Taku Sakaushi

Diary

寒い

On November 2, 2009
by 卓 坂牛

午前中会議、午後ゼミ。論文組はかつてのそれとは違い、ある程度の骨格を先輩たちが作ってきてくれたせいか、なんとなく安心して見てられる。設計組はさてどうなるか?まあお手並み拝見だ。ゼミが終って建物の外に出ると気温が急激に下がっている、その上雨である。なんだか昨日から降られる、自転車で駅にたどり着いた時にはもう本当に全身凍りそうである。寒いのは苦手。駅前の電光掲示板の温度計は4℃である。手先など新幹線に乗ってから30分は感覚がもとに戻らない。車中『知識の哲学』を読み続ける。「知る」ということをこれだけ厳密に語ることの理由の一つが「懐疑論」へ対抗するためだという。そこで話は懐疑論で有名なデカルトの『省察』に進む。著者は哲学書を一冊勧めるなら『省察』だという。まあこの人ならそうなろう(と勘繰ってはいけないのかもしれないが)。しかしこの解説はなかなか面白い。何が面白いかと言うと、デカルトが何故ここでこう疑ったのか、ということを逐一説明してくれているから。東京に着いたが東京も結構寒い。いよいよ冬か?

M.J.

On November 1, 2009
by 卓 坂牛

久しぶりに日曜日の長野である。朝方はいい天気だったが午後からだんだんと強風が吹き、雨がちらつき嵐の様相である。研究室で雑用。『西洋音楽史』を読み終える。この本は稲葉振一郎の『社会学入門』の参考文献に出ていたもの。彼の芸術史のとらえ方に共通するものがあるそうだ。特にモダニズム理解について。稲葉氏の芸術モダニズム理解とは何を描くかからどう描くかを自覚した時代だというものだったが、音楽でいえば何を表現するかから、どう演奏するかを自覚したのがモダニズムだということになる。そしてその嚆矢はこの本では(というかこの本でなくとも)『音楽美』(1854)を著したハンスリックということになっている。彼は、音楽は形式であり内容ではないと主張してワーグナーと対立したのだそうだ。引き続き、稲葉さんのお勧めだった戸田山和久氏の『科学哲学の冒険』が面白かったのでそれに関連する戸田山和久『知識の哲学』産業図書2002を読み始めた。認識論について論理学の基礎のようなところから丁寧に書いてある。物を知るとは何かということを徹底的に書いてあって眠くなるのだが、読み進めるとなかなか面白い。夜、嵐の中、長野シネコンにマイケルジャクソンを見に行く。11月の半ばまでの限定上映だそうだ。クラシックでもリハ風景というのは面白いものだが、これも最後のロンドン公演のためのメーキング過程をまとめたもので頗る興味ぶかい。内容については編集や脚色はあるだろうから、一体何が真実かは良く分からないが(さっき読んだ認識論が頭にこびりついている?)彼の声に痺れるその感性は真実である(と言ってもこの声が本物かどうかも良く分からないのだが)。特にI can`t stop loving youのエンディングの声の表情は涙もの。昨日クラシック史をyou tubeで聞いていて、ハイドンのトランペットコンチェルトはなんともおおらかなやさしい響きを感じて鳥肌が立ったが、ちょっと近い。MJの声とトランペットじゃもちろん違うのだが、、、、

バロック音楽の楽しみ

On October 31, 2009
by 卓 坂牛

昼ごろバス一台を借り切り、学生を乗せて塩尻にある柳沢潤設計の図書館の工事現場に行く。彼は大学の用事で来られなかったのだが、コンテンポラリーズのスタッフの方と現場副所長、市の藤森さんに案内していただいた。3階のスラブが部分的に打ち終わった状態だった。コンペの時に提案された11メートルのプレキャスト壁柱100本近くが現実に出来て建っているのを見るのはちょっと感激だった。60個の免振装置も日本では初めてのようだ。5層の建物にそもそも免振をつけなければならないのは活断層の上に乗っているこの場所で難しい構造を評定で通そうとしたからのようである。しかし見るからに大変そうなこの現場を設計する方も大変だったろうと思うが、それを面倒みている市も偉いものである。
夕方研究室に戻り『西洋音楽史』の続きを読む。読みながら出てくる曲をずっとyou tubeで聞き続けてみた。この本はグレゴリオ聖歌に始まり、ルネサンス、バロック、古典、ロマンと続く。グレゴリオ聖歌、ルネッサンス、バロック音楽を聴くと小学生のころ住んでいた2DKの公団の団地の部屋のシーンが蘇る。今でも「名曲の時間」と「バロック音楽の楽しみ」というNHKラジオのナレーションが昨日のことのように聞こえてくる。両方ともラジオ番組タイトルでこの時間になるとラジオが鳴っていた。「バロック音楽の時間」では歴史的にちょっと前のルネッサンス、グレゴリオ聖歌も流れていたのだろう。僕のクラシック音楽の知識はこの時についてその後全く増えていない。しかしこれも今でも鮮明に覚えているが小学校の音楽室の壁に貼られていた音楽史年表に書かれていた作曲家はすべて知っていたしその人たちが作曲した有名な曲は流れてくればほとんど曲名が言えた。そのくらいそのラジオの威力は大きかった。だからこの本を読んでいてもデジャブという感じだが、その中で一つだけ以外な事実を発見した。それはバロック音楽とは「王の祝典のための音楽」でありそれはドラマでありその代表はオペラだという指摘である。「バロック音楽の楽しみ」ではきっとそんな曲も流れていたのだろうが、弦楽器をやっていた僕にとってバロックは自分で弾いた経験のある、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、コレッリ程度である。しかしバロック音楽の中心はあくまで声だということを再認識させられた。そしてこの声の舞台はヴェルサイユ宮殿であり、そこで行われる宴の情熱は彫刻で言えばベルニーニだと書かれている。いままでどうしても音楽のバロックと造形芸術のバロックが繋がらなかったのだがやっと分かった気がした。

M君の編集

On October 30, 2009
by 卓 坂牛

昨日はいい波が来なかったが今朝起きると少し頭に浮かぶものがある。『単純な脳、、、』によれば考えたことが一日たつと醸造して良いアイデアに繋がることがあるとの実験データーがでていた。なので最近は前の日上手くいかなかったことを朝起きたら思い出すことにしている。研究室で早速スチペで形を作る。9時からゼミで1時間設計をやらせている間にも少し形を作る。2コマ目講義の後昼をとってからその形を写真とって事務所に送る。午後3、4、5,コマ目と製図。終ったら夜。研究室に戻りメールを開くと、ロンドンの友人が出張で東京にいるので赤羽で飲もうと日本の友人から。「大宮で下車ください」とのことだが、今日に限って明日は学生を連れて塩尻の現場見学で帰京せず。こういうことは重なる。飯を食って学生の留学のために相手大学のホームページを読んでみる。一語一語辞書をひき覚えたてのスペイン語をたどる。翻訳ボタンで出てくる日本語は理解不能なので仕方ない。ポイントの箇所だけ発見したのであとはここを読めと学生に伝える。
岡田暁生『西洋音楽史』中公新書2005を読む。先ずはあとがき。中公新書の音楽関係は必ずと言っていいほど編集長自らが編集担当になっている。編集長の名は松室徹。そして彼の名は必ずと言っていいほど著者の称賛を浴び、尊敬の念を持って語られる。彼は中高の同級生であり、音楽にはうるさく、もちろん文学の見識を備えた人物だった。大学時代はまったく交流がなかったが、10年くらい前から、数回会い建築の話をする。最後に会った時は書いてみたらと言ってくれたものの、新書向けの題材にどうしてもならず、まあもう少したって角が落ちたら書いてみようなどと思いつつ何もしていない。というよりまだ角が落ちていない。「新書は教養好きのサラリーマンが好んで手に取るようなものでなければいけない」と言いつつしかし、「適当」は許さない信念の持ち主である。と、編集者のことなどどうでもよいのかもしれないが、彼が担当した本は確実にレベルが高いのを僕は良く知っている(正直言うとレベルが高すぎるて彼が言う新書の域を超えている)。楽しみである。

いい波

On October 30, 2009
by 卓 坂牛

早朝の電車で松本へ。さすがに冷え込む。9時から会議、10時半に終えて長野へとんぼ返り。帰りの電車で久しぶりにT先生といろいろ話す。大学に着いて昼をとってm2のゼミ。論文は少し形が見えてきた。設計は筋が通ってきたように思う。しかしいかんせんここまで来るのに時間がかかり過ぎ。終わって4年生の進路相談。ご飯食べて、北村ダンスワークショップのオブジェ計画を聞き、八潮の模型を見せてもらう。さあこのあたりからエネルギーが切れるが、がんばって事務所からの模型写真を見る。うーんと唸りスケッチブックに向かうがしばし描いて雑用を思い出す。給与査定の自己申告書を作りメール。再びスケッチブックに向かいしばし描くが名案浮かばず挫け、書架に向かい本を引っ張り出しては眺める。再度、机に座り今度は折り紙をしながら考えるが形がどんどん捻じれ上手くいかない。学生の名前ロゴ考えたりしてついに逃避行動にでる。仕方なく「名案浮かばず」と事務所に返信メール。
昨日読みかけの『単純な脳複雑な私』を読み終える。ルビンの壺をじっと睨み、壺に見えたり、顔に見えたりするのは、脳の電気信号が揺らいでいるからだという。人間は見ようとするものを見ているのではなく揺らぐ脳に身を任せている。外界の刺激がニューロンを通る経路は数多あり、そこで脳に落としていく知覚なるものは刺激に対して一義的に決まらない。この揺らぎのいい波に乗るといい結果が出せて、悪い波に乗ると結果を出せないなんていうことがあるそうだ。今日はいい波に乗れないのか、いい波が来ないのか?

記憶

On October 28, 2009
by 卓 坂牛

朝方のあずさで松本へ向かう。車中池谷裕二『単純な脳複雑な「私」』朝日出版社2009を読む。以前少し読んであまり興が乗らなかったのだが、最近心理系の本を読んだところだったので興味再開。著者は薬学部で脳の研究をしている方。脳の中でも記憶が専門。この記憶の話が滅茶苦茶面白い。人間の記憶がいかに当てにならないかが書かれている。当てにならない理由の根源は、人間が意識上に上ることだけを覚えているのではなく、意識下のことも覚えているという点にある。それって恐ろしくないだろうか?僕があることに対して何を感じようと、無意識というもう一人の僕がいて、それがその現象を勝手に意識下で記憶して、ある日突然意識上の僕の上にその記憶を送り出してくるのだ。そして何よりも一番恐ろしいのは、意識上の僕はそのことに気づいていないという点である。
まあそんなことが書かれるこの本の中に「直感」のことが書かれている。直感とは理由なき勘のようなものではない。僕が直感で何かを選ぶような場合、それは僕が僕の人生経験の中で培ったものに基づいて無意識化で計算し尽くしたうえに選ばれた極めて論理的(かどうかは別にして)な思考の結果なのである。ただそれが意識されていないというだけのこと。さてこういう直感力がつくのが40くらいだそうで、それを論語では40にして惑わずと言ったと書かれている。30にして立ち(そう言えばその頃結婚した)40にして惑わず(確かにその頃直感的に独立した)50にして天命を知る。(さて今年はその年なのだが今のところ天命には出会えていない)。松本で年に一回の1年生への講義。終わって長野へ、研究室で科研資料の最後のチェックなどなど、、、、明日早朝また松本行くなら今日は松本に泊まれば良かったか???

インフルエンザ

On October 27, 2009
by 卓 坂牛

C型インフルエンザのワクチンは学生・教員などには割り当てられないのだが、少なくとも季節性インフルエンザワクチンについては各自接種するようにと大學からメールが来た。そのことをかみさに言うと早速行きつけの医院に電話をしたが、もう売り切れと言われた。そこで僕の行きつけの医者に電話をすると未だ残っていたそうだ。無くならないうちにと思い、すぐに行って打ってもらった。2800円。後で人に聞いたら結構安いようだ。ところでこのお医者さん曰く、昨今のテレビも新聞もウソ報道ばかりだという。c型ワクチンの副作用の可能性はとんでもなく高いのに、テレビ、新聞は全く裏を取らない報道なので、さも安全であるかのごとく言う、あれはかなり危険だとか。季節性の100倍くらいの副作用の可能性だという。で、一体どういう副作用ですか?と聞くとショック性のさまざまなこと、、、、、だそうだ。では、接種優先順位の高い妊婦とかまずいでしょう?と聞くと、まずいと思うよと答える。わが事務所の該当者はどうしたらいいのだろうか????近くの定食屋で先ほどの医者の話をしたら、隣の客が、だから一番いい予防法はタミフルがあるうちにさっさとかかってさっさとタミフル飲んで直す。これだそうだ。受験生には特にこれがお勧めとのこと。本当かどうかは知らないが。

継ぎはぎ写真

On October 27, 2009
by 卓 坂牛

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この緑の連続性はなかなか都心じゃあ貴重
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丹下さんの代々木はこんな角度もいいよなあ
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竹中のタワーのガラスは奥の方にも同じようなカーテンウォールが見える
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米田さんの建物の印象はまさにこの隣地に挟まれた時の両側の侵入感なんだよなあ
今日は珍しく、じっくりと、長々とスタッフと打ち合わせをした。午前中から飯を挟んで夕方まで、久しぶりに基準法とにらめっこしながら法の隙間をくぐりながらの何が問題化をディスカッション。自分でもあいまいだった点が明らかになったので良かった。いまだに補助金のプロセスは五里霧中だが、設計としてやらなければいけないことは分かっているつもり。でも何が良いかは別問題、、、夕方はまた研究テーマを進化させるべく考え事。フォトショップで写真を合成しながら、一体何が建物とその周りで起こっているのだろうか。こうやって写真を継ぎはぎしていくと普通の建築写真よりはるかに自分が見てきた印象に近いなあと思うのだが、、、

隣地の壁でできてます

On October 25, 2009
by 卓 坂牛

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朝の雨が止んだ昼ころ、自転車で米田明さんのオープンハウスに行く。家から外苑西通りを外苑の方に行き、右に曲がって原宿の駅前を越えて代々木公園の脇を富ヶ谷の方へ下る。後は地図の能楽堂を目指し進む。昔のモモコマーシャルがあったあたりだ。閑静な高級住宅街。外壁なるものが見当たらず、黒い塩ビ管がf分の1揺らぎモードでワイヤに止められている。2階に上がると米田さんがいた。一体これは住宅?と聞いたら、セカンドハウスだそうだ。なんと贅沢な、犬と過ごす庵だとか。しかしこの揺らぎ格子を通してみる隣地はこの写真の通り打ち放しのかちっとした壁で、あたかもこの家の壁であるかのごとくである。最近周辺環境要素にこだわって建築を見るようになったのでこういう家はとても気になる。自分の家が周辺環境要素で出来ているということである。そして正面の道路からみると、これも当たり前だが、やたら中が透けて見えるわけで、これはこれでこの建物が他の建物に対して周辺環境用としてインパクト係数が高いという感じである。いいものを見せてもらった。現場で植田実さんにお会いした。自らばちばち写真を撮られていた。
オープンハウスを後にして、文化村にちょっと寄ってベルギー幻想美術館展というのをちょいと覗きhttp://ofda.jp/column/来た道をまた戻る。途中ちょっとしゃれた照明、家具屋発見。コンクリートで出来た家型の照明器具がなかなか素敵で(まるでケレツの建築のような)買いたかったが、こういう時に限って、あまりお金を持っていない。また今度にしよう。

翻訳って難しい

On October 24, 2009
by 卓 坂牛

昨晩、四谷から自宅の間で道路工事をやっていた。明るい風船が白く光るような照明器具が使われていた。何度か車の中から見たことがあったが、歩きながらすぐ近くで見たのは初めて。これが、とんでもなく明るい。オラファーのアートみたいだった。
今日はA0勉強会。やっと第4章「機械的誤謬」に入った。僕らの担当の最後の章。この章はHo君が最初に訳して、誰かと読み合わせて修正し、次にHi君のチームがその訳を再度読み合わせ修正し、そして現在僕らが三回目の読み合わせを行っているわけだ。そして、こんなに丁寧にやっているのにもかかわらず、未だ修正が数行おきに入るのである。翻訳って本当に難しい。こういう状態ならチームを変えてまた読み合わせすればまたきっと何かが見つかるだろう。完全なものにするなんていうことはほとんど不可能とさえ思える。そう考えると世にある翻訳書の陳腐な文章のほとんどは、まあ考えられていないか誤訳であり、それをいくら読んでいても原著者の真意など分かるはずもない。原文を読めという人の気持ちはよくわかる。

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