Taku Sakaushi

Diary

状況に批判的であることと状況を劇画化することは違う

On March 18, 2011
by 卓 坂牛

いわきに住んでいる友人の消息が分かった。被害には奇跡的に合わず、社長と言う責任もあるのだろう、原発の被害を考え会社はクローズして、社員には自主避難を命じ、自ら東京の実家に移動したという。英断だと思う。
東京ではもちろん現状の推移を見守るしかない。辛い状況もいろいろある。しかし現状の客観的データーを手に入れながら粛々と生きていくしかない。
状況に批判的であることは重要ではあるが、必要以上にやることはやめよう。悲しくなるほど稚拙でステレオタイプな質問を不必要な抑揚とBGMで味付けする民法のワイドショー的ニュースはやめて欲しい。電波がもったいない。節電したらどうだろうか?あなたたちのやっていることは批判ではなく劇画化である。

世界を震撼させている

On March 16, 2011
by 卓 坂牛

●五日前、震災の次の日、アルゼンチンの建築家ROBERTOから見舞いのメールが届いた。昨年ワークショップをいっしょにやった親友である。
Hi Taku, we saw the news about the devasting earthquake and Tsunami.
We can see terrible images about that.
I hope you and your familiy are good.
Let me know if we can do anything for you, we are so far away in distance but we feel very close un this moment.
all the best
Roberto.
●二日前にUCLAのクラスメートEDMUNDから見舞いのメールが届いた。卒業後もお互いの国で何度も会い。昨年も夫婦で来日して建築を見て回った仲である。
Taku,
I hope all is well with you and your family, Devan and I were very saddened to hear the news of the earthquake. Please let us know that you are alright.
Our hope and heartfelt concern are with you.
Best Regards,
Edmund
●今日オーストリアの建築家ONDINAから見舞いのメールがきた。7年前OFDAが最初に受け入れた海外からのインターンシップ生である。
Dear taku, dear ofda-team,
I feel so sad about whats happening in your country at this time…
It makes me speechless.
I truly hope and pray that you, your families and your friends are all fine….
I am sure all of the japanese are weighed down with sorrow in this times.
And i truly wish you and all the people in your country not to loose hope.
All the best,
Yours,ondina
友人の暖かさ、優しさが嬉しいとともに、今回の災害がどれほど世界を震撼させているかが伝わってくる。
そして昨日ハンス=ユルグ・ルッフからのメールが武井君経由で届いた。熟慮の末来日を取りやめるというものであった。とても残念な話ではあるが、1か月かけて日本を見ようと考えていた彼にとって交通網の乱れ原発の危険は深刻であろう。おそらく政府の渡航自粛勧告も出されているだろう。それらを考えると仕方ないことである。非公式に流した情報の修正は非公式に行うしかない。ツィッターやブログを見て来日を楽しみにされていた皆さまにはとても申し訳ないけれど、非常事態故のことでありご容赦願いたい。

花田佳明さんの松村論にうなずく

On March 15, 2011
by 卓 坂牛

花田佳明さんにお送りいただいた『建築家・松村正恒ともう一つのモダニズム』鹿島出版会2011を一気に読んでみた。花田さんの博士論文であり渾身の一冊。600ページを超える大部の書。分厚い装丁に怖気づき、いただいてから一カ月くらい放置していたのだが、予定されていた打ち合わせが震災の影響で中止となったのでここぞとばかりに読んでみた。
勉強不足も甚だしいがドコモモの建築家程度の知識しかなかったわけなので目から鱗。こんな建築家がいたのだと言うことに驚くとともに、本のタイトルであるもう一つのモダニズムと言う言葉がまさにぴったりと当てはまる建築家であることを知る。
ドコモモで有名な日土小学校も素晴らしいのだが、学校建築、病院建築の見ごたえある建物が沢山あることに目を見張る。松村建築の醍醐味はもちろん土浦事務所で鍛えたモダニズム(インターナショナルスタイル)の繊細な幾何学にあるとはいえ花田が言うようにそれを遠ざけるようなアンビバレンスにある。花田はそれを「抽象化の拒否」と呼んでいる。そのアンビバレンスに「もう一つのモダニズム」が見え隠れしている。本物を見ていないので正確なことは分からないけれど、そのアンビバレンスを作り上げるためにはかなり高度な技術力があっただろうことは想像に難くない。
こんな本を読むと世界にまだまだこういう「もう一つのモダニズム」を実践した建築家がいたのではないか?と思わせる。また逆に言うと現代にはもう一つものモダニズムを実践している建築家が大勢いることも了解される。モダニズムの何かを拒否したモダニストである。思い浮かぶだけでも両手に余る。
歴史を掘りおこしながらそんな現代への視座を与えてくれる本である。

さあ、頑張ろう

On March 14, 2011
by 卓 坂牛

朝歯医者に行ったら先生が未だ白衣も着ずに開院準備であたふたしていた「今日はやりませんか?」って聞いたら「やりますよ」と返事。衛生士のお姉さんが市川から来られないと言う。総武線が止まっているから。先生は地震の時四谷の道を歩いていたそうだ。車が跳びはねるのが目で見え、あっという間に皆止まり、周囲のビルが木立のように揺れていて恐怖におののいたそうだ。治療を終えて事務所に来たら未だ誰もいなかった。今日は皆来られないのだろうかと思ったが、午後になったら三々五々やってきた。皆の無事な姿を見てほっとした。しかしあるスタッフの実家は福島で津波をかぶったそうだ。すぐに行きたいところだが行くすべが無いと言う。なんとももどかしい。実家の父親は電力会社に勤めているそうで家のことは横に置き復旧作業で帰れない日々だと言う。事務所ビルのオーナーのSさんの実家は震度7を記録した栗原市であるが、実家は倒壊しなかったそうだ。「30年前も震度7は来たんだよ」と言っていた。今回はやはりTSUNAMIの猛威に潰されたということか。昼に近くのとんかつやに行ったらカウンターにテレビが置いてあった。余震が来たらすぐ油の火を止めると言う。地震の日には夜寄席をやる予定だったが演者も観者も誰も来なかった。店を開けて帰宅難民を受け入れたそうだ。とんかつ屋の横の割烹では夜防衛省のお偉いさんの宴会が予約されていたそうだが当然キャンセル。
これから山梨の現場の検査が続くのだが、電車が動くのかよく分からない。今日の計画停電の状況を受けて明日からどうなるのか?見えないことが多いけれど生きているのだからどうにでもなる。ありがたい。

3000ガル近かった

On March 13, 2011
by 卓 坂牛

風呂でだいぶ前にいただいた五十嵐太郎編『見えない震災』みすず書房2006を読む。その中に都市計画家高山英華のこんな言葉があった「もっとも大切な予防的対策の大綱は、天災の起こるようなところに、高密度の人間社会を形成しないようにすること」それなのに日本はそういう場所に町ができる。日本に風水害が多いのは、干拓や埋め立ての土地に都市が形成されるからだそうだ。今回の災害も起こってみればこんな言葉がむなしく響く。さて耐震構造の歴史を読んでいくと1950年建築基準法が制定されたころは水平震度(地震時に構造物にかかる水平加速度の重力加速度に対する比)は0.2という想定だった。それが現在では単純に言うと「約0.1(100ガル)で壊れず、0.4(400ガル)で倒壊せず」という2段階設計になった。この基準の数字を一昨日構造の先生に聞いたのだが、聞き間違えたのかもしれない、妙に低い気がする。というのも一昨日の各地の加速度を見ると最高瞬間栗原市で2933ガル、大船渡市で991ガル、宮城県石巻市で675ガル、東京都千代田区で259ガルだという。ということは上の基準では栗原はもちろん、大船渡、石巻あたりでは限界をこえていた。倒壊である。東京はかろうじて損傷程度。基準ってこんなに低いのだろうか?それともこの地震が400年ぶりの大型地震であることを物語っているのか??

テレビはテレビじゃない時見る価値がある

On March 12, 2011
by 卓 坂牛

テレビから流れる悲惨な状況に何かせねばという気持ちに駆られる。駆られながらも今ここでどうすることもできないジレンマも存在する。でも湾岸戦争や、9.11の時はそうした切迫した気持ちになはならなかった。遠い世界だからという理由なのだろうと思っていた。しかし和田伸一郎『メディアと理性』NTT出版2006を読んでみたらどうもそれだけではないことが分かってきた。
和田はベトナム戦争の写真と湾岸戦争のテレビを比べ、前者は人を駆り立て反戦ののろしに火をつけたが後者は人を駆り立てないと指摘する。そしてその理由を3つあげる。
① テレビを見るリビング空間とは家族が団欒する場所であり画像に真剣にのめりこむ場所ではないから。
② テレビのニュースは4コマ漫画のようにさっさと画像が切り替わりこちらに思考する時間を与えないから。
③ テレビニュースがしつこいほどに露呈する画像に見る人は慣れてしまうから。
これらはテレビが1世紀くらいの歴史の間になってしまった結果的状況なのだが、それらによって我々はテレビニュースの悲惨な状況に無頓着になり何のジレンマもなく居られるようになってきた。最初にテレビを見た人はきっとジレンマにさいなまれていたはずである。慣れていなかったから。我々は画像の向こう側を見捨て、テレビは我々を見捨てたのである。
そう私は湾岸戦争を見捨て、9.11を見捨てていた。しかし今回はどうも違う。同じテレビではあるが僕は昨夜ホテルの1室でニュースを見ていた。しかも4時間近くである。画像の中にのめりこみ、建築と、人の生活とそして自分の職業について考えざるを得なかった。いくら考えても答えの出ないようなことを4時間考えるはめに陥った。そして分かったのだが、昨晩は①から③が起こらなかったのである。昨晩のテレビはテレビではなかった。状況は予測を大きく超えてしまいテレビはやろうとしたことができなかった。状況に振り回されるだけだったのだ。それが僕をして考えさせたのである。テレビはテレビではなく、やろうとしているこができない時、やっと見る価値を持ったものになれるのである。

地震の状況に驚愕

On March 11, 2011
by 卓 坂牛

小諸でのプレゼンが終わって、市の都市計画の方とお話している最中に建物が揺れ始めた。余りに揺れが長く二人で建物の外に飛び出した。道路には隣の専門学校の学生がどんどんあふれ出てくる。しばらく寒空の下、動けなかった。建物に戻りテレビをつけた。日本中でとんでもないことが起こっている。帰りたいのだがJRが動かない。仕方なくしばらくテレビを見続ける。この地震による壊滅的な被害が刻々と報じられる。しばらく声も出なかった。
小諸から長野に向かう3セクの電車だけは動いているということなので駅に向かう。2時間かけてやっと長野にたどり着いた。とにかく事務所と家に連絡したいのだが電話が全くかからない。固定電話も駄目である。ホテルでコンピューターメールを送りやっと返信があった。事務所にいる5人はそのまま泊まり。現場に出ている2人とは連絡がとれないとのこと。心配である。
テレビからは連続的に被害状況が累積されていく。さっきまで100人弱だった被害者だが、突如仙台の若林区荒浜で200人以上の溺死者が見つかったとのこと。これから夜中にかけて津波が来るとハードな被害はまだまだ増加する可能性もある。
それにしてもこんな長い時間テレビに釘付けになったのは初めてである。テレビ独特の事件を作り上げる作為を感じないからかもしれない。この手の天災、人災の時に往々にしておこる作られた映像、作られたインタビュー、作られたコメントが少ない。それはこの数時間テレビの予想を超えることが起こっているからのだろう。今回の状況がメディアに事実を不当に脚色する暇を与えないからであろう。
それにしても政府報告に対して相変わらず上げ足を取るようなくだらない質問をする稚拙なジャーナリストが多いのには呆れる。

オープンハウスのお知らせ―塩山―

On March 10, 2011
by 卓 坂牛

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●明日のプレゼン模型 
朝のアサマで事務所へ戻る。明日のプレゼンの模型が夕方できた。3月末はばたばたである。なんとかここをくぐりぬけて4月へ入りたい。
塩山で工事をしていた児童養護施設が3月末に竣工する。そのオープンハウスを20日に行うことにした。
児童養護施設はご存知の通りタイガーマスク現象で一躍脚光をあびる施設となり、厚労省もあわてて施設基準の見直しを行っている。それにしても子供一人当たり3.3㎡という施設基準はあまりに貧しい(今回の見直しで5㎡弱に広げられた)。そんな基準を前提として補助金が出るから空間も貧弱になりがち。そこをなんとか広がりとおおらかさを持った空間を作りたかった。水平方向への開口を連続させているのもクローズドにならないため。柱型を出さないように壁構造。敷地が実に狭く高さは高圧線で押さえられているのでキャンチの床を多用している。しかしそれを使って広い外部エントランス空間を生み出した。中はふんだんに木を使い外部とのコントラストを作り柔らかな色も破片のように壁に飛散させた。
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●ブドウ畑から見るとこんな感じ
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●エントランスの巨大キャンチレバーの軒下
オープンハウスのチラシはこちらからダウンロードください
ファイルをダウンロード

研究室大引っ越し

On March 10, 2011
by 卓 坂牛

午前中最後のゼミ。4月から違う研究室に進む学生達の研究方針を聞く。ちょっと不安も残るけれど後は自力で頑張って。午後研究室の大掃除。僕の部屋の中身はクロネコ引っ越し便で東京へ。段ボール31箱と椅子スタンドなど見事に部屋は空っぽになった。ここに来た時部屋中を白いペンキで塗りたくったのだが出る時は原状復帰せよと言われドアだけベージュ色にペンキを塗る。白いままの方がきれいなのに。廊下の壁には散々コンペ案など張ってきたのでペンキがぼろぼろに剥がれているここには白ペンキを塗る。
終わって皆で食事。仙台日本一決定選の様子を聴いた。竹之内10選に残り、植松が24番、松嵜が32番。どんな理由でこの結果なのかは分からないけれど健闘したというところか。来年はもっと上を目指し頑張って。

『レコードの美学』を読みながら建築はレコードだと思う

On March 8, 2011
by 卓 坂牛

栃木での打ち合わせを終えて大宮から長野へ向かう。車中細川周平の古典的名著『レコードの美学』勁草書房1996を読む。細川の博士論文である。本書は言うまでもなくベンヤミンの名著『複製技術時代の芸術』の啓示のもとにレコードという19世紀末の複製技術について書かれた本である。そして重要なのはそうした複製技術がもたらした芸術の様態を社会学的に考察するのではなく美学的に考察した点である。つまり、レコードからの音楽聴取が受け手にいかなる美学的な変容をもたらすかを探求したところに本書の価値がある。その中で僕が最も興味深かったのは、レコード聴取の反復性とは同じ音を何度も聞くことではなく、一回一回の中に積極的に異なる音を聞き取ることであると見抜いたところである。曰く「レコードの悪しき聴取者とは、そこに機械論的な因果関係しか見ず・・・必然的な循環しか聴かない人間である。・・・良き聴取者にとってレコードをかけ直すことはまさに遊び直す(re-play)である・・・」
これはもう少し分かりやすく言えば、コンサート会場で一回性のアウラを聴くこと以上にi-pod(レコードの現代版)で様々な場所で音を聞くと言う聴取状態においてはその時のさまざまな環境や心理状態の差によって聴きとる音に差異が生じるということである。
このレコードの持つ機会性は実に建築的でもある。僕が常々思っているように建築とは録画なのである。毎回毎回同じものであるという点において録画である、細川の言葉に置き換えればレコードなのだと思う。しかし細川が言うようにそうしたレコードには機会性がありそれを感じ取る良い聴取者が望まれる。ではそうした良い建築聴取者を生みだすためには何が必要なのであろうか?建築はi-podと違って移動はしない。しかし移動しなくとも周囲の環境は変化する。内部の状態も変化する。そうした変化を感じさせてやることが良い聴取者を生みだすはずである。つまりレコード以外の何かが建築を良いレコードにして良い聴取者を生みだすということなのである。そう考えるとやはり建築はフレームでありそこに生まれる機会性の中に建築の持続性があるように思うのである。

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