Chromatic Still Life
スペイン大使館でベレン•モネオのレクチャーを聞いてカクテルで話をしようと思ったら時間がおしていてシンポジウム終わる前に大学へ行かざるを得ず中座。ベレンがキュレーションしているChromatic Still Lifeは絵の展覧会ではなく家具の展覧会だった。スロープロダクトという言葉が使われていた。シンポジウムでベレンをはじめスペインのデザイナーが日本で興味深いところは伝統とモダンの融合だと聞き今の時代を感じた。
等々力のシェアオフィス
コワーキングスペースを設計し、来年もコワーク、サテライトを地方で設計する予定でもある。新しい働きの場を模索しているのでそういう場所への興味は尽きない。等々力に小さなシェアオフィスがあるというので見に行った。設計事務所と施工会社がシェアしているという。街に開いてというコンセプトだが開きすぎると暑そうだ。設計はMicoで2018完成。
リレーショナルアーキテクチャ
1998年にクロード•ニコラ•ブリオーが『関係性の美学』を著しリレーショナルアートが理論化され、『建築の条件』でも関係性の美学が建築をソーシャルに向かわせるきっかけの一つと書いていた。すると2015年に五十嵐太郎が「リレーショナルアーキテクチャ」というシンポジウム草稿を書いていた(『モダニズム崩壊後の建築』青土社2018所収)そこでは2014年に、金沢21で行われたフレデリック・ミゲル監修の「ジャパン・アーキテクツ」展と五十嵐が山崎亮と監修した「3.11以降の建築」のキュレーションの違いに言及し、ミゲルは建築のオブジェクト性を評価し、五十嵐は建築の関係性を評価したのである。言い換えるとミゲルは日本建築の自律的側面から五十嵐らは他律的側面から日本建築を見ていると言える。しかし僕にはどんな建築も両方の側面があると思っている。だからこの展覧会は相補的だったとも言えるがどちらか片方だったら片手落ちだったとも言える。
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