On
by 卓 坂牛
ESの志望動機に「御社が、私を必要としていると感じたから」と書いて電通に入りコピーライターをしていた著者が書いた文章指南は実に真面目。巨人の肩に乗れと言う。先人の言ったことをさも自分が発見したかのごとく言うなと。
大学の論文でも設計でも見ていると「そんなの誰かが、書いたか作ったかしているじゃん」と思うことが多い。つまりそれはなんか書く、作ることになって初めて既往の仕事を掘り返しているからそうなるのである。それじゃあもう遅い。常日頃本を読み巨人を知っておかなければいけない。因みに著者は大学時代昼間トラックの運転手をして早稲田の夜学に行き7000冊本を読んだとか。
註
On
by 卓 坂牛
鹿島出版会の阿部さんに現在翻訳中のウィグリーの『白い壁』は夏には脱稿しますと宣言してしまった。本文は終わったので註を片付ければなんとかなると踏んだのである。しかしこの註が一筋縄ではないかない。どんだけ多いかと言えば、例えば手元にあるピエール・ブルデューの社会学の名著『ディスタンクシオン』は11%註である。これに匹敵する建築本は『テクトニックカルチャー』でこれも11%註である。さて『白い壁』はというと原書で415ページ中54ページ註で13%もある。ただでさえ大部の書になるだろうからまた5千円超えの恐怖である。註は売り物から外しホームページにアップして定価を下げると言うのはダメだろうか?
ほうじ茶 と かりんとう
On
by 卓 坂牛
ほうじ茶とかりんとう 西洋の器と日本の器がよく似合う。
You must be logged in to post a comment.