Taku Sakaushi

Diary

要素主義じゃなくて連続主義

On July 30, 2010
by 卓 坂牛

朝八潮市へ行き公園設計の打合せ。5大学の持ち寄る案はそれぞれ面白く、どれも捨てがたく、このままいくと案が収束しない。困ったね。どこかで少し強引な介入しないと。昨晩から風邪が治らず頭がぼーっとする。読み始めた佐々木護の小説が何時まで経っても読み終わらない。風邪が目にもくるのか文庫本の小さな字が疲れる。午後事務所でJIAの優秀建築賞の資料のコンセプトの文章を書く。今年は二つほど出すことにする。夕方塩山のカラースキームの模型を少し見る。1/30の模型に色紙が張り付けられている。いい感じだ。でもまだ僕の意図から遠い。簡単に塗れてかつ効果的でそれで建築の部位を解体する様な塗り方がしたい。例えばデ・スティールは建築の部位ごとに色を塗り分けることで部位を明確化した。だからelementalismなどと呼ばれる。僕はこれに反して部位を不明確化したい。例えばドアを赤く塗るとしたら壁も少し赤く塗る。その分ドアを少し壁色に塗る。ある壁を青く塗るとする。でも壁だけを青く塗ることはしない。壁に連続する天井を少し青く塗る。その分壁の下の方は少し床の色に塗る。などなど。あれはみ出ちゃったよという状態をきれいに塗ってみる。あれどこまで床なの?どこまで壁なの?ドアはどこ?と言う風に塗ってみたい。これを要素主義にたいして連続主義と呼ぼう。要素は常に連続するのである。

現場の梯子

On July 29, 2010
by 卓 坂牛

くしゃみ連発。坂本先生の風邪うつったかな?甲府行の特急の中はカーディガン着て冷風を避ける。金箱事務所の鈴木さんとスタッフのT君と配筋検査。いつもはたっぷりある指摘事項が今日は少ないと嬉しい悲鳴の鈴木さん。現場所長の望月さんは後で聞いたら実家が鉄筋屋さんで父親が頑固な職人。小学生のころから現場で遊んでいたと言うから筋金入り。綺麗な鉄筋だった。躯体図の出がとても早かったのも印象的だし、基礎打っている段階から内部造作の詳細検討図が出てくるのも嬉しい限り。これからの仕事を予感させる。甲府で昼をとり塩山へ移動。施主を交えた第一回目の定例。先日解体を始めた途端に保存すべきシンボルツリーをちょん切ると言うボンミスをしでかしたのだが、さて要望した書類がどのくらいできているだろうか?書類の出来はその会社の力を示す指標でもある。打合せ記録、近隣状況報告、現場写真、マスター工程、月間工程、懸案事項。それぞれの書類はまあ合格点。とくによく出来ていたのは打合せ記録。記録項目の右側に発言者を書く欄が付いている記録用紙。これはなかなか明快で良い。模型を見ながら図面説明。図面をよく読むようにお願いする。打合せ終わって塩山駅についたら次の電車まで1時間以上もある。風邪が悪化しそうである。

地方ゼネコン頑張れ

On July 28, 2010
by 卓 坂牛

午前中家の中の整理。本や資料に加え、確定申告から、事務所の経理などなど。午後事務所で学生の成績付けのための出席や小レポートの提出数などをエクセルにまとめる。未だ最終のレポートが出ていないので最終の成績はこれから。夕方打合せ。明日の現場定例の問題点などを話す。住宅の現場は2週間ぶり。明日は配筋検査。月曜日にスタッフが墨のチェックをしに行ったら10センチずれていたそうだ。やっておくものである。塩山の現場は解体工事を始めていきなり保存樹木を施工者が間違えて切った。その対応を話し合わねばならない。こういうミスはどうしたらなくなるのだろうか?地方ゼネコンしっかりせい!
そう言えば昨日長野市の景観賞を審査した審査員の一人が長野市の建設業協会の会長。地方ゼネコンのボスである。この方の仕事は幾つか見たことがある。とても丁寧ないい仕事をする。彼はもともと竹中の設計部にいた。だから当たり前だが建築の造詣はとても深い。昼食の時話を聞いていると大学は早稲田。しかし大学に行かず象設計集団のバイトで殆ど沖縄にいたという。へええ、僕が大学に入る時、尋ねたのが象であり富田さんだったことを言うと。ビックリしていた。しかし象から竹中ですかと聞くと「大事件があって」と答える。そして「竹中やめて地元に戻ったんですね?」と聞くと「大事件があって」とまた同じ答えである。人生の転機に大事件はつきもの?

長野市景観賞現地審査

On July 27, 2010
by 卓 坂牛

朝一で研究室に寄って長野市役所へ。既に書類選考している長野市景観賞の現地審査。10人の審査員で10の建物を見て回る。幸か不幸か快晴。長野は涼しいと思っている方も多いがそれは軽井沢などの高地。長野市は盆地で昼は東京より暑いこともしばしば。10の建物はホール、事務所、住宅、道、神社、酒蔵、長屋門と長野っぽいモノも多い。去年は社会情勢で出品作が激減したが今年は持ち直した。二つの酒造所を見る。一つは既に酒造機能は無く倉庫と化した。朽ちかけた土蔵に漆喰を塗り直し、なんとか生きている。崩れ落ちそうで崩れない。昨晩レートショーでみたアリエッティの家のよう。下地の見える土の割れ目から小人が飛び出しそうなミステリアスな魅力。もう一つの酒造所は街道に面して営業している。一部はお店でもある。、こぎれいなファサード群は先程のものと比較すれば商業的で陳腐なものである。飯縄(長野オリンピックのモーグル会場のあったところ)で昼食。蕎麦が美味い。ここでは住宅を視察。家主とお話したら東京で事務所をしていた建築家だという。終の棲家としてここへ越して来たらしい。自分の最後の作品だと言っていた。大きな家に犬がいた。建築家やって老後をこんなに優雅に暮らせるのだろうかと審査員一同ため息が漏れた。3時半ころ市役所に戻る。4時から学内で打合せがあるので採点表を渡して大学に戻る。夕方のアサマで東京へ。車中佐々木護『警官の紋章』ハルキ文庫2010を読む。佐々木護の警察ものは内容が正確だとブンヤの友人に言われた。そう思って読むと警察って怖いところだとつくづく思う。この異常な仲間意識。仲間意識が強いというのは守るべき秘密が多いということの裏返しでもある。東京で3人の建築家と会う予定。さてどんな話になることやら。

パフォーマティヴなルール

On July 26, 2010
by 卓 坂牛

午前中会議。午後の博士論文の審査まで時間があり松岡さんから頂いた本に目を通す。京都造形、京大、京都工繊など京都の建築学科が合同で進めているスタジオの作品をまとめた本である。こういう教育を一つの本にまとめるなんて凄いバイタリティだと感心する。指導者は松岡さん以外に田路さんや朽木さんなどの顔ぶれである。スタジオのテーマは町づくりのルール。京都ならさもありなんである。
時間がないのでとりあえず松岡ゼミの作品と松岡さんの文章を読ませて頂いたがおもしろかった。プロジェクトは町づくりのために一つのルールを作っている。それは建物の各敷地が建蔽率80%に基づき、残りの20%を供出してそれを全て道にするというルールである。つまり日本の家によくある塀と建物の間の30センチくらいの猫しか通れないような空間をすべて供出して道にすることで相互の多様な関係を生み出そうとしている。加えてそれらは全て道と考えて通常より緩い斜線制限をかける。そうするとこの小道がかなり有効な空間として建物周囲に発生するのである。
さて松岡論文はというと、いろいろなことが書かれているが、僕の分かる範囲で興味深かったのは法のパフォーマティブな意味というもの。法はコンスタンティブ(一義的で断定的な)なものと捉えるのではなくパフォーマティブな(使い方によって多様な意味作用を発生する)ものとして捉え、制定しようという考え方である。それは法が歴史的に社会構築的であるという彼の認識を更に一歩進めたものである。この考えはかなり面白い。ルールは必要悪(特に基準法は)という認識に侵されている我々は少し考え方を変えてもいい。その昔ガエハウスを解釈して10+1にそんなことを書いたことがあるがその考えにとても近い。ルールは使い方の多様性を許容しながらその中で様々な表情を生み出す道具として使われるべきである。

文章・音楽

On July 25, 2010
by 卓 坂牛

午前中千住の方に建物を見に行く。帰りがけ上野から末広町に出て3331 ARTS CHIYODAを見るhttp://ofda.jp/column/そのまま神田明神を突っ切ってお茶の水まで歩き四ッ谷へ。駅のパン屋で予約していたパンをもらい帰宅。数時間の外出で汗だくだく。シャワーを浴び読みかけの竹中労『決定版ルポライター事始』ちくま文庫2006を読む。朝日新聞のMに是非読むように言われた本だ。なるほどブンヤのMがこれを薦める意味がよくわかる。竹中は自らルポライターと呼ぶように、一匹オオカミの文章屋であり、本書では何度となく制度の中の文章屋、要は新聞記者や一流雑誌記者との間の被差別感を強調する。そしてもちろんそう言う人間より自らの文章にかける情熱の高さ、文章の質の高さを示してくれる。僕の友人がこれを読めと言うことは制度の中のブンヤと言う自分への自戒の念が込められているのだろう。そもそも彼もこういうモノ書きを目指していたのだろうが、今ではあっちこっちで挨拶係だと嘆いていた。総局長なんていう肩書はそういう役割を余儀なくされる?まあ人生の悲哀だね。設計事務所も偉くなるとそうみたいだけれど。
午後親戚集まる。甥っ子がバークレ音楽院への留学が決まり壮行会である。彼はドラムスであり学生のころからチャーのバックでやっていたりしたが、本格的に就職を蹴って音楽の道に進むことにしたようだ。めでたい。後はやるしかない。建築と同じだから頑張ろう。モノ書きも音楽屋も建築屋もやるとなったら死ぬまで自分を信じてやるしかない。

地域社会圏

On July 24, 2010
by 卓 坂牛

午前中テラスの掃除をした。植木鉢を移動して、落ち葉を拾い洗剤をかけてデッキブラシでこする。タイルに染み込んだ汚れはなかなか落ちないのだが表面の土は大分落ちた。汗だくになったので風呂に浸かる。午後山本理顕他『地域社会圏モデル』INAX出版2010を読む。山本さんの主張は一貫して「一家族=一住宅は日本社会が犯してきた大きな間違いである」というもの。先日社会学者の祐成氏を建築学科に招いた時に保田窪団地調査の話があった。保田窪は隣近所の気配が分かりやすく出来ている。よってプライバシーが低く評判が悪い。しかしここで祐成氏はプライバシーが高い団地における老人の孤独死をとりあげ、もし隣近所の気配が分かれば孤独死は防げたはずだと主張した。住宅の性能と住まいの豊かさは比例しないというのが祐成氏のその時の結論である。確かに昨今高齢化社会において一住宅=一家族は意味を持たないだろう。ではそこに現れるのは何なのか??そこで提案されている地域社会圏モデルは興味深い。陽が沈むころ近くに買い物。明日のお客さん用の食材を買い込む。

篠原一男金獅子賞受賞

On July 24, 2010
by 卓 坂牛

午前中早稲田の演習。学生の発表。建築のアート性がテーマ。4年生がマークロスコのロスコ・チャペルとロスコの作品について論じてくれた。ロスコ・チャペルはフィリップ・ジョンソン設計でロスコの死後に完成した。外観はよく分からなかったが、内部は殆どロスコの作品に覆われている。もはや建築が空間を作っているようには見えない。絵画が空間を作っている。そういうとフレスコ画で覆われた空間もそうではないか?ということになるが、フレスコ画はあくまで天井、壁という建築の部位が絵になっている。しかしロスコ・チャペルは壁の上にロスコによって描かれた巨大キャンバスが全ての面に取りつけられているのである。この差は大きい。かたや建築と一体化した絵画であり、かたや建築に挿入された絵画である。こんな建物があったんだ。勉強になった。演習後教室を出て建物の外に出るとむっとする。今日の早稲田は(東京は)異常に暑い。正門から舗道に出るとまた一段と暑い。アスファルト地獄。頭がくらくらしてきて息苦しくなりそのまま学生の溜まり場のような食堂に避難。焼肉を食しとなりのあゆみbooksで山本理顕の本を一冊購入。店を出て大急ぎで地下鉄の階段を避難するようにかけ降りる。事務所に戻り来客。その後雑用。打合せ。塩山のインテリアスキームが進む。こう言うのは楽しいな。
夜はとある建築家と会う。彼の話で驚いた。妹島さんが総合ディレクターをしているヴェネティア・ヴィエンナーレでコールハースとともに篠原先生が記念金獅子賞を受賞したそうだ。妹島さんが推したからかもしれないが、一人の推薦では決まるまい。また、この夏のフランス・アルルでの欧州最大の写真フェア、アルル・フォト・フェスティバル2010でも篠原さん撮影の写真(通りと人影)がノミネートされたとか。亡くなってから未だにエネルギーをもらえるようで嬉しい限り。

キックオフミーティング

On July 22, 2010
by 卓 坂牛

午前中の電車で長野から塩山へ向かう。ところが松本へ向かう特急しなのが単線区間で遅れる。松本乗り継ぎが3分しかなく走る。同様に甲府へ向かう特急あずさが遅れる。乗り換え時間が数分。甲府で走る。ひやひやしたが間にあった。それにしてもこの塩山の暑さ。意識が朦朧とする。しかし迎えに来てくれたクライアントは普通ですよと言う。今日はクライアント、ゼネコン、設計者、構造設計者を入れてキックオフミーティング。金箱さんは最近のコンクリート打設のレベルが低いのを嘆き、コンクリートの打ち方についての注意点をまとめて説明してくれた。後で補修するくらいなら最初に注意しようと言う。言ってみれば当たり前なのだが、それができない。続いて総合図の書き方を説明。総合図とは日建設計時代に使いなれた施工図の一種である。これは平面詳細図に設備系の情報をすべて書き込むものである。これがあるとクライアントとコミュニケーションしやすくなると同時に。設備の矛盾があらかじめ見つけられる。次に既に決まっている修正事項について工事連絡書を出した。さあいよいよ始まる。久しぶりのRCの建物。実は1000㎡クラスの建物でRCは初めてである。4時ころ終り駅まで送ってもらう。1時間あるので駅前の食堂にはいる。新宿までしっかり眠る。今日は疲れた。事務所に戻らず帰宅。

坂本先生語る

On July 22, 2010
by 卓 坂牛

午前中アルゼンチンにメール。英語で正確に物事を伝えるのは結構時間がかかる。12時坂本先生到着。僕の部屋で雑談。群馬のコンペの7選に残ったそうだ。めでたい。中国の話も色々聞く。同済大学、南京大学、ハルビン工科大学とあちこちでレクチャ、指導と忙しそうである。雨後のタケノコの如くスカイスクレーパーが立ちあがる中国で住宅作家に熱烈ファンがいるというのが興味深い。1時から坂本先生のレクチャー。学内学外から多くの方が聞きに来られた。タイトルは構成の詩学。お話は最初から最後まで一気に進んだ。「建築は自由でありたい」この言葉が何度となく繰り返された。果たして信大の学生は理解できたか?
その後12名の四年生の講評会。ゲストクリティーク3名に加え全非常勤講師と常勤3人。9名が言いあうにしては時間が短い。どんどん押してくる。坂本先生も多いに語る。コンセプトは分かるが建築になってないという指摘が多い。コンセプトが無いと言われるよりましだが、やはり建築にするところが弱い。12名の発表が終わり投票である。投票で5名に絞り議論をした。布で作る海の家。斜めの床だけで構成される美術館。壊される市民会館の部分保存。斜め線がいきかうコンプレックス。信大コマクサ寮の改築。海の家の柔らかな皮膚感覚はポエティックである。斜め床は理屈は分かるが斜めがきつすぎて建築になってない。部分保存は手法としてとてもチャーミング。保存のプロの先生は既存に対するリスペクトが足りないと不満げだが。コンプレックスはとても上手だが、上手過ぎて強さに欠ける。コマクサ寮は詰めがもう一つ甘い。議論の末に再度、最優秀、優秀の投票。その結果コンプレックスと海の家が同率首位。再度挙手で最優秀を計る。その結果コンプレックスが最優秀。海の家は優秀。別枠で設けた坂本賞を問うと海の家。布で作られる詩的な空間を評価。海の家は2重で受賞。お見事。
夜は今日のプレゼン学生と僕の部屋の学生、ゲストたちで懇親会。岐阜からわざわざ来られたIさん。情報工学科から建築に移りたく建築を学ぶIさん。松本から来ていただいた建築家のYさん。そして松岡さん坂本先生ありがとうございました。去年より今年は少し進歩した気がするし、講評会もゲストや非常勤の先生のおかげで実のあるものになったと思う。これで前期も終了である。

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