課題づくり
On
by 卓 坂牛
サンチアゴでやるワークショップの課題を考えている。昔ブエノス・アイレスのワークショップをした時、四ツ谷に住んでいたので近所の荒木町を敷地にした。都心の崖が東京っぽくて面白いと思った。今回も東京らしさを地形と密度感に求めることにした。赤城下町と矢来町の間に4メートルの崖があるのでそれを繋ぐ流れと淀みを考えてもらうことにした。三週間のワークショップなので1週目はストリートビューで敷地周辺リサーチ、2週目は4メートルを繋ぐ流れと淀みコンセプチュアルモデルの作成、3週目は僕らが乗り込みそれを建築化する。最初の2週はカトリカ大学の助教が僕の課題書を元に進めめてくれるのだが果たしてうまく通じるだろうか?少し心配。
数値解析
On
by 卓 坂牛
毎月第三木曜日くらいの夜にOBOG有志が自宅アルファスペースに集まり勉強会をし始めて4回目。やっと軌道に乗ってきた。大村君の黄表紙に出す論文が、皆の参考になっている。大村論文は篠原一男の創作は常識を非常識に変換するメカニズムに立脚していると睨んだところに始まる。今僕らはさまざまな創作者の創作物を数値解析してその創作の法則を知る、あるいはその創作を解釈することを行おうとしている。言うまでもなく対象の何を数値化するかが重要でそれは試行錯誤の上決めていくしかない。選び方が良ければ対象は鮮明に浮き上がる。比較的形而上学的思考を好むのに論文は数値解析を好むのにはいくつか理由があるが大きいのは理工系学生に不慣れな形而上学的思考をさせるのは非効率であると感ずるからである。
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