿に保てるのだというその辺りの主張はどの著書においても共有されているのではなかろうか。
私はそういう考えの持ち主がいることを否定はしない。しかしそうではない人がいることもよしと考えるべきである。つまりそういう考えを他人に押し付ける安倍晋三のやり方は政治ではない。それは常軌を逸している。今自民党議員の多くが日本会議に所属しているようであるが極めて危険な状況であるとように思う。このままいくと日本は明らかに北朝鮮化する。
契約変更
ちょっと時間がかかったけれど、ソフトバンクで配偶者のiPadの4G契約が終わったので解約(−5400円)。来月切れてばかりいるWiMAXを解約(−3993円)する代わりにソフトバンク光を契約して(+4104円)固定電話も光にする(−1200円)。これで家のWiFi環境は向上しIphoneの基本料金も下がる(−1522円)余ったお金で光TVを導入する(2160円)とBBCがテレビで流しっぱなしにできる。工事費が分割で720円全部足しても−5131円である。これを考えて実行に移すのに計1日〜2日は考えた。その間比較対象はJcomでNttやJcomと電話を大分した。これらの会社に電話すると最近は通じたオペレーターが相談に乗ってくれず、番号を聞いて後から電話がかかってくるのだが、これがとても不便である。約束の日までにこちらも考える時間が取れなかったり、急に予定が変わったりする。それでも向こうはおかまないなしに電話してくるのでまるでストーカー状態である。というわけでここ1ヶ月は不快な電話に追っかけまわされたがこれで終わり。ああすっきり。
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東大駒場に野城先輩(元副学長)を訪ね、国際化戦略についてご教示いただいた。理科大と異なり学部の自治がが守られそれゆえに逆に全学的な戦略はないとのこと。つまり東大の国際化は教員も学生も個人の能力でもっているということである。それはそれで羨ましい話しである。
