Taku Sakaushi

Diary

春から

On March 29, 2019
by 卓 坂牛

春から海外インターんシップを計画していた学生から行き場所が決まったという連絡が来た。香港である。ホッとした。実は行ったことが無いのでこれを機に行ってみよう。春からカタルーニャに行く学生の最後のアクセプタンスレターが未だ来ない。ホントにあの国はのんびりし過ぎ。秋から行く学生は一人か二人。一人はチゥコ。もう一人は?行く人はなるべく早く準備して。

インスタグラミズム

On March 28, 2019
by 卓 坂牛

レフ・マノヴィッチ 久保田晃弘共訳・編著『インスタグラムと現代視覚文化』株式会社ピーエヌエス新社2018は膨大なインスタ写真を分析したもので著者のウエッブページに2015年から翌年にかけて掲載されたものである。色々と初耳で驚くことがある。例えばインスタで食べものを上げるのは日本人特有なもので全体の4割近く、ベルリンでは4割は建築である。また飯や友達を題材にカジュアルな写真がインスタでは多いわけではなく、プロフェッショナルもの、そしてデザインされた独自の空気を作るものが実はもっとある。そしてそういうデザインされたものが生み出す言語はインタグラミズムと著者呼ぶような独特のスタイルを持っているというそれが昨日のKINFOLKだったりする。しかしそこで重要だと僕が感じたのは技法としてグラデーションやディテールを消し平坦であること。また存在論的にはその写真は被写体を対象として捉えるのではなく撮影者がその状況の一部となっているというあり方である。またインスタグラムで問題とされるのは微差である20世紀が持っていたイズムの大きな差では表現できない微差を読み取る感性がインスタグラミズムを支えいるというのである。

KINFOLK

On March 27, 2019
by 卓 坂牛

インスタグラム写真の撮り方に大きな影響を与えているKINFOLKというポートランド生まれのライフスタイル誌がある。世界数ヶ国語に訳されているので日本語エディションもある。紀伊国屋でライフスタイル雑誌が並ぶところで20冊くらいパラパラめくるKINFOLKが独特な空気感を持った雑誌であることがすぐわかる。それは字の分量が適度に少なく常に写真に素敵な人があっちこっち向いて入っている。ピントは合っていたりいなかったり。やっぱこれからの竣工写真はこんな風に撮ってもらうようにしよう。記録写真はもう要らない。

お堂の現場

On March 27, 2019
by 卓 坂牛

朝富士吉田から甲府へ。お堂の現場基礎が打ち上がる。何やらその上にデッキプレート。一部スラブがRC なのでそれ用なのだろうが勝手に図面と違う施工するのはルール違反。しかし型枠出さなくていいから合理的ではある。

 

富士吉田

On March 27, 2019
by 卓 坂牛

富士吉田ナイト、現場チームの労をねぎらい、研究室で整備した新世界の広場に集合。

富士吉田モーニング、ここにもだいぶ通うがこんな富士山は初めて。

追い込み工事

On March 26, 2019
by 卓 坂牛

富士吉田氷室ギャラリー、すのこ内装、昇降式照明、氷の洞窟、遅れ気味だけど4月頭を目指して最後の追い込み。お試し居住も月末目指して追い込み工事。甲津君プラス学生4人ご苦労様。

建築の制作

On March 26, 2019
by 卓 坂牛

昨年秋から4つの建物ができつつある。その意味を考えていると朝早く目が覚める。ベッドから這い出るのが億劫で枕もとの携帯で自分あてにメールする。また少し寝て目がさめると先ほどのメールを見てまたメールする。5時ころにあきらめて起きる。そな頃にはだいぶメモが溜まっている。今朝は何かに憑かれたようにそのメモをもとに23個の自作の成立過程を手書きでダイアグラム化した。思考や操作がとても簡潔なものからかなり輻輳するものまでいろいろあることが改めて分かった。でも建築の制作のメカニズムにはルールがある。

 

古澤さんの独論

On March 24, 2019
by 卓 坂牛

古澤大介さんの博士論文(『再生建築における〈転用〉の建築論的分析及び実践的検証』2019/2)を拝受、拝読。再生建築における創作論の可能性を探るべく、いくつかの事例分析を行なった上で新築への応用可能性を検討している。事例分析をする上でのアリストテレスの四因論を駆使した枠組みの作り方がなかなか見事である。そして創作論においては自らの過去の案を既存建築とみなして事例分析で検証した物理的、意味的、目的的転用の手法を応用している。博士論文の創作への応用は建築家の博士論文の書き方の一つのタイプであるがそのベースとなる分析が貧弱だと創作論も覚束ない。しかし古澤さんの論文にはしっかりとした骨格がある。そして創作が単なる提案ではなくリアルなものなので迫力がある。

から傘の家

On March 23, 2019
by 卓 坂牛

篠原先生のから傘の家に坂本先生、白澤先生、武田先生など篠原研の先輩、スチュワートさん、奥山さん、塩崎さんたちと訪問。数年前に訪れたことがありそのとき今のオーナーが配偶者の女子美の同窓生と知り驚いた。

改めてじっくり見させていただきこんなスケールのいい空間を30代で作っていたことに感動。先生はこの設計をしていた時はまだ助手だったなんて信じたくないけど事実。

この家を誰か買い取ってくださる方はいませんか?一年以内に買手が見つからないと解体される運命です。

(この写真は以前伺った時に撮った物だが、この登り梁の断面は平行四辺形であることを先輩たちから教わる。それを先生は大工さんに伝えたけれど大工さんは間違えたらしい)

博士

On March 22, 2019
by 卓 坂牛

イチロウが50までやると言ってできなかったことは残念だけれど、50までやると公言したからここまでこれたと言っていた。なので多少危うくても目標は公言したほうがいいのかもしれない)。そこで言うがこれから毎年一人くらいずつ博士を取得させたいと思っている。その理由は博士の学徒がいると研究室の知的レベルが上がるからである。その状態を維持したいと思っている。これまではデザインの研究室だからデザインして作ると言う実践を重視してきた。しかしこれからはそれに知的な意匠論を付加したい。そのためには研究室メンバー一人一人のレベルを上げないといけない。と言うわけで来年から博士に入るかもしれない2人とミーティングをした。仕事をしている人たちだから時間はかかるが月1くらいでゼミしたいと思う。

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