グラフィカルなプレゼンテーション
カトリカ大学の建築学部キャンパス内には至る所に学生の課題の作品が展示されいている。その一部にはこんなコラージュを多用したグラフィカルなエレベーションやセクションが模型とともに貼られていた。こういうテクニックはdラテンアメリカではどこの国でも(ペルーでもアルゼンチンでも)とてもうまい。日本でも教えてもいいかも。教えられるかどうかわかないけれど、、
カトリカ大学の建築学部キャンパス内には至る所に学生の課題の作品が展示されいている。その一部にはこんなコラージュを多用したグラフィカルなエレベーションやセクションが模型とともに貼られていた。こういうテクニックはdラテンアメリカではどこの国でも(ペルーでもアルゼンチンでも)とてもうまい。日本でも教えてもいいかも。教えられるかどうかわかないけれど、、
ラテンアメリカのベストアーキテクチャーと言えば必ず登場するのがEmilio Duhart設計のThe United Nations Economic Commission for Latin America and the Caribbean である(スペイン語でCEPALと省略される)。これはラテンアメリカとカリブ海に接する国々の経済問題を議論する国連の1組織で日本も加盟している。1966年にできたこの建物を設計したEmilio Duhartはコルビュジエのもとでチャンディガールを担当していたという。その類似は一目瞭然だが中庭の緑や1階を完全にピロティにしている(現在はそこにオフィスが作り込まれてしまっているが)あたりはチャンディガールとは異なる。ラテンアメリカではブラジルをはじめこうしたピロティ(パブリックルーフ)の日陰が実に有効に働く。1辺100メートルの正方形プランは街区の大きさと同じ。ピロティを作るための巨大な柱と本体は免震構造でつながっているのには驚いた。
2年前に理科大を訪れてレクチャーをしてくれたルイス・イスキエルド夫妻の建物を3つ見た。そしてその一つの建物のそばにある彼の事務所を突然訪問。ルイスは不在だったが息子のクリスチャン・イスキエルドが温かく迎えてくれた。彼らのデザインはコンクリートを極めてロジカルに構造的にしかもモダニズムの規則性をやや外しながら美しく使っている。
今度TCから出版するモノグラフのタイトルがWindow, Frame, FlowではどうかとEdeirtorから言われている。コンセプトの変遷がこの言葉に表れているというのが理由である。そこで明日のチリカトリカ大学でのレクチャーのタイトルもそうしてみた。
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