Taku Sakaushi

Diary

六本木で展覧会二つ

On August 29, 2010
by 卓 坂牛

午前中国立新美術館へ。かみさんが出品している「読売書法展」を覗く。3室3階分使っている。それでも出品者の半分しか展示できなくてもう半分は池袋に展示されている。日本の書道人口って半端なく多い。それに読売の向こうをはって「毎日書道展」というのもある。朝日はその双方の先生方を集めて20人展と言うのをやっている。新聞社あっての書道なのか書道人口に支えられた新聞なのか??午後僕は一人で21_21デザインサイトへ。佐藤雅彦の「これも自分と認めざるをえない」展をやっている。若い人たちが沢山いる。体験型の展示なので結構待つ。ある家の中に入る展示があった。10人くらい並んでいたが待って入ってみた。4畳半くらい。背中側に水槽が置かれている。なにもいない。全面側には手洗いシンクその上に鏡とコップ棚。そこには歯ブラシの入ったコップがおかれている。さてこの部屋で何が起きるのか?何も起こらない。水槽を覗きこむ。なにもいない。うーん。仕方なく鏡を覗きこむ。はああ。自分の姿が映っていない。その上後方にある水槽の中に金魚がいる。振り返って水槽をみると金魚はいない????佐藤雅彦流のウィットの効いた展示がいろいろ。楽しめます。
帰宅後やっと柄谷を読み終える。その後マイケル・サンデル(Sandel, M)鬼澤忍訳『これからの『正義』の話をしよう―いまを生き延びるための哲学』早川書房(2009)2010を読み始める。テレビでやっているハーバードの人気講義というわけで、売れているようだ。アマゾンではSMAPの本に続いて売上2位。功利主義とリバタリアニズムの丁寧な説明から始まる。大学の講義にしちゃカルチャースクールのように分かりやすい。

建築はルールの否定→揚棄という歴史だった

On August 29, 2010
by 卓 坂牛

午前中はポルトガル関係の資料や地図を読む。午後勉強会Geoffery ScottのThe Architecture of Humanism の2回目の読み合わせ。残りは僕とI君担当の第7章アカデミック・トラディションのみなので我が家で2人粛々と進める。
アカデミック・トラディションとはルネサンス時代に復活する、ウィトルウィウスの数学的比例などの当時の超越的な強い概念を指している。そしてそれに盲目的に従うことが当時の建築ではなく、それはあくまで一つの指針であり、豊かな感性こそがルネサンスの古典主義を作り上げていることを実証しようとしている。つまり概念ではなく直感ということである。
哲学の歴史を振り返れば、超越的な概念の存在(イデア)がギリシアでは探求された。木田元が言うように20世紀にはいって超越的なイデアを下敷きとしない反哲学が生まれ今ではそちらが哲学となっている。建築でも超越的なルールは常に感性で否定(揚棄)されてきた。スコット言うようにルネサンスがそうであり、最後のイデアであったモダニズムの教条も否定(揚棄)された。概念は否定されるためにあるようなものだ。21世紀の教条であるエコロジーは何を生みそれはどう感性で否定(揚棄)されるのだろうか?

色が及ぼす影響についての心理学者の御意見

On August 27, 2010
by 卓 坂牛

P1060543ennzann.jpg
ドアがゆらゆらと浮遊して、トンボへ変身していくさま
事務所でいろいろ打合せ、先日塩山のカラースキームを環境心理のY先生にお見せして御意見を聞いた。先日お話した時は児童養護施設という心の病を患っている子供たちに過度の刺激を与えないように原色や捕食の組み合わせは控えた方がよいというようなお話だったのだが、今日は一歩突っ込んだ面白い指摘をメールでいただいた。それは、短期的には単に過度の刺激を控えればよいのだが、長期的にはフラッシュバック(過去の嫌の思いを突如思い出すような現象)を抑制するように考えないといけないという内容である。具体的には例えば、「『橙色系(の色や形状)』から自傷の跡や過去に虐待を受けた器具の形状など、『紫色系(の色や形状)』から事故にあった人間を連想しないか、特に図と地が反転した際に浮かび上がる形は(特に大人には)予想がつかないので慎重に配置することが求められる」というようなことだった。そしてそれを回避するにはより具象的な図案の方がよいということだった。抽象的な図案は様々な連想を呼び起こす可能性があるからだろう。なるほどさすがプロの指摘。Y先生ありがとう。

ヴィエンナーレのアルゼンチンスペースalmos finished

On August 26, 2010
by 卓 坂牛

FlyerVenecia3.jpg
朝一で教授会。あまり面白い話題ではなかった。終ってあっちこっちへメール打ちまくっていたら、信大のワークショップに10月やって来るロベルト・ブスネリからメールが来た。彼はヴェネィア・ビエンナーレのアルゼンチンの空間を作っている。金曜日のオープニングパーティを前にalmost finished。そこへ昨晩妹島さんが来たそうだ。なかなか生かした空間。テーマはLugares de encunetro 出会いの場である。それにしても最近妹島さんを様々なメディアで見る。もう安藤を抜いちゃったかね?午後雑用を終わらせてアサマに乗る。長野は大雨、上田は晴れ、佐久平を過ぎたら大雨、軽井沢は晴れ。凄い天気だ。事務所に戻り塩山のカラ―スキームを見ていたらマテウスの住宅(a+uのスペイン特集のマテウスの住宅の写真が白なのに光線の加減でパステルカラーに輝いて見える)を思い出した。ポルトガル行きたいなあ。

都市計画は政治経済

On August 25, 2010
by 卓 坂牛

7時半のアズサで塩山へ。このアズサは始発ではなく千葉発。加えて終着が松本ではなく南小谷。そのせいで登山客でごった返す。塩山に9時前に着き施主定例。今日は一月練ってきたインテリアカラースキームの第一弾を1/30の模型で説明。各階の色相を変え、各ユニットの動植物キャラを決め、その上で部位と色味をずらしながら断片化し空中に浮遊して動植物キャラに変身するデザインを説明。その面白さや楽しさは理解してもらえた。上手くいきそうな予感。施工者は頭を抱えているが。
午後甲斐に移動。住宅の現場。野地板が貼られルーフィングも終り平瓦が現場に届き屋根に上げられていく。この現場は早い。
夕方のアズサで僕は長野へ、スタッフのT君は新宿へ。車中柄谷行人の『世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて』岩波新書2006を読む。あらっ、この本先日読んだ同著者の『世界史の構造』の新書ヴァージョンだわ。こっちを先に読めば良かった。
柄谷本を読みながら昨日読んだ都市計画本を思い出した。そこではこれからの計画の重要な要素としてマーケット、コミュニティ、コントロールが取り上げられていた。これはよく考えるとそれぞれ資本、ネーション、国家に対応している。つまり世界と言うものは規制をかける側(それが国家だったり都市だったり)と規制を受ける側(ネーションだったり、コミュニティだったり)そしてそれを媒介する一要素としての金というものがあるということである。この3つの要素の転がし方を考えるのが政治であり、経済なのだろうが、それらが都市計画の基本でもある。ということは都市計画とは政治であり、経済でるということにもなる。もはや建築なんていうちっぽけなジャンルからだけで操作できる領域ではない。まあこんな回りくどい言い方をしなくても自明のことかもしれない。中国のあの恐ろしい巨大都市が瞬時に生まれるのはまさにこの3つの駆動のスピードのなせる技なのだし。

大学での一日

On August 24, 2010
by 卓 坂牛

午前中キャンパスマスタープラン会議。施設課の部長課長が異動になり新任の方たちに今までの経緯を説明。癒着防止のために役所の異動はつきものなのだろうが、本当にこれで癒着が解消されているのだろうか?癒着は引き継がれるということもあると聞く。建築のように継続性の高い場所は少なくとも5年くらい異動しないで欲しいものだが。午後市役所で新市民会館の建設委員会。今日は敷地を何とか決めたいという市に対して、拙速である、検討時間が足りない、あるいは市が推す場所が2転3転することへの不満から承諾できないという意見が多かった。ここまで反対意見が多い状態では市は提案へのさらなる真摯な説明責任があるだろう。急いで大学に戻る。審査をした博士論文の著者が僕の意見に対する丁寧な修正案を持って説明に来られた。社会人博士で環境省の方である。いろいろ聞くと箱根ポーラ美術館の国立公園内での建設認可に関与した方だった。あの建物がああいう風に素晴らしいものになったのは自分の自慢でもあるとおっしゃっていた。この方の論文は戦後国立公園の進展に関するもの。つい話が箱根の話になった。国立公園も地方都市同様。園内への車の進入を規制して公共交通機関を充実させて安くしたらどうだろうと提案したら賛同を得られた。箱根はまたべらぼうに高い。続いてアルゼンチンに留学中の学生の母親が来研。夏休みに(向こうでは冬休みだが)娘を訪ねて一カ月滞在してきたとのこと。ブエノスアイレス話で盛り上がる。10月ワークショップで来日してもらうロベルト・ブスネリからこちらでの展覧会のための写真データーや本を持ってきてくれた。アルゼンチンワインとお菓子まで持ってきてもらい恐縮する。お菓子を学生部屋に。JACS住宅設計コンペ(審査員、吉田健介、TNA)で協賛賞、優秀賞を受賞した学生たちへ御褒美http://www.jacs.cc/moushikomi/index.html。夜のアサマで東京へ車中小林重敬『都市計画はどう変わるか』学芸出版社2008を読む。うわこれはえらく観念的な本である。Controlだけの都市計画から、MarketとCommunityがこれからの都市計画には肝要であるということはよくわかった。しかしそうなると町づくりは一筋縄ではいかないなあ。

空けるデザイン

On August 23, 2010
by 卓 坂牛

朝から事務所。午後お茶の水で打合せ。事務所に戻り、プロジェクトの打合せ。施工図、見積もり、カラースキーム。まだ施工図の承認ルーチーンがドタバタしている。地下を終わらせてなんとか1階からはスムーズにいくようにしたい。
夜『都市のクオリティ・ストック』を読み終える。道路・用途・密度の町づくりからコリドー・配置・かたちの町づくりを提唱し、更に埋めるデザインから空けるデザインへと主張する。これは名言。どこに何を作るかではなく、どこに何を作らせないかをデザインするのである。続いて佐藤滋、後藤晴彦、田中滋夫、山中知彦『図説都市デザインの進め方』丸善2006を続けて読む。こちらは著者のお仕事を体系化したものである。なるほど実践とは様々な切り口があり、実に興味深い。質の高いストックを利用する低成長時代の町づくりにおいて、一体質とは何か?その探し方(構想)があり、それを造景(形に)し、それらを編集する事例が満載である。両方の書に共通するのは「かたち」である。20世紀の町づくりが単なる機能の効率的な結び付け方だったことへの反省が伺える。

車なしで生活できる町へ

On August 22, 2010
by 卓 坂牛

松本で一泊し、今朝あずさで東京へ。社内ではぐっすり眠ってしまった。新宿紀伊国屋に立ち寄る。建築のコーナーが7階になってとても広くなった。『建築の規則』の隣に『フレームとしての建築』も置いて頂いているのには驚いた。都市計画がらみの本を2冊購入。帰宅して、そのうちの一冊、林良嗣・土井健司・加藤博和 国際交通安全学会土地利用・交通研究会編著『都市のクオリティ・ストック土地利用・緑地・交通の統合戦略』鹿島出版会2009を読み始める。「コンパクトシティを超えて」と帯に書かれている。そこで提唱されていることは建物群と緑地と交通システムである。都市人口が減少していけば、現状の都市を維持していくのにかかる一人当たりの費用は増加するのは目に見えている。それは低成長時代には明らかに矛盾する。
昨晩柳澤に長野市は駅から南北徒歩10分圏内のゾーンの商業施設の上を集合住宅化して、農業従事者以外は全てそこに低家賃で住まわせ、車は禁止しトラムを走らせ、10分圏外はすべてリンゴ畑にすれば良いと言ったら笑われた。まあ半分冗談としても都市のコンパクト化を考えないとまずいと思う。地方都市は車なしでは生活できないと言われ、一軒で何台もの車を持つのが普通だけど、それを先ず改善しないとだめではなかろうか?信大でもそうだけれど殆どの先生は車でやってくる。自転車しか使わないなんて僕ぐらいである。車があるから大型スーパーができる。大型スーパーがあるから車が欲しくなる。堂々巡りである。

柳澤潤のえんぱーく

On August 21, 2010
by 卓 坂牛

P8211527yanagi.jpg
朝8時からゼミ。9人発表すると聞いていたのだが蓋を開けたら5人。そのせいか何となくのどか。学生が少ないといいなあ。11時ごろ車2台に分乗して先ず松本へ向かう。数十年ぶりに浮世絵美術館に立ち寄る。外部は変わらないが内装がかなり傷んでいた。民間美術館の限界か?また見た印象もかなり変わった。当時の強烈なフォルムの印象がなくなった。もっと強烈なフォルムに目が慣れてしまったからかもしれない。松本から塩尻へ。柳澤潤氏のえんぱーくの見学会。寺内、石黒、萩原、鈴木明さん、長尾重武さん、伊東事務所の東さんなどなどいろいろな人に会う。この建物は山本理顕さん、高橋晶子さん達とコンペ審査員をした建物だし、長野にあるし、工事中も見にきたし、自分の設計ではないけれど、その一部始終をよく知っている。その上コンペを立ち上げるころから市役所の藤森さんやいまこの建物のセンター長になっている田中さんからはその期待を聞いてきた。曰く「この建物が空洞化する中心市街地活性化の起爆剤になって欲しい、人が来て欲しい、ポンピドーセンターのような画期的な建物が欲しい」。というわけで今日来て見て沢山の人が所狭しとイスや机の周りで何かしていて、この建物の最も特徴的な壁柱(片面鉄板)に磁石でいろいろなものが貼られ、市民の場所ができていたのを見て思わず藤森さんに「よかったねええ!!!!」と言ってしまった。人の建物を見てこれほど嬉しくなったことも無い。そんな気持ちが湧いて来た自分に驚いた。建物のソフトを考えた常世田さんという画期的な図書館のプロがいて、コンペのソフトを作るのに骨身を惜しまない市役所の人と審査員がいて、そして最高の設計者が選ばれた、見事な組み合わせだったということすべてが嬉しさの原因ではあるのだが、でもやはり建築に感激した。人が来るか来ないかなんてソフトの問題だとよく思う。もちろんこの建物もソフトがいいのである。しかしそれだけではない。ハードがそれを上回る人の場所を作っている。そう思えた建築だった。

水

On August 20, 2010
by 卓 坂牛

午前中土木との合同会議、建築学科の教授会、午後博士後期課程の入試、さらに建築学科の教授会。と、一日中会議。塩山では甲州市長も招いての地鎮祭が行われているのに出席できずスタッフ任せ。今日が大安であることを恨む。会議の合間に富山和子『水と緑と土改版』中公新書(1974)2010を読む。70年代に書かれた行け行け日本を諌めた名著である。このなかに1971年の東京の水大量使用者ベスト20と言う表が出ていて興味深い。一位は東京ガス豊洲工場7,201㎥。一般の家庭用水使用量は一人一日当たり約200リットルなので約3万6千人分である。二位は東大、約6万㎥3万人分。まあこの辺りまではうなずくとして、結構意外なのは四位の羽田空港、五位の東京駅。あるいは七位の帝国ホテル。帝国ホテルは約3万㎥だから1万5千人分である。当時帝国ホテルは約600室程度だから客室のニーズは多くても1000人分~1500人分くらいそれに対して1万5千人分と言うのは驚きである。生まれてこの方水道栓から水が出なくなった経験も無ければ、家が水に浸った経験も無い人間には実感として水の大事さ怖さは分からないかもしれないが、この本を読んでいると70年代近辺の日本の水・緑・土行政は繊細さにかけていたようである。この本に明記されてはいないが72年に首相になった田中角栄の列島改造論とともに日本という国土は余りに急激に変わった。あの時代にああしか進む道が中なったのは今思えば少々残念なことである。

« Previous Page Next Page »

Archives

  • October 2024
  • September 2024
  • August 2024
  • July 2024
  • June 2024
  • May 2024
  • April 2024
  • March 2024
  • February 2024
  • January 2024
  • December 2023
  • November 2023
  • October 2023
  • September 2023
  • August 2023
  • July 2023
  • June 2023
  • May 2023
  • April 2023
  • March 2023
  • February 2023
  • January 2023
  • December 2022
  • November 2022
  • October 2022
  • September 2022
  • August 2022
  • July 2022
  • June 2022
  • May 2022
  • April 2022
  • March 2022
  • February 2022
  • January 2022
  • December 2021
  • November 2021
  • October 2021
  • September 2021
  • August 2021
  • July 2021
  • June 2021
  • May 2021
  • April 2021
  • March 2021
  • February 2021
  • January 2021
  • December 2020
  • November 2020
  • October 2020
  • September 2020
  • August 2020
  • July 2020
  • June 2020
  • May 2020
  • April 2020
  • March 2020
  • February 2020
  • January 2020
  • December 2019
  • November 2019
  • October 2019
  • September 2019
  • August 2019
  • July 2019
  • June 2019
  • May 2019
  • April 2019
  • March 2019
  • February 2019
  • January 2019
  • December 2018
  • November 2018
  • October 2018
  • September 2018
  • August 2018
  • July 2018
  • June 2018
  • May 2018
  • April 2018
  • March 2018
  • February 2018
  • January 2018
  • December 2017
  • November 2017
  • October 2017
  • September 2017
  • August 2017
  • July 2017
  • June 2017
  • May 2017
  • April 2017
  • March 2017
  • February 2017
  • January 2017
  • December 2016
  • November 2016
  • October 2016
  • September 2016
  • August 2016
  • July 2016
  • June 2016
  • May 2016
  • April 2016
  • March 2016
  • February 2016
  • January 2016
  • December 2015
  • November 2015
  • October 2015
  • September 2015
  • August 2015
  • July 2015
  • June 2015
  • May 2015
  • April 2015
  • March 2015
  • February 2015
  • January 2015
  • December 2014
  • November 2014
  • October 2014
  • September 2014
  • August 2014
  • July 2014
  • June 2014
  • May 2014
  • April 2014
  • March 2014
  • February 2014
  • January 2014
  • December 2013
  • November 2013
  • October 2013
  • September 2013
  • August 2013
  • July 2013
  • June 2013
  • May 2013
  • April 2013
  • March 2013
  • February 2013
  • January 2013
  • December 2012
  • November 2012
  • October 2012
  • September 2012
  • August 2012
  • July 2012
  • June 2012
  • May 2012
  • April 2012
  • March 2012
  • February 2012
  • January 2012
  • December 2011
  • November 2011
  • October 2011
  • September 2011
  • August 2011
  • July 2011
  • June 2011
  • May 2011
  • April 2011
  • March 2011
  • February 2011
  • January 2011
  • December 2010
  • November 2010
  • October 2010
  • September 2010
  • August 2010
  • July 2010
  • June 2010
  • May 2010
  • April 2010
  • March 2010
  • February 2010
  • January 2010
  • December 2009
  • November 2009
  • October 2009
  • September 2009
  • August 2009
  • July 2009
  • June 2009
  • May 2009
  • April 2009
  • March 2009
  • February 2009
  • January 2009
  • December 2008
  • November 2008
  • October 2008
  • September 2008
  • August 2008
  • July 2008
  • June 2008
  • May 2008
  • April 2008
  • March 2008
  • February 2008
  • January 2008
  • December 2007
  • November 2007
  • October 2007
  • September 2007
  • August 2007
  • July 2007
  • June 2007
  • May 2007
  • April 2007
  • March 2007
  • February 2007
  • January 2007
  • December 2006
  • November 2006
  • October 2006
  • September 2006
  • August 2006
  • July 2006
  • June 2006
  • May 2006
  • April 2006
  • March 2006
  • February 2006
  • January 2006
  • December 2005
  • November 2005
  • October 2005
  • Home
  • About
    • Profile
    • Team
  • Works
  • Blog
    • Text
    • Column
  • Contact
  • University
    • Lab
    • Lecture
  • O.F.D.A Home
  • #

© Copyright 2016 O.F.D.A.