Taku Sakaushi

Diary

dokidokiya

On November 13, 2009
by 卓 坂牛

午前中、今年の景観賞の受賞作品の作品ツアー。講師として同行。前回のこのツアーでアンケート調査をすると講師の説明が少ないということだった。そこで今日はバスガイド宜しくあちこちで集めては説明、集めては説明を繰り返す。こちらは参加者がこれらの建物を知らないものと思って話をするのだが、彼らの中の半分くらいは、ほとんどの場所に僕以上に来たことがあるのだ。建物前での説明が終ると、やにわ僕を連れて建物を案内してくれたりする。いやはや大人をからかわないでと言いたくなるが、彼らから見ると僕は子供くらいの年齢なのある。ドキドキである。それでどうしてまたここへ?と聞くと、バスの遠足くらいに考えているようなのである。午後大学に戻りゼミ。夕方八潮の打ち合わせ。夜竹田 青嗣, 橋爪 大三郎『低炭素革命と地球の未来』ポット出版2009を読み始める。橋爪がこの手の問題にまじめに取り組むようになったのは、東工大に「世界文明センター」と言う組織が出来てそこでこの問題を研究し始めたからだという。この組織は理工系の学生に芸術、人文、哲学、歴史といった学問の刺激を与えるためにできたそうだ。どの程度のリアルな研究センターか知らないが(こういうセンターはえてしてヴァーチャルなもの多々あるので)発想はとても共感できる。

音楽VS建築

On November 12, 2009
by 卓 坂牛

午前中甲府に打ち合わせに向かう。政権交代の影響も少しあろうか半年遅れは確定となった。来春くらいまでこのプロジェクトは塩漬けである。鮮度が落ちないように密閉して保存しておこう。下手に触ると腐ってしまう。
スタッフは東京へもどり僕は松本経由長野に向かう。車中一昨日あとがきを読んだ『音楽の聴き方』を読み始めた。序文を読んで少なからず驚いた。音楽鑑賞をワインティスティングになぞらえている。これは僕が『建築の規則』に書いたことにかなり近い。曰くティスティング(批評する)する言葉が増えればその対象に対する趣味は洗練されていく。同感。そして目次を見てさらに唖然。音楽を感性で捉える次元の一章、次にそれを語る言葉を探す二章、さらに言語としての音楽としての三章と続く。まさにこの建築版をやろうとしたのが『建築の規則』だったわけである。つまり建築を言葉で語るにはどうしたらよいのか?そのヴォキャブラリーを差し上げましょうというのがそもそものあの本の発想である。というのもあの本のネタは東大美学でやった講義ノート。つまり建築を作る人間ではなく語る(かもしれない)人間のための言葉捜しなのであった。そしてもっと言えば『建築の規則』はあんな博論の縮小版としてではなく、こうした体裁の教養書として模索していたのである。うーん音楽版として先に書かれてしまったのは嬉しいやら悲しいやら。こうなったらしっかりこの書き方を見せて戴き建築版を物したい。と思いつつ音楽を感性として感受する第一章を読みながらちょっと違うことが気になりだした。もし建築版を書くとして、こんな風に建築を感性で受け取り、建築と共鳴しようなんていう内容が成立するだろうか?という点である。つまり建築を見る感動と音楽を聴く感動はどうも性質がかなり異なるように思うのである。というか、、、、一言で言うならば建築の感動メーターの振れ幅は音楽のそれに比べて小さくてゆっくりと長い。どこの国だったか忘れたが、荘厳なチャペルに入ってそのステンドグラスの明かりに身震いしたが、その後鳴りだしたパイプオルガンの音には勝てないと思った。鳴った瞬間に勝負あったという感じである。もちろん音楽も建築もいろいろあるから一概には言えないのだが、でもこれは聴覚と視覚の持つ生理学的な機能差によるのではないかと思うのである(そう思わないとなんだかとっても不公平な気がするし音楽へのジェラシーが絶えない)。つまり何が言いたいかと言うと、そう簡単に建築の感性受容の問題は語れまいと思うのである。もちろんゴシック建築をずらりと並べて語るのなら(ゲーテのように)まだしも、現代建築でちょっと厳しい?????

右側が重要だということ

On November 10, 2009
by 卓 坂牛

人間は左から右に目を走らせるものだそうだ(と視覚心理の本には書いてある中谷洋平編『美と造形の心理学』北大路書房1993)だから絵画などを鏡に映して反転させると大きく印象が変わる。ということを指摘したのはあの『美術史の基礎概念』を書いたハインリッヒ・ヴェルフリンだそうだ。ヴェルフリンは独論で『建築の心理学』(中央公論美術出版)を著しているくらいだから心理学には強いのであろう。それで彼曰く「目が最後に到達する画面の右側に最も重要な内容が置かれると、その重要性が正しく認識される」のだそうだ。ヴェルフリンはこの考えを建築にも応用したのだろうか?したかどうかは定かではない。『建築心理学』に言及部分があったかもしれないが記憶にはない。まあ様式建築では概ね左右対称だからこの考えを応用する場所はないだろう。だからあてはめるとすれば対称性が崩れたモダニズム以降であろう。さあ向かって右側に重要な形やら素材やら色やらが使われている建物はあるだろうか?そう考え始めると思い浮かばない。確かにモダニズム建築は機能に基づく構成をとることで対称性を放棄したのだが、その勢いで対称性に半ば依拠していたファサードという概念もいっしょにどっかにやってしまった。つまりどこかの面が重要であるという方向性も放棄した。だからモダニズム建築は特定のある立面を思い浮かべづらい。僕らがモダニズム建築を思い浮かべるときはだいたいがアクソメ的3次元ではなかろうか?ミース、ライト、コルしかり。そしてファサードがありそうな立面構成が思い浮かぶと案の定、対称性があまり崩れていない。古典性を残している。対称性とファサードは離れられないということか?サボワ、ユニテ、ファンズワース、レークショア、トリニティーチャーチ。うーん皆なんだかしっかり対称である!!何か無いかな?右側に重要な要素が置かれたモダニズムのファサード???

吉田秀和賞

On November 9, 2009
by 卓 坂牛

締切り迫る学生の論文に本格的に朱を入れた。いやはや大変。しかし自分の原稿だと思えばこのくらいのことはいつもやっていること。そしてここまで来てなんとか筋が通せそうな気になってきた。とはいえどもこれでやっと体裁が整ったという段階。マラソンで言えば最後の5キロ。サッカーで言えば後半30分。これを最終稿にするにはあと2~3回朱を入れる必要があるだろう。そう思うと未だもう少し時間がかかりそうだ。今月出すのは無理かな?
塩山のプロジェクトの1/100の模型ができた。かなりクールハードである。これをぐぐっとソフトウォームにするにはどうしたらよいだろうか?あまりの制約の多さに抜本的な変更はとても望めない。そもそもそういう抜本的な何かということを考えようとするところがハードな思考。もっと対処療法的な思考の方がソフトかもしれない。つまりはあっちではこんな感じ、こっちではこんな感じ。それでいいのだと思う。昨日買ったマーカーでいろいろなスタディを皆でやる。うーん。そう簡単に答えは見つからないか??
岡田暁生『音楽の聴き方』中公新書2009を読み始めた。先日同じ著者による『西洋音楽史』を読んで面白かったので新刊を買ってみた。あとがきを読むと予想通り編集担当は松室徹である。そして帯を見るとこれは第19回吉田秀和賞を受賞している。松室氏は以前、自分が私淑する評論家は吉田秀和であると言っていた。自分の担当した作品(?)で尊敬する評論家の名を冠した賞を受賞するのは編集者冥利に尽きるというところなのかもしれない。おめでとう。

銀座

On November 8, 2009
by 卓 坂牛

娘は漢検のテストへ、かみさんは自ら出品している女流「かな」展へ出かける。僕は昨日の『アフロディズニー』の続きを読みながら、エイゼンシュテインやリュミエール兄弟の映像をyou tubeで見る。夕方銀座で娘と待ち合わせをしてかみさんの展覧会へ行く。4丁目の角にある大黒屋ギャラリーである。その昔かみさんが弟子たちとともに展覧会をしたあの同じギャラリー。「かな」の展覧会なのでどこか女性っぽくて華やいでいる。会場を閉じるまで時間があるので娘と伊東屋へ。綺麗な色のマーカーと補充インクを買う。会場にもどり搬出を手伝い、ライオンで夕食。

色

On November 7, 2009
by 卓 坂牛

朝の電車で東京へ。昨晩はちょっと遅かったが今朝は爽快。車中カワイイパラダイムを読む。現代のさまざまな事象をこの言葉ひとことで片付けようというのはちょっと乱暴だろうと苛立つ。まあそれは置いておいて結構雑だが面白いところもある。特にいくつかのマトリックスと水玉模様の変容とそれが見る者に引き起こす情動の整理はさもありなんである。しかしこの本厚過ぎるね。この半分でいいでしょう、この内容なら。厚い本は重いしいかさばるしいいことない。
昨晩泊まったので予定が変わって今日はフリー。東京駅で買い物。服の色を迷う。建築の色を考えるより難しい。建築は形式も色もこちらで決められるが、服はそれを着せる対象の形式はアプリオリである。合わせなければいけない。そして往々にして合わない。
帰宅後『知識の哲学』を読み終える。信念と真理がもはや知識において問題にならなくなるかもしれないと結んであった。そんなことは僕のレベルでは常識だが(なんて偉そうに)。風呂に入り菊池成孔・大谷能生『アフロ・デイズニー』文芸春秋2009を読む。丸善でこの本をなぜ買ったのだか思い出せない。著者を知っていたわけではない。タイトルの意味は全く分からない。新聞書評を読んだ記憶はない。ただ目次は見た記憶がある。でもそこに書いてあることは僕があまり関心のない映画のことが多い。何故買ったんだろう?謎だ。しかしまえがきを読んでみると、軽快なコトバのテンポが気持いい。ジャズ音楽家が慶応大学で行った通年講義の記録のようだ。

論文チェック

On November 7, 2009
by 卓 坂牛

一日大学でゼミ、講義、製図。夕食後八潮の打ち合わせをして帰るつもりだったが、最終に乗り遅れた。仕方なくメールチェックしていたら研究室の学生4人がAIAデザインアウォードを受賞したとの連絡が届いたhttp://aiajapan.org/e/01about/index.html。学生賞二人、審査員特別賞二人である。スチュワートさんから勧められて学生に出すように促していたのだが、こんなに入るとは!?
今日は帰らないと腹をくくったので、10日に計画系論文集(黄表紙)に出そうとしている院生論文のチェックをすることにした。日本における既存建築の活用設計手法の研究。新建築創刊号から現在までに含まれる莫大な数の言説と写真を分析対象としている。その設計手法を質料、形式、関係性の側面から分析を加えるもの。先月かなりの修正を加え、技術報告集ではなく黄表紙で出そうと決めた。ついては論文の論理構成から関係性の類型化である前編と質料形式の分析を行う後編とに全体を2分した。さらに前編の類型化のヒエラルキーを明確化した。そしてその前編のそのまた前半部分が出来たということで読んだのだが、前回読んでいて気がつかなかった論理的な不整合やら、飛躍を随所に見つけた。いつも思うが、どうして最初からこうした指摘を出来ないのだろうかと自分に苛立つ。しかしどうにもこうにも大きなところを先ず治さないと、ディテールに入れないのはまあ仕方ないことかもしれない。修正方向を議論していたら2時になってしまった。ちょっと眠い。

北村ダンスワークショップ

On November 5, 2009
by 卓 坂牛

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今日は僕がコーディネーターをしている異文化交流レクチャーの第三回目。信大人文の准教授であり、コンテポラリーダンスカンパニーレニ・バッソhttp://www.leni-basso.com/率いる北村明子氏のダンスワークショップ。
5月頃からこの企画を考えたが、多忙で、そして日本にいない彼女を世界中追っかけまわしてやっとなんとか日時を決め、企画や内容をなんとか煮詰めて今日となった。
北村氏は日本を代表する中堅ダンサーであることは誰もが認めるところである。日本の人間国宝から、アヴァンギャルドまで、とにかく名実ともに日本を代表するアーティストを呼ぶことで有名なニューヨークジャパンソサエティの芸術監督である親友Sが次にニューヨークに招待するのは彼女だというのだからその世界的評価は確かである。
そんな逸材が同じ大学にいるのを放っておく手はない。数か月メールで追っかけまわして(まるでストーカーのように)なんとか長野に引きずり出すことに成功。
ワークショップは学生の作ったオブジェや敷物の上で2チームに分かれて、北村氏の与えた動きを10分割にして、それをランダムに並べかえ、一連の動きにした後でさらにそれをオブジェの制約のもとで再構成するというものであった。3時間かけてそれを3分くらいの一つの作品に仕立てあげた。最初のうちは一体これが見られるものになるのだろうかまったく予想もつかなかったのだが、最後にはある形になった。これにはびっくりである。コレオグラフィーとはこういうものかと驚いた。終って皆で会食をした。彼女はずっと学生たちの反応を聞いていた。北村1ファンの僕としては初めてお会いし話ができ、間近で動きを見られ、感激である。好みの芸能人に一喜一憂している娘の気分とまるで同じである。

european design

On November 4, 2009
by 卓 坂牛

事務所で打ち合わせ、夕方新宿のホテルでやっているeruopean designの展示会に行く。とある会社から面会したいとのメールがだいぶ前に来ていた。スタッフが行く予定だったが、たまたま僕が事務所にいたので行ってみることにした。面会した会社はサンドデザインなるインテリア装飾で僕には不要だったが、他社を見て回ると結構楽しかった。とあるベルギーの会社は薄いベニヤ板とアルミフレームだけで無限に拡張可能な本棚のパーツを展示していた。これ日本で買えるの?と聞くと来年くらいにMUJIで売りたいと言っていた。確かにMUJIに置いたらコンセプトもデザインもジャストフィットしそうである。ポーランドの照明デザイン会社の器具はすべて、塩化ビニルの風船でLEDが内蔵されていた。軽くてお手軽でちょっとポップである。ドイツのプロダクトデザインの会社はバイオエタノールを燃料に使う暖炉のようなものを展示していた。これは気に入った。燃料がかなり工夫されているらしく、燃えてもススがでないので煙突がいらない。薪がいらない。燃えても燃えカスが出ないから掃除がいらない。アメリカでは暖炉にガスで炎が出るお手軽ストーブがあったけれど、あれより悪いガスが出ないようである。これからはこういう製品がお手軽価格で日本に上陸してくるのだろうか?今のところ外国製のハイデザインはなんでもかんでもとにかく高いのだが、今日見たところの話を聞くとかなり安めの価格設定のようである。グローバル化がこういうところでうまく回りだすとありがたいのだが。

チャーミング

On November 3, 2009
by 卓 坂牛

雲ひとつない快晴。散歩でもしたくなるような日和だが、空気はとても冷たい。午前中、外山滋比古の『大人の言葉づかい』中経出版2008を読んでいたら、署名のことが書いてある。日本以外の多くの国ではサイン一つでお金が引き出せるわけで、サインの重要性は大きい。人に真似できず、毎回同じように書けると一人前だそうだ。一方日本人はそういう必要性が無いせいか署名がどうもあまり上手くない。下手でもいいから毎回同じように書けるようになりたいものだ(自分に言っています)。篠原も坂本も署名はとても上手だった。
昼は散歩がてら近くでトマトラーメン。午後真壁智治『カワイイパラダイムデザイン研究』平凡社2009を読む。だいぶ前に真壁氏が「かわいい建築論」を新建築に連載していたのは記憶に新しいが、その後の彼の考えがまとめられている(のだろう)。世紀の変わり目くらいから建築において(いや建築に限らず)ある種の価値観の変容が起こっている。この変容を指し示す適当な言葉がないのでとりあえずカワイイという言葉が乱用されている。本書の中に五十嵐太郎氏の「かわいい建築論をめぐって考えておくべきこと」という長いタイトルの論考があった。その中に篠原一男も建築を褒めるときにカワイイと言ったというが、彼はカワイイとはあまり言わなかった。かれの褒め言葉は「チャーミング」である。これ以外にもカワイイを超える素敵な言葉が登場すればいいと思うのだが。僕らの研究室では、こんな変容を建築を語る形容詞の変容という形で分析研究している院生がいる。コトバの変化が作るものを変えているのか、作るものの変化がそれを飾るコトバを変えているのかことの順序は分からないのだが、モノとコトバは常にセットのようである。

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