Taku Sakaushi

Diary

夏っぽい

On July 25, 2009
by 卓 坂牛

午前中、事務所に来客。クライアントになるかもしれない方との打ち合わせ。多摩に40坪弱の家を建てたいとのこと。飛び込みのお客さんだが話しを聞いていると比較的わかっていらっしゃる。一般にクライアントは工事費の目安はあってもそれ以外の雑費を含めた事業費のイメージができていないケースが多い。今日の方たちはそのあたり銀行とかなり話をしているようである。それでも全体の事業費として工事費に加え、その3割くらいは諸雑費として覚悟された方がいいですよというと少し困惑していた。しかし設計料は15%と申し上げたがびっくりはしていなかった。
午後八潮に学生を含めたミーティングに行く。昨日までとは打って変わって今日はかなり暑い。八潮は内陸だからもっと暑いかと思ったが風が強くそれほどでもない。学生の発表の後の議論はかなり盛り上がった。曽我部が物議をかもす提案をしてくれたが、果たしてどれほど意味のあることだったかよくわからない。僕は先約があり中座。6時半に飯田橋で人と会う。今日は隅田川では花火大会。神楽坂は何故か阿波踊りをやっていた。そのせいかTX,総武線と浴衣姿の女性が目に付く。阿波踊りは迫力に欠けるが狭い道なので観客はそれなりに盛り上がっていた。夏を肌で感じる一日である。

伊勢

On July 24, 2009
by 卓 坂牛

午前中早稲田の最終発表。今日は3年生ばかり3人。今日の発表は充実してた。建築のアート性を発表してくれた人は伊東さんの座高円寺と青木さんの青森県立美術館を写真にとってその装飾性を語ってくれた。建築の倫理性を発表してくれた人は、カントの倫理観をもとに建築の倫理性と悪党性について語ってくれた。人文の学生の発表だが、レベルは工学部建築学科顔負け。いや3年生のレベルとしては明らかに超えている。参ったね。建築における人文知の必要性を痛切に感じる。建築教育を本気で見直さないと日本の建築は終わるだろうなあ。山梨ではないが、明らかにもっと多様な価値観を理解するリテラシーが必要。
午後事務所に戻り設備事務所と打ち合わせ。今月末に向けた概算の出し方について知恵をもらう。その後再度cpuのリカバリー。合間合間に事務所に届いていた石元泰博の『伊勢神宮』を眺める。磯崎新の序文は集中できないので飛ばし、石元の写真だけをぺらぺらとめくる。まだ見ぬ伊勢に思いをはせる。見ていくうちに磯崎建築の骨格が伊勢にあるように見えてくる。この骨太さそしてこの上昇感。

成実さんレクチャー

On July 24, 2009
by 卓 坂牛

リカバリーしたコンピューターがウィルスに感染したようである。大学のアンチウィルスを生協で買って撃退しようとしたのだが、service pack2が入っていないとインストール不可という表示がでる。そこでsevice pack2をdlしようとするのだが、ウィルスのせいか、dlできない。パソコンが病んでいる。
週末の八潮でのミーティングの打ち合わせをして午後たまった事務処理、3時半に京都造形芸大の成実先生が到着。大学院異分野レクチャーシリーズの第二回めである。ファッション文化と建築デザインというタイトルでお話いただく。成美さんのファッション社会学的な知見は日本ではあまり類を見ない。ロンドンのゴールドスミス(成実さんの学んだ)ではこうした研究者は珍しくないそうだが。2年生から院生まで100人以上の聴講だった。2~3年生にはまだ難しかったようだが、遠路はるばるきて頂いて数十人では企画した僕としても残念。なんとかたくさんの学生に聞かせることができてよかった。
終わってから食事をしながらさらに深い話。エントウィルスの『ファッションと身体』では18世紀中葉まで外見と内面は別物で、ロマン主義以降その結びつきが重要視されると書いてある。建築もそうで近代になればなるほどその内容が外見を支配するようになる。然るに21世紀はまたその整合性にずれがでているのではと持ちかけると、「だからコスプレ」と答えが来た。成実さんの近著は『コスプレする社会』。未読である。成実さんは松本へ、僕は東京への最終アサマに乗る。ハードな3連続レクチャーが終わった。疲れました。

製図第五講評会

On July 22, 2009
by 卓 坂牛

今日は4年生製図の講評会。これはちょっとしたセレモニーである。信大工学部で一番大きな会議室を使い、この授業とは関係ない製図の非常勤講師に来ていただき、さらにゲストを呼んで行っている。選択なので10人程度の発表だが、半期の自由課題なのでそれなりに重みもある。今日のゲストは日建の山梨さん。例によって最初の1時間ショートレクチャをしてもらう。タイトルは「ヒューリスティックアーキテクチャー」。変数を最小にして多様な形を作るというアルゴリズミックな昨今の作り方に対して、変数を最大にしてシンプルな形を作るという方法論。それによってできた建物が本当にその理由でできているかどうは別にしても、そうした工学的知の結集が意匠的な想像力のきっかけにはなるだろう。
講評会は12人が発表。毎年この製図では案が発展、結実しない。自分がエスキスしているのだからその責任の一端はもちろん自分にもある。だから来られた評者の方の批判はそのまま僕の指導力を問うものでもある。であれば僕が何を発言できようか?と思うと講評会では何も語れない。昨日はその考えで槻橋さんにお任せした。しかし今日は方針変更。やはり恥を承知で、自分の罪を自分で裁かなければと考えた。なるべく全員に今までのことは無かったかのごとく発言した。辛辣だとはしりつつ全員を批判した。そしてゲストの山梨を始め非常勤の先生たちからもポジティブな講評は無かった。
信大に来て5回目のこの製図。いい加減に何かしないとまずいなあと感ずる。坂牛研OBもやって来て講評会後の懇親会では自分の過去は棚に上げて言いたいことを言ってくれた。しかしこうした意見がないことには進歩も無い。来年はいくつかの新しいやり方を取り込みたい。

3年生講評会

On July 22, 2009
by 卓 坂牛

製図第三、三年生「幼児の施設」の講評会。ゲストは槻橋修さん。今回は発表者の選定が難しく。人数が多くなり駆け足の講評会だった。槻橋さんとは普段ワークショップなどでお会いするが、そういう時は建築家も数多く、調整のための意見に終始しがちである。こうして講評会に呼ぶとその人の本音が聞ける。5時間くらいぶっ通しで意見してもらうとゲストの方の建築観がほぼ見えてくる。槻橋さんはさすが原研出身なだけあって、ものごとを構造的に的確に捉える方だと感じた。終わって懇親会。今日から3日連続レクチャー。受け入れるほうもなかなかタフである。

伊勢へ針路変更

On July 21, 2009
by 卓 坂牛

上野国博に伊勢神宮展を見に行った。かみさんに連れて行かれた。今日は曇りだが上野の美術館たちは西洋美術館以外少しずつ駅から遠い。着いたらもうくたびれた。展覧会は式年遷宮ごとに作り変えられる御神宝がメインだった。そうした神の品々は贅を尽くしたものではあるものものそれ以上のものでもない。僕にとって興味深かったのは最後のセクションの展示である神像。始めてみるものだし、仏像ならぬ神像なるものがこの世に存在することすら最近まで知らなかった。イヤホンガイドでは「神は仏が現世に現れるときの化身、、、東大寺の大仏は天照大神である」などと言っている。この神仏習合というものは僕にはうまく理解できない。ところでこれら神像の中に2体の国宝があった。それらは伊勢神宮ではなく熊野の速水大社に伝わるもの。熊野で見たいと思っていたものだとかみさんは言う。熊野に行く意味が少し減ったか?(と思って帰って調べたらこの神像は和歌山博物館に寄託されていた。速水行っても所詮見られないのだが)。これから井上章一の『伊勢神宮』を読む予定だし、なぜか美術手帳の8月号の特集は伊勢神宮だし、伊勢はいまトレンドなの??針路変更するか?確か石本泰博が撮影した『伊勢神宮』の写真集に磯崎が文章を書いていたはず。どこに行けば読めるだろうか?

用・強・美

On July 20, 2009
by 卓 坂牛

昨晩dynabookの代わりに使っていたvaioが不調になった。東芝に続き、ソニーも、である。まあよく壊れてくれる。最近、コンピューターとは操作機械であって、データーベースと考えてはいけない。と自分に言い聞かせデーターは違うところに置くようにしてあるが、それも限界はある。リカバリーに30分。午後の勉強会のテキスト読みながらアプリの入れ直しやらメールの設定やら。コンピュータークラッシュという天災にたびたびみまわれると建築防災という学問も理解できる。次にコンピューターを買わねばならないときは用・強・美でいえば強にしか興味はない。午後の勉強会の担当は序章。話はヴィトルヴィウスの用・強・美で始まる。批評家はこれらの3分野を好き勝手に評論し、統合する論理を持っていない。それならそれぞれを徹底して論じればよいのだろう。しかし、この中でもっとも大事なのは美なのでありその意義と重要性をこの本で論じようと序で著者は語る。何の疑念も持たずにその序に賛同しながら今朝方感じた強への思い入れを思い出し苦笑する。
勉強会に参加しているM君から「ミュージアムコミュニケーション概念の有効性――ミュージアムとメディアの時代――」という最近の論文をいただいた。ミュージアムコミュニケーションとは展示品を人々はどのような文化的背景の中でどのように受容しているかについて特にその形式性を指し示す概念であり、加えて、ミュージアムで行われる受容者間のコミュニケーションも指すらしい。その論考にも記されていたが、下手をすると博物館も図書館もショッピングセンターも、もっと言えばディズニーランドでさえもこれからは家庭でその機能を享受できるであろう。そうなるとそうした施設の存在価値はまさにコミュニケーションにしかない。と僕は前々から思っている。その意味でもまさにそうした(受容者間における)コミュニケーションの意味合いについては興味深い。というのも建築を作る側からすれば、そこにこそ建築の存立基盤があると思われるからである。

ルーマン

On July 19, 2009
by 卓 坂牛

ルーマンのやたら面倒臭い本を読む決意をした。ちょっと大げさだがこれは決意しないと読めない。フーコーなんて目じゃない。以前少し読み始めて全然歯が立たず3ページで諦めた(本文だけで518ページもある)。そこで今回は少し準備をすることにした。先ずこの本を読むために近くの文房具屋で大学ノートを買った。この本は目次の中に節が50以上ある。見開き2ページで一節のノートをとろうと思うと40枚のノートでは1冊に納まらないのだが適当に量を減らし1冊に納めることにした。そして先ずは節の表題をノートに書き写しながら、ストーリーを想像しようとしたが無理だった。そんな想像が可能ならこんな面倒臭い方法をとらなくとも理解できるのだろう。
とある人が本には「開いた」ものと「閉じた」ものがあると言う。フーコーの著作などが前者にあたる。つまり自分では結論を明示せず、読者にそれを委ねるもの。閉じたものはその逆だ。また本の内容のシークエンスには登山型とハイキング型があるという。前者は理路整然と結論へ向けて着実に展開するタイプ。後者は道すがらの風景を楽しむタイプ。そして読む本がこの二つの変数による4つのマトリクスのどこに位置するかを素早く見極めることができれば正確な理解が早く得られるという(高田明典『難解な本を読む技術』光文社新書2009)。節表題を全部写し終り、ここから軽く通読。気になる分からない言葉を抜き出す。10-ページで10くらいある。社会学辞典をひいても半分くらいしか出ていない。さてこの通読を10時間、精読を30時間で終わらせられるだろうか?うまく合間を縫って時間を確保できるだろうか?
夕方娘と東急ハンズヘ行って壊れた自転車のチューブバルブのゴムを買い、文具を買い、伊勢丹に行ってパンツを一本買い、四ッ谷で中華を食べて、帰宅。ノートが一杯になったので新調。新しいノートにスケジュール表を書きこみ、古いノートから必要なところをコピーして貼り付け、ペンを差す部分に和紙の補強をした。

権力と資本からの自由

On July 17, 2009
by 卓 坂牛

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スカンノ1957―59 マリオ・ジャコメッリ
午前中の早稲田の講義は学生最終発表。倫理性と悪党性がテーマの一つ。多くの学生が悪党性を文字通り倫理の反対の意味で悪いこととして捉えている。そういうつもりで講義した覚えは無いのにと苛立ちながら聞いていた。すると一人だけ、フーコーを参照しながら正確な理解をしてくれた学生がいた。ほっとした。「往々にして世の中の倫理と言われているものが権力あるいは資本と合体して強制力を発揮する。それに対して悪党性が個人の感性の自由を基盤としてこの強制力をずらすものである」ことを示してくれた。そこまでは良かったのだがそれを建築に移すところで上手く行かない。まあ仕方ないか。食事をとって大学脇の本屋で気にとめていた写真家ジャコメッリについての本が目に留まる。辺見庸『私とジャコメッリ』日本放送出版協会2009。事務所に戻り空いた時間に眺める。ジャコメッリの写真はイタリアの田舎の村を舞台にした老人や子供の写真が多い。それらは全てモノクロである。辺見曰くジャコメッリの写真には死が滲み出ている。また生きている間は少なくとも権力からも資本からも自由だった稀有な写真家であったようだ。午前中の学生の発表を思い出した。僕には写真で金を儲けていないプロのカメラマンの親戚がいるが、彼の写真に比べれば、果たしてジャコメッリのそれが権力と資本から自由かどうかは分からないが、少なくともこのレベルの写真家の中では確かにそうなのであろう。また自由であることが理由かどうかわ分からないし、田舎の自然主義と言うようなものとも関係の無いことだが、彼の作品から伝わるものは大きい。思いっきり作為的な一枚の絵のような写真だが(いやだからこそ)伝えようとする強い意志がこちらに乗り移ってくる。

ウルムチ

On July 17, 2009
by 卓 坂牛

事務所で仕事。午後事務所の前に置かれた2脚のディレクターズチェアに気付く。誰かが買っておいたようだ。今日も暑いが、なんとなくプールサイドのデッキチェアのような感じ。缶ジュースを買って飲んでいたらガレスがコーヒーを持ってやってきた。昨日塩山から新宿に戻り、そのまま皆で食事に行き、2件目でガレスがバイトしているアイリッシュパブに行った。「ザ・ダブリナーズ」という名の大きな店。「東京人」みたいなもの?ギネスを飲みながらガレスの仕事が終わるのを待ったが、結局忙しくて合流は無理だった。彼は週に二日夕方パブでバイトをしている。日本人が外国行ってすし屋でバイトしながら設計事務所で働くようなものだ。そのパブではギネス一杯千円。ここのギネスはアイルランド直輸入でその辺のニセモノとは違うらしい。ただ結構高い。アイルランドで同じものがいくらかと聞いたら5ユーロくらいと言っていた。
夕方個人でツアーガイドをやっている友人からメルマガが来た。2月に一度くらい送られてくる。世界中というわけではなく、彼の専門はシルクロード周り。今回はラサとウルムチ。いつもは読まずに写真だけ眺めるのだが、今回は話題の場所なのでしっかり文章も読んだ。外務省が渡航自粛を促すけれど、まあそれほどでもない。新聞、テレビは必死に争い場面を報道するけれど、それはある一部のできごと。そうではない部分も多くあるわけだ。というような内容の文章と写真が付されている。彼は中学の同級生。そのころから体がでかく逞しく一緒の高校に進み大学は琉球に行き台湾に留学し中国語をしゃべれるようになり個人ガイドをやっている。酒はとんでもなく強く、たまに日本にいると飲むのだが敵わない。先日もうちで朝まで飲んでいた。僕は寝ていた。
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「ウルムチ空港付近のウイグル族の食堂の風景。漢族とウイグル族が何もなかったように、同じ場所で、シシカバブやラグメンに舌鼓をうっていた」。文写真ともユーラシア企画メールマガジン第28回 「ウルムチ・ラサ」より。二村忍撮影

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