Taku Sakaushi

Diary

卒業式

On March 23, 2010
by 卓 坂牛

午前中原稿打っていたらうっかり時計を見過ごした。四谷まで思い切り走る。なんとか予定のアサマに駆け込んだ。あああせった。車中もひたすら打つ。しかしこのタイピングの音はけっこううるさい。周囲に迷惑をかけているかもしれない。音が出ないキーボードが欲しい。
午後卒業、修了証書の授与式。夜謝恩会。謝恩会まで時間があったので卒業修了生にお手紙を書いた。こういうことはやるならやるで毎年やるべきだろうが、去年はやらなかった。一昨年はやった。気まぐれで申し訳ない。謝恩会は駅近くのメルパルク。長野のメルパルクは3層分の吹き抜けに膜構造の屋根が張られとても大きい。毎度思うが、こういう会に招待していただけて光栄である。別に学科長でもなんでもないが、締めの言葉をお願いされたので、ひとこと。
大人になる君たちへ
ここにいる君たちは、卒論と修論を書いてやっと大学から出られることになった。僕もそうで、大学で勉強した記憶はこの学部と修士の最後の年だけ。そして工学部に所属する君たちはきっとそこで科学的で論理的な思考をたたき込まれたはず。つまり1+1=2の膨大な繰り返しをこの一年間やってきた。
しかし、君たちの毎日の様々な思考や判断というものは1+1=2的におこっているとは限らない。君たちの一生を左右するであろう、就職先を決めることだって1+1=2的に決まらなかったはずである。そして君たちが社会に出て行くとそうした問題の方が遥かに多く現れてくるだろう。
僕の友達には1+1に滅法強い奴がいる。でもそう言う人に僕はあまり驚かない。一方1+1では答えが出ない問題に直面した時に極めて適切な答えを出せるやつがいる。僕はこういう人には頭が上がらない。彼らのこうした能力を「常識」と呼び、「常識」とは「明証を持っては基礎づけられないけれどなんとなく確信せらるる知見のことである」と誰かが言っていた。そう「なんとなく」の力である。そしてこの「なんとなく」は直感によって獲得される。この直感の優れた人間を僕は大人と呼ぶことにしている。そして君たちには是非これから大人になって欲しい。
ところでこの直観とは決してその字が暗示するかのごとく天の啓示のように降ってくるものではない。それは心の奥底におりのように溜まった無自覚な経験と知識の蓄積から論理的に生まれてくるものだそうだ。これは脳科学の世界で既に言われている。そしてこの澱のようなものを分厚く溜めることが直感による常識を持った大人になるということである。
そしてもしこの澱を溜める確かな方法があるとすればそれ読書である。大人になるために本を読んで欲しい。会社に入って、君が尊敬できる人がいたらその人の愛読書を聞いて是非その本を読んで欲しい大人への道が見えてくるだろう。

我が家は工場?

On March 21, 2010
by 卓 坂牛

昨晩五十嵐さんが編集した『建築・都市ブックガイド21世紀』という本が届いた。僕も数ページ執筆した。90年以降に出版された本だけ300冊というところが特徴。リフェレンスブックとしてはよく出来ていると思う。今日はA0勉強会。パートナーのI君が欠席のため一人粛々と訳文のチェック。一人でやると眠くなる。夕方勉強会を終えて帰宅したら居間のテーブルの上に手芸の生地やらミシンやら裁縫道具が散乱。その片隅で娘は生地にアイロンをかけている。床は書の紙が散乱。でかい毛氈の上に書きかけの作品。壁は書きたての作品が所狭しと貼られ、かみさんはソファで寝ている。こりゃまあすごいことになっている。工作室と書道室と家庭科室をいっしょくたにしたような!「お腹減ったなあ」と言うと「ただ今鯛を解凍中」との返事。仕方なく風呂に湯を張り、しばらく風呂で新聞を読む。

ダンス

On March 20, 2010
by 卓 坂牛

朝から原稿打ち。精一杯打ってから、3時ころ家を出て上野の森美術館に行く。voca展を見るhttp://ofda.jp/column/。今日は20度を超えているだろうか?上野はもう桜が咲いて花見でもしそうな勢いである。四谷に引き返しジムに。スタジオでストリートダンスやっていたので、オヤジで申し訳ないがジョインさせてもらう。その昔初台のジムに行っていた時はよくhiphopやっていたのだがもうすっかり忘れた。四谷はあまり若い人がいないので教えるレベルが低くて楽である。ダンスは見るのもやるのも好きである。下手だけれど。帰宅後かみさん、娘を連れて去年荒木町にできた一口餃子屋に行ってみる。シソ餃子、チーズ餃子、一口餃子、水餃子、などなど、結構いける。八人くらいの個室もある。名前は「いっぴん」(新宿区舟町4-1)。名刺見ながらこの住所書いてびっくり。杉大門通りは荒木町ではないのでした!!知らなかった。帰宅後椹木さんの『シミュレーショニズム』を引っ張り出して来て要点をまとめて原稿に引用。ビール飲みたくなったので勉強修了。

俺が俺が

On March 19, 2010
by 卓 坂牛

うーん、Architecture as Frameの見本が出来たのだが、この製本が悪い。落ち込むなあ。落ち込む製本持って大学へ。研究室で探していたジャン・リュック。ナンシー編の『主体の後に誰が来るのか』を発見。どこかに捨てちまったかと諦めていたのでこれは嬉しい。会議を終えて帰りのアサマでアンダーラインの部分を読み返す。主体無き後の主体(矛盾?)とは「俺が俺が!」の自己中心的主体ではなく、他者との差異の中に、あるいは他者との関係性の中に浮かび上がる主体ということだろうか?それは何となく納得。俺って君がいるから俺と言うことだ。俺ってその程度のものなのだ。でもこれは人間の本質が変わってきたと言うことではない。その昔、例えば僕の親父たちの時代は社会が親父たちに「俺が俺が!」を要求していたのだ。「俺が俺が!」の無い奴なんて「一人前の男の子ではないよ!」と檄を飛ばしていたわけである。しかるに今の時代、社会は「皆と上手くやれるように」「協調性を持って」を要請している。だから社会が主体を作り上げていると言えなくもない。「言える」と言うと100%社会構築主義に加担していることになるのでそうは言わない。すべてが社会で作られていると言うつもりもない。事務所に戻り打ち合わせ、不満な見本を持って帰宅。

ファッションと建築

On March 18, 2010
by 卓 坂牛

早稲田で開講している「建築の条件」という演習の主旨は次のようなもの。「第一に建築に関わる文化事象を階級、ジェンダー、セクシュアリティ、人種、国家などのアイデンティティについての問いとしてとらえる視点を導入する。第二に建築をめぐる言説を身体、雑誌、写真、消費空間などメディアも含めた多様な建築文化として再構成する。第三に学際的なアプローチをとりいれる。例えば表象の問題は記号論、映画や雑誌などのメディア研究を参考にし、消費の問題は社会学や歴史学の方法論から多くを学ぶ」。
以上の文章は成実弘至さんが「問題としてのファッション」(『問いかけるファッション』せりか書房2001所収)の中で書かれた文章の「ファッション」を「建築」と置き換えて、若干修正したものである。
一昨年文化構想学部が出来、講義を頼まれた時、成実さんの上記の本を読み、こんな風に建築を考えてみたいと思ったのである。そこで当時の信大修士一年生といっしょに講義ノート作りゼミを始めた。その時のゼミの出発点が上記文章だった。

瓦

On March 18, 2010
by 卓 坂牛

最近恒例になった塩山、甲府でのダブルミーティング。8時半の「かいじ」で塩山に行きサンドイッチを食みながら2時まで打ち合わせ。衛生器具、照明器具がだいたい決まった。しかし補助金事業の事務的な煩雑さは慣れないと煩わしいこと頻り。おいとまの挨拶もそこそこに車に飛びのり駅へ。甲府行の電車に滑り込む。今日は天気もよく車窓から見える周囲の山はのどか。甲府から車でクライアント宅へ。1/30の模型にクライアントもびっくり。屋根は瓦にしたいとのリクエスト。あれあれ、屋根材たくさん持って来たのに。なるほど瓦か。最初は少々ビックリしたが、これも地方ならではの素材。「瓦屋根の家で育ったし周囲の家は皆瓦だし」とクライアントは言う。面白い。ヴァナキュラーな記憶を料理しようではないか。急に燃えてきた。帰りの電車はT君のIphoneで瓦素材を見ながらディテールについて話し合う。

建築対銀行

On March 16, 2010
by 卓 坂牛

午前中出版社と打ち合わせ。結構最後の最後までgoが出せない。色やら装丁やら面倒臭い問題が次から次に湧いてくる。午後明日の打ち合わせのための打ち合わせ。明日は午前と午後で違うクライアントと打ち合わせ。やることが溜まる。なんとなく思っていたところまでたどり着かないもどかしさがある。夜LET`NOTEと格闘。先日LANに繋がったかに見えたが、昨日も今日もびくともしない。Windos7はXPで構成するLANに繋がらないのだろうか?どうもそんな噂もネット上には流れている。と諦めていた矢先、どこかをいじくったら繋がった。7のインタフェースは設定が細かすぎると感じるのは僕だけだろうか?
昨晩中学の旧友である根本直子さんから新著をいただいた。彼女は大学を出て日銀に入行しその後シカゴ大学でMBAを取得し格付け会社であるスタンダード・アンド・プアーズに入社した。現在はそこのチーフアナリスト。本のタイトルは『残る銀行、沈む銀行―金融危機後の構図』である。出版社は東洋経済新聞社¥1,890。値段から見ても、出版社から見ても、もちろんタイトルから見ても、売れる本である。彼女は以前にも、中公新書クラレから『韓国モデル』という本を出版している。これももちろん売れる本である。多分数万部は出るのだろう。僕の本などどう頑張っても数千。数十倍の差である。それは僕の知名度の問題ではなく建築と銀行の社会の必要度の問題である。自虐的に言っているわけではない。事実である。これは建築文化度の高いヨーロッパに行ったって五十歩百歩であろう。マルクスみたいな言い方だが、彼女たちが地球を回転させ僕らはその地球からこぼれ落ちないようにしがみついているだけである。だから建築なんて意味が無いとは言わない。しがみついているだけの価値はある。でもしがみつこうとしていないと落ちるというだけである。

主体の喪失

On March 15, 2010
by 卓 坂牛

読みかけの室井尚『ポストアート論』白馬書房1988を読みながら出勤。アートにおける主体の喪失について何か書かれているだろうと読んでみたらきちんと整理されてあった。ありがたい。明後日締め切りの学会の再査読論文(私はファーストオーサーではないが)に赤を入れる。これで論文の形式としてはOKだろう。大学で設備サブコン2社のリクルーターとお話。就職委員の仕事をすると昨今の建設業界の情勢がよく分かる。午後信州共生住宅研究センターの研究発表会。総合司会をしながら発表を聞く。僕の部屋は関連する作品が少なく発表するものもポスター発表一つだけ。他の部屋では修士1年でも1年分の研究にまとまりを付けて発表している。立派なものである。帰宅の車中、河上正秀編『他者性の時代』世界思想社2005を読み始める。これも近代以降の主体の喪失について生命倫理や環境倫理などのとても建築との関連の深い部分について分かりやすく書かれている。主体の喪失はメディア技術の進展とともに不可避的に(受動的に)起こっている部分と、一方で近代主体主義(河上さんのお言葉)の弊害によって能動的に考えられている部分が現在期せずしてオーバーラップしていると思われるのだが正しいだろうか?

静嘉堂文庫

On March 14, 2010
by 卓 坂牛

午前中に柳澤潤氏のオープンハウスに行く。成城学園から歩いて5分のところにある集合住宅。RC壁柱構造。最近連続して3つの集合住宅を見た。集合住宅の設計をしたことのない僕としては見るものすべてに沢山の智恵が詰まっているのを感じ、驚くばかりである。加えてこれらをどう評していいか考えると難しい。集合住宅は世相を反映した商品であろうから、自分の価値観では見られない。つまり、コムデギャルソン行っておれはデザイナーズブランドが嫌いだとか、こんな服は着られないと言ったところで意味がない。同じことが集合住宅にも言える。こんな家に住めないとか住みたくないと言ったところで意味がない。僕の娘なら是非住みたいと言うかもしれないからhttp://ofda.jp/column/。成城からバスに乗って静嘉堂文庫に行く。岩崎彌之助(1851~1908 三菱第二代社長)と小彌太(1879~1945 三菱第四代社長が築いた三菱の美術館である。根津や五島と並び、企業の美術館としては日本屈指であろう。ここで現在 茶道具の展覧会が行われているhttp://www.seikado.or.jp/sub0201-r.htm。かみさんに「曜変天目見に行かない?」と誘われ、くっついて来た。曜変天目とは宋時代の黒い茶わん。ただ黒いのではなく、表面にブルーがかった水玉が浮き出た焼き物で、まあ美しいのである。京都など行くとつい小さな天目茶碗が欲しくなってじっと見ていたりする。今回の曜変天目は国宝である。その形といい、色といい、艶といい、申し分ない。こんな美しい曜変天目があるとは知らなかった。このクラスは日本に3つしかないそうだ。

チーズとワイン

On March 14, 2010
by 卓 坂牛

お決まりの午前中のヨガに行こうと思ったが、作品集の校正をしていたら行けなくなった。試し刷りはカラーの解像度が凄く良く、印刷機でこれだけの差が出ることに驚いた。しかしカラーが-良くなった分、白黒の荒が目立つようになった。こういうのって何をすればよくなるのか分からないのでストレスたまる。時間があまりないけれど直さないと。
午後校正終えてジムに行く。音楽に合わせて10キロくらいのバーベル使って、腿、胸、腕の筋力トレーニング。30分やっているとじわじわ来る。ジムが終わり、隣の駅ビルで頼まれた買い物。うまそうなチーズやワインに食指が動く。食べるために燃焼してきたようなものである。
事務所によってウィンドウズセブンを解明する。ネット、ランにつなげるのに数時間。性能は良さそうだが、それなりに使いこなすのに時間がかかる。夕食後「消費」について原稿を打つ。坂本、伊東の本を引っ張り出しながら、読んだり打ったり。『透層する建築』が無いので中古本屋さんに注文。80年代と90年代以降では建築家の「消費」へのスタンスが切り替わる。80年代は大衆消費社会最高潮であり、建築家はその問題に真正面から対峙した。伊東さんは「消費の海の向こう側」に行こうとし、坂本さんは「イメージの家へ」の違反を画策した。しかし80年代後半に大衆性が崩壊し、分衆消費社会となってからは、もはやこのテーマがデザイナーの戦う相手ではなくなってきてしまった。では彼らは(僕は)何と戦おうとし始めたのか?この変わり目をどう書こうか考えていたのだが、チーズとワインの誘惑に負ける。

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