国際化
理科大建築学科のOB会は築理会と言いその会報誌か年2回出る。次回は国際特集なので坂牛研の海外経験を記事にしたいと相談を受けた。もっと学生が理科大の仕組みを利用するようにハッパかけて欲しいと言う。交換留学だと飛行機代と生活費の補助が出るなんてかなりお得である。博士の海外学会発表は全て出る。短期海外調査は飛行機代が出る。などなど。しかもその募集定員に応募が満たないのだからこれはもう入れ食いである。
しかし本当のこと言うと交換留学は半分遊び。芸大で交換留学システムを作ったトムも同じ事を言っていた。まあ行かないより行ったほうがもちろん全然いいけど。
https://www.tus.ac.jp/life/i_support/program.html
31回目の結婚記念日
31回目の結婚記念日(いい夫婦の日)には少し奮発して神楽坂で美味しい店に行こうかなんて話していたが、配偶者の病院に付き合う日となり、我が家で日本酒をいただいた。やっぱ刺身は日本酒だなあ。
ドイツ人の論理
芸大の授業も10回くらいになる。毎回最後10分くらい授業に関連する質問に答えてもらう。今日は皆が自分の建築コンセプトを作るときに現在の建築的状況をどう捉えるかを聞いた。これに対して的確だという答えが二つあってどちらもドイツ人の答えであった。この二人の答えは毎回授業の肝心の部分を理解していることがよくわかるのである。そしてそれに対して論理的に応答しているのである。
その昔坂本先生がドイツで大展覧会をした時に向こうのキュレーターが「坂本の考え方は哲学的なので哲学の無い日本人には理解できない。哲学のあるドイツでこそ坂本の建築は生きる」と言われたと言っていた。そんなもんかと思っていたがそのことがなんとなく今ひしひしと分かる。
建築デザインのグラフィックデザイン
4年前に平瀬さん中野さんと書いた『図解建築プレゼンのグラフィックデザイン』(英語版)をチェコの友人に送ったらまさにこういうことを今教えているとメールが来た。我々な本の特徴は視覚表現をヒエラルキカル←→フラット、論理的←→感覚的という2軸のマトリックスに分類してそれぞれの特性を明らかにしている。アイデアコンペ、卒計、プロポにどの表現を使うべきかを示している。幸い5刷りが決まった。1年に1回増刷している。
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