I`m out of luck today
午前中のフットサル大会は雨で中止。今日の午前中を狙い撃ちするような雨である。9時半の集合時間に研究室にいたのは徹夜の学生たちばかりでバカ正直にやってきたのは僕ぐらい。やることは沢山あるのでそれはそれでいいのだが、がっかり。お昼と午後の会議を終えて、たまる郵便を整理し、メールを打って新たな書類を書いて、次の授業のパワポを作り終え、さあ帰ろうと思ったが、運動着を持ってきたので学内のジムに行ってみた。始めて使うがいいマシンが入っていて20分250キロカロリーを走ってシャワーを浴びる。研究室に戻り、身支度を整え大学を出てしばらくしたところで学生に言い忘れた急用を思い出す。慌てて携帯を探すも今日に限って家に忘れている。公衆電話を探しあてたが電話番号が分からない。カバンの中を引っかきまわし、名刺に行き当たる。東京に戻り、先日四ツ谷駅に放置して持って行かれた自転車を取りに新宿の自転車保管所へ向かう。保管料を払い書類を書いてさあ乗ろうと思ったら鍵を家に忘れてきたことに気づく。
今日はついていない。というかこの1ヶ月くらいついていない。コンピューターが止まり、IPADも止まり私というマシンが機能不全におちいった。悪いことが続くといいことが起こるはずなのだが、、、まだ起こらない。
建築の規則 英語要約版 やっと完成
拙著『建築の規則』の英語要約版がやっとできた。作りましょうとある人に言われたのはだいぶ前、英語要約版を作るには日本語要約版を先ず作らねばならず、それが面倒くさくてしばらく放っておいた。しかし外国の建築家に是非作るように勧められて重い腰を上げたのが一年前。作りましょうと言ってくれた方にお願いして始めたのだが、この人が忙しくなってきて全然進まず、フレーズクレーズという会社http://f-craze.com/?cat=11にお願いしてデザインは研究室の佐河君がやってくれた。その印刷が昨日あがった。こんなちっぽけな冊子を作るのにだいぶ時間がかかったけれどまあできて良かった。英語にしてやっと世界に存在するものになる。
月曜日はアイドリング
今日はまた一段とやることの多い月曜日である。ゼミをやって、会議をやって、授業をやって、その間に修士に進みたい他大の学生と面談した。終って家に帰る頃にやっと頭が冴えてくるのは毎週同じである。やはり週の初めはアイドリングしているみたいにのろのろである。これが火曜日になるとまた少し調子がよくなり、水木と最高に調子よく原稿書いたり、現場行ったりするわけである。これが週末がまた忙しくなる。そもそも朝早い生活なのに二部の夜生活は矛盾している気もするのだが、まあ仕方ない。それに合わせてうまく生活するしかない。
信大、理科大合同OB会
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仙台から中尾が、松本から中根が、、、、遠くからも来てくれました。ありがとうございます。全員とは話ができなかったのが悔やまれます。幹事の高木、半田ごくろうさまでした。
鬼海弘雄の文章
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朝は5時に起きることにしている。この習慣は2年前に始まった。体重が3キロ増えたので飲む量を減らし、朝運動をして、ついでにスペイン語を勉強しようと思ったからである。5時に起き、30分ストレッチして20分走る。朝の5時台は四谷近辺で道を歩く人もすくない。荒木町の飲み屋の中を走る時もあれば、若葉町の谷底に行くこともある。谷底を抜けて赤坂離宮の脇の公園に行くといつも運動をしている親子に出会う。太った親父と小学生くらいの息子と娘である。野球のトスバッティングをしていることもあればバスケットをしていることもある。ゴールすると太った親父は大声で子供を鼓舞し、子供は無邪気に喜んでいる。自分にもこうして娘と公園で遊んだ時代があったと思い出したりする。
酒の量を減らすといってもゼロにするわけではない。飲む日もある。酒を飲んで帰った夜は狭い書斎の床に枕を置いてタオルを腹の上にかけて寝る。酒が入ると鼾がひどく配偶者に迷惑をかけるからである。絨毯敷きではあるが床の上に直に寝るとさすがに体が痛い。平らな床に寝るのは背骨にはいいのだろうと勝手に思い、それでいいことにしている。それでも体が痛くて目覚めた時は本を読む。今朝もそんなわけでは目が覚めて傍の本を開く。鬼海弘雄『誰をも少し好きになる日の ——眼めくり備忘録』文芸春秋2015。著者は数年前に浅草の人々のポートレート『persona』で賞をとった写真家である。その写真集が印象深くこんな写真を撮れる人の言葉を聞いてみたいと買っておいた本である。やはり、期待どおり実にいい文章である。その昔愛読した立原正秋のような文でもあり、しかしもっと人への視線が柔らかい。そんな文章である。
スパゲッティ症候群
朝起きて机の上を見ながら溜息。このIT機器の山とその配線コードのスパゲッティのような様。その昔インタビューをした元東大先端科学技術センター長の柳田博明先生がこういう状況をスパゲッティ症候群と命名して嘆いていた。テクノロジーは誰でもが使えないといけないし、壊れたら自分で治せるくらいの簡単なものでなければとおっしゃっていた。つまり「テクノデモクラシー」出なければと言うことだ。しかるに現状はちょっとしたことで動かなくなったり、時限爆弾でもついているかのようにすぐ壊れ、何かあるとメーカーの工場まで行かないと直らないという状況である。悔しいのはそういう機器なしでは済ますことができないこの現状である。