I would not drink wine in the morning.
昼ころ大学へ。久しぶりの雨である。午後いろいろと雑用をこなす。さっさと終わらしてワインでも飲みたいと思っていると、昨日のワインを思い出した。昨晩のディナーにはスペインのワイン会社輸出マネージャーが同席していた。スペイン大使館の文化参事官は私が南のワインを好きなことを知っていて彼女に是非スペイン南部のワインをお勧めしろと早口の英語で言っていた。すると彼女は銀座の「スペインクラブ」というスペイン料理屋で土曜日に試飲会をするので是非どうぞと言う。When?と聞くとにっこり笑ってIn the morningと言う。僕は朝から酒は飲まない主義なのでというと周りの人が笑う。In the morningの意味は朝じゃなくてランチの前までを指すと言う。そして彼らのランチは2時ころなので要は一時ごろということ。なるほど。ランチの食前酒なら分かる。文化参事官は横から口を出してきた。スペイン人はクレージーで昼からビールでもワインでも平気で飲むし下手するとウィスキーだって飲む。これじゃ午後は仕事にならない。彼はラテンらしからぬアメリカ的な気質の持ち主である。僕が毎朝ジョギングしていると言うと一緒に走ろうと言う(と言うわけで、来週ペニンシュラ前で会って皇居をジョギングすることになったのっだが)「いつも走っているの?」と聞くと。なんとこの5年間に4回フルマラソンに出場していると言う。いや参った。
東京で最高のスペイン料理屋の名はPero
セルバンテス文化センターでフレッシュジャパン・フレッシュラティーノという展覧会をやっている。コーディネーターをしている伊藤さんからメールをいただきラティーノ好きの私はいそいそと出かけた。一人6分のプレゼン時間で次々とフレッシュジャパンの建築家たちのプレゼンがあった。さていつラティーノが出てくるのかと思ったらジャパンで終わってしまった。でも有山さんや中川君、トラフなど興味深いプレゼンだった。
オープニングパーティーの後スペイン大使館の文化参事官と食事に行く。ここが東京で最高のスペイン料理を出すんだと連れ行かれたのは銀座。店の名がふるっている。Peroである。訳すと「しかし」。
金町の由来
先日四谷という地名の由来で議論になったので筒井巧『東京の地名』河井書房新社2014で調べてみたら、なんと通説の四つの谷ではなく四つの家だと書いてあった。
そこでついでに他の地名も見てみると、この本には下町の名前が多く載っており「金町」を見つけた。其れによると金町は江戸時代の宿場町新宿(理科大の住所)を通る水戸街道が防衛上の理由で鉤の手状に曲げられていたことに端を発する。そこからその道が大工の使う曲尺(カネジャク)に似ていることで新宿の南側が曲金(マガリカネ)と呼ばれるに至る。そこで推測するに金町も曲町(カナマチ)の意から字が変わったのだろうと書いてあった。四谷といい金町といい音を残し漢字を変えているところが面白い。イメージを変えたいということだろうか?
手抜きを防ぐにはリーダーがしっかりすること
組織の中では働いているのは2割で残り8割は遊んでいるとよく言われる。その8割を個別に働かせるときちんとした成果を出すのだが集団に入れると手抜きをする。大学にいると別にそんなことを意識しないが日建にいた時はよくそう思った。
釘原直樹『人はなぜ集団になると怠けるのか「社会的手抜き」の心理学』中公新書2013を読みながらそんな一般論を思い出す。そして自分も研究室や事務所と言う集団を統率する人としてどうしたらいいのだろうと思う時もある。とは言え人間社会に100%を期待するのは無理だし、ルーズな人間がいるから組織が硬直化しないというのも一方の真理だと思っている。なので研究室には80%事務所には90%程度しか期待しない(これでも結構目標値として高いはず)。
とは言えこの数字は放っておくとぐんぐん下がる可能性があるのである程度は集団の社会的手抜きに気を付けなければならないのだが、どうもそれを封じるもっとっも良い手はリーダーがしっかりすることのようである。
その場合のリーダーの資質は
① 部下の理想の人物として尊敬されること
② ビジョンを提示しその達成可能性を伝えること
③ 自発行為を促し失敗の責任をとること
④ 部下の良き相談相手となること
これを見てああリーダー失格と思ったあなたは大変謙虚。私も自信を失いました。
健康と安全を祈る
今朝娘が旅行に出かけた。この旅行のために彼女はひたすらバイトを重ねかなりの額を貯めたようだ。今回の旅行は一か月以上ということもあり昨晩は久しぶりに家族で食事をした。一体どこに行くのかを一応聞いておかねばと思ったからである。そして餞別をあげねばと思い100ドル渡した。そして行き先を聞いたのだが正確には覚えていない(というかいちいち細かいところは聞いていない)。
というわけで何月何日どこにいるのか把握していない。こんな状態で何か起こると一体親は何をしているのかと言って問題になるのだろう。確かにそれは問題である。なので、できれば毎日本日の居場所をメールもらえるとありがたいのだが一体彼女はcpuを持って行ったのだろうか?巨大なバックパックとショルダーバックの中にcpuが入っているかどうかはよく分からない。もう成人したのだから自己責任でどうぞと言う気持ち半分、やっぱり女性だから戦ったら負けるだろうなと不安半分。
とりあえず健康と安全を祈る。
坂牛現れる
午前中卒業判定会議を行い昼から社会人選抜の決定会議を行い午後もう一つの判定会議を行い夜神楽坂に来て理科大二部の2年生から4年の卒業設計まで含めた優秀作の合同講評会を行った。担当された非常勤講師の方(長谷川さん、宮原さん、木島さん、手島さん、柳澤さん、古見さん、川辺さん、高橋堅さん、)それから常勤の山名さんと僕が講評、最後に投票。全学生もポストイット持って投票。学生一票1点、先生一票10点で合計点で優秀作を選ぶ。毎年そうなのだが上位に卒業設計は入らない。皆学年を考慮して投票するからだろうか??上位に入った2年生の森の家の設計に何故か牛がいた。よく見ると脇腹に僕の名前が入っている
フローデザイン
昼から金町で会議、その後環境の倉渕研究室でフローデザインという空気フローのシミュレーションソフトで遊ばせてもらう。来年度の3年生の製図の1チームはライノとフローデザインを使って環境オリエンテッドなデザインを徹底してやろうと思う。そこでは実験的に模型は作らない。すべてはヴァーチャルな世界でデザインする。現在ライノとフローデザインがインストールされたコンピューターが10台用意されているので学生はそこに詰めてデザインする。
80人の学生が全部そうなると困るのだが、10人くらいそんな育ち方をするのも今後の建築界には必要だと思う。そういう風に育った人はもしかすると意匠のよく分かる環境エンジニアになるかもしれないし、環境のよく分かる意匠デザイナーになるかもしれない。そんな中間を領域をできる人が今の建築界には必要である。