ベレン来日
昨年ラファエロ・モネオが来日した時に娘のべレンがマドリード工科大学と理科大の協定結ぼうというので理科大の雛形を送った。しかし待てど暮らせど返事がないので放っておいたら。今朝ベレンからメールが来てやっと締結できるESTAM(大学)に代わって陳謝するなんて書いていある。まあスペインタイムは1年待つのはあたりまえなんだろうな。先日グアテマラでスペイン語話す人間がたくさんいてどの国が一番時間にルーズかという話になったらそれはスペインだと異口同音に言っていたのを思いだす。そんなベレンが協定携え月末日本にくるという。スペイン大使館で行われる「Chromatic Still Lifes」(多色の静物画)展覧会のキュレーションをするというのである。絵画の展覧会のキュレーションを建築家がするなんて面白い。10月30日〜11月1日までの短い期間ですがスペイン大使館に是非足をお運びください。
まなざしの装置
平芳裕子『まなざしの装置-ファッションと近代アメリカ』青土社2018を読む。とても面白かった。著者自ら言うようにデザイナーありき、パリ中心ではない近代ファッション史を初めて読ませていただいた。なぜファッションは女性のものなのか?その疑問に19世紀アメリカを紐解き家庭を守る女性の装いとしてのファッション、プアな針子にとってのファッション、ファッション誌のおまけの型紙として浸透するファッション、ショーウィンドウに飾られ見られるファッション。こうして女性に浸透したファッションが語られる。全ての章が資料に裏付けられた実証的な検証がなされ信頼できる話しである。博士論文を書籍化したものはだから読み応えがある。あえて言うなら、本の論理展開にはは登山型(結論に向かって全ての内容がそれのエビデンスとして掛け合わされていくもの)とピクニック型(大きな表題の周辺の事例を羅列するもの)があるとした時、博士論文は前者の方が相応しいと僕は思っていてピクニック型は読みもに相応しいと思うのである。
ま
引越し代って3月下旬から4月の一週目まで通常の倍近くするとアート引越しセンターに言われた。今からコツコツと断捨離せねば。なんと言っても本棚をどうにかせねば。白い木製3本。金属支柱木棚板6本。3列スライド式木製2本。
引越し
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