Taku Sakaushi

Diary

出張と翻訳

On October 23, 2009
by 卓 坂牛

午前中ゼミと講義。午後は大学祭の準備で休校。製図のあるべきに日に製図がないと気分がゆったり。だがその時間に自分が司会の会議を入れる。終わって雑用していたら夕方。お腹が空いてきたところに学生のご飯の誘い。食べずに帰ろうかと思ったが食べてから帰ることにする。車中、村山久美子『視覚芸術の心理学』誠信書房1998を読み始める。なんだか日本語がこなれていない翻訳本だなと思って奥付を見たら著者は立派な日本人。と分かったら読む気が失せて眠ってしまった。買わなきゃよかった。タイトルに騙された。四谷の駅から自宅の間にサラリーマンで賑やかな飲み屋がある。ビールケースをひっくり返した椅子で気楽な感じ。そう言えば今日は金曜日。楽しそうだなと思いながら飲み屋と反対側の本屋に立ち寄る。山形浩生の「翻訳本の解説ばかり集めた本」が新刊コーナーに平積みである。本のあとがき(まあ正確には解説だが)ばかりあつめて本にできるなんてこの人くらいだろう。その本の、そのまた「あとがき」を立ち読みする。彼は何十冊という本を翻訳しているがそれを常に出張先(彼は立派なサラリーマンである)のホテルで仕事がオフの時にしているそうだ。外国出張を羨ましがる人もいるが、旅行で行くのとは大違いで行きたくもないところ、見たくもないところを見ざるを得ない。だからこの仕事は羨ましがれる様なものではないという。そして翻訳という作業もそれに近く、書きたいことを書けるわけではなく著者のいやなところも馬鹿なところにも付き合わざるを得ないのだという。しかし出張で外国に行くのも、翻訳で著者に付き合うのもどちらもいやなところもある一方、自分の知らぬ世界に連れて行かれる魅力もあるのだという。短いあとがきをそれなりに読ませてくれるのはさすが山形。しかし一言言えば、出張で外国にいくのはなんたって楽しい。飛行機乗れば電話も来ないし、土日は休みだし、それが証拠にあなたはオフの時間にこれだけの楽しい翻訳ができたではないか。言葉の上手な人はどうも上滑る時がある。

浮き出ることまとまること

On October 22, 2009
by 卓 坂牛

午前中クライアントと打ち合わせ、中国の可能性など話す。事務所に戻り昨日の続きを考える。昨日は環境心理だったが、今日は視覚心理の本(大山正『視覚心理学への招待』サイエンス社2000)を読む。ここでまた面白い概念に遭遇して目から鱗である。それは「見えのまとまり」という概念。似た者同士は一つのまとまりに見えるというごく当たり前のことである。そういう話はどこかの心理学の本で読んだ記憶があるが、忘れていた。つまりⅰ同じものなら近くにあればまとまる。ⅱ距離が同じなら同質なものがまとまる。ⅲ閉じた形を作るとまとまる。ⅳ連続性があるものはまとまる。ⅴ単純で規則的で左右対称な形はまとまる。などなど。今まで建築物と周囲の馴染みは図と地だけが鈎概念だと思っていたのだが、このまとまりの概念の方が遥かに使えそうである。つまりある建築物が周辺環境要素とどの様に郡化するかということをこれらの既知のルールが教えてくれる。例えば、伊東さんの葬祭場のように真っ白い建物は周囲の緑からは図化しやすそうだ(図化がおこる最大要因は図と地の輝度差だそうだ)一方で流れるような曲線の屋根は周囲の山並みの曲線と連続することでその部分は形のまとまりを作るわけである(なんて見たことないから想像上の話だが)。あるいはこの間ブエノスアイレスで見せてもらったロベルトの設計したビルは隣の古いレンガビルをレスペクトしてレンガでできている、一方この街並みにはレンガビルはこの二つしかない。ロベルトのビルの形は少々暴れているので形の図化が起こりそうなのだが、隣の古い歴史的なビルと同質なまとまりを見せている。つまり図として浮き出ようとする建物を周辺環境要素につなぎ止める役割としてこの見えのまとまりは貴重な手法だろうし、こうした図化と郡化の同時現象はある種の緊張感を生み建築にエネルギーを与えているようにも思うわけだ。

退屈したら、、、

On October 21, 2009
by 卓 坂牛

朝のアサマで東京へ。スペイン語を聞いていたら心地よく眠りに入った。東京長野10分という感じである。丸善で視覚心理と環境心理の本を買って家に寄ってから事務所に。UBA(ブエノスアイレス大学)のロベルトからメール。質問していた大学院の学費の返事が来た。us$200だそうだ。まあただと同じだ。大学の学務から国際大学間協定の雛型を送ってもらったのでこれをロベルトに送る。早いところ協定を結びたい。
補助金の関係で事務所の仕事が少々スローになっている。チャンスとばかり、昨日来の研究テーマの続きを考える。環境心理学の本(羽生和紀『環境心理学』サイエンス社2008)を読むと面白いセオリーに遭遇。人はどのような気分の時にどの様な環境に好感をもつかというセオリーである。それによると人は退屈している時は(覚醒水準が低い時)おっと驚くような環境を好み、興奮している時は(覚醒水準が高い時)落ち着いた環境を好むという仮説である。このおっと驚くは正確に言うと4つの要素があって①不調和②新奇制(見たこともない)③驚き(予想とかけ離れている)④複雑だそうだ。なるほど、今まで僕の知る限りの定説では、建築は環境と調和することのみにポジティブな価値が付けられていたがこの説はそうでもないところが面白い。ちなみにこの理論は「バーラインの対比の特性と覚醒モデル」という名前である。何かに使えるかも?

新たなテーマ

On October 20, 2009
by 卓 坂牛

あーやっととりあえず書いた科研書類。一日かかるものだ。科研書類をいやだと思わず、自分の建築論を徹底して考える紙だと思ったら急にやる気が湧いた(今朝のことだが)。まあこれでお金をもらえるとはあまり思っていない。お金とれそうな路線は敢えてとらなかったから。やはり興味のあることを突き詰めたくなる。そしてそれを徹底してやってみるととこんな風になるという書類になった。まあできることなら、お金出そうな書類と、やりたい書類の二本立てというのがいいのだろうが、それはお上が許してくれない。そりゃそうだ。
まあしかし徹底して考えてみるのはいいことだ、装飾論と山岳建築をそれぞれ一歩超えた少し面白いテーマと概念が生まれたぞ。「視覚的周辺環境対話型建築の設計指標の研究」というテーマ。建築の図像性と地像性という二つの概念も生まれた。これは修士論文のテーマで誰かにやらせたい。のだが、、、みな設計やりたがるからなあ。来年の4年生にしようか??

さっさとやらないと

On October 19, 2009
by 卓 坂牛

朝一のアサマで大学に。午前午後とゼミ。夕方教員会議。今日は出席者がなぜか少ない。そのあと教授会。終わってから週末の上越でのトークインの話を聞いたり、博士課程へ行く人間と話をしたり、技術報告集の論文の検討をしたり、来月頭の北村さんのワークショップの話をしたり、なんやかんやで夜。学食は終わったので近くの中華で学生と夕食。食後急に頼まれた奨学金の推薦書を3つ書いて、明後日締め切りの科研の書類を書き始める。書きながら10月末に締め切りの書類がちらつく。加えて気になって手をつけなければいけない雑務もちらちら、そんで持って頼まれている原稿が二つ全く手がついていないことに気づき胃が痛む。まあさっさとやらない自分が悪いのだが、やる気が起きないことはつい後回しになってしまう。

伊藤君の新作

On October 18, 2009
by 卓 坂牛

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朝早くかみさんが義姉と四国に出かけた。間もなく娘が英検の試験に出かけ、僕は大学の書類を作ったりしていたらマンションの管理人さんがやってきた。下の階の機械室が水浸しなのだがその水が僕の部屋から垂れていると言う。確かに見てもらうと我々の家の機械室のとある部分から水が出て床が60センチ四方くらい濡れている。いや参った。パイプのバルブを閉めてもらい水は止まったのだが、、、、
午後伊藤君のオープンハウスに出かける。駒場東大前の住宅街に建つ5階建ての集合住宅である。各住戸は薄いこげ茶色の広間に面して少し天井の低い白い水回り諸室が洞穴のようについている。この関係性は面白いもので天地を90度回転してもその前後で空間性が維持される。写真を見よ。家に戻り書類の続き。風呂に入りながらコリンズの『脱常識の社会学』を読む。第一章は合理性の非合理的基礎。稲葉振一郎の書いていたネタ発見。稲葉さんの本は新書だからまあ註なしでもいいだろうけれど全く同じことがここに書いてある。社会契約論が国家の基礎だとホッブスは言ったわけだが、世の中を合理的に考えたら契約は成り立たない。なぜなら契約を破る方が儲けを理とすれば、合理だからである。だから社会が成り立つのは合理性によるからではなく、道徳性という非合理なものによるのであると説く。なるほど、それが脱常識ということである。

ローマを思い出す

On October 17, 2009
by 卓 坂牛

6時に起きて大学に行き、一つ雑用を終わらせてから7時半のアサマに乗る。ちょっと寝不足で車中熟睡。東京駅から日暮里に出て、モノレールにのって二つ目でおりて赤の家に、10時の約束がモノレールを降りてから迷った。行けば分かると思っていたが、右も左も前も後ろも同じ光景である(に見える)。1時間ほどで用事を終えて上野に行く。知っている人(の知っている人)がキュレーションしている「ローマ帝国の遺産」展を見る。結構な人出である。アウグステゥスの話が沢山登場。中学の世界史の時間を思い出す。世界史はローマから始まるから中一の中間テストはローマであった。今でも忘れない、試験はたった一問。しかも確か問題は事前に提示されていたように思う。「ポエニ戦争はなぜ起きたか?」これだけである。正解は忘れた。展覧会を見終わりミュージアムショップに行ったら、山川の世界史図解年表が800円で売られていた。ミュージアムショップで高校の参考書が売られているというのもすごい。昔の世界史年表に比べたら隔世の感がある。カラーで写真も豊富で実に分りやすい。家で見せたら、皆に羨ましがられるほどの見やすさであり娘にとられてしまった。帰宅後ランドル・コリンズ (Collins, R)井上俊、磯部卓三訳『脱常識の社会学』(1982)岩波書店1992を読み始める。前に読んでいたコリンズの『社会学の歴史』の約10年前に書かれた本である。これも稲葉さんの本の読書案内に出ていたものである。目次とあとがき読んだところでやることをいろいろ思出す。原稿の修正してメール、レクチャーシリーズのメール、、、、、

シュート板に向かう能力

On October 16, 2009
by 卓 坂牛

朝一でゼミ、1時間の即日設計は徐々に皆の力になっているような気がする。まあこういうことは慣れと練習である。インステップキックを蹴れるようになるには1時間でも2時間でもシュート板に向かってキックするしかないのである。2コマ目のデザイン論の講義を終えて昼飯。研究室の院生が新建築の住宅コンペに佳作になったと喜びの報告。この間は新人生優勝。先日も何かのコンペで一次を通り二次審査に残ったと連絡があった。徐々にこういうのにも入るようになってきたようである。社会構築論者であり、ヒュームが言うように社会は習慣で動くと考えている僕にとってはこうした現象は伝播するだろうと楽観的に考えている。つまりどんどん次の学年に伝染するだろう。教育や、慣習などが、学生を作り上げていく、決して才能などではない。才能があるとすればシュート板に向かう才能だけである。午後の製図のエスキス。夜夕食を食べながら技術報告集のチェック。ラーメンが口から飛びそうである。終わって八潮のポスターを見る。まだまだ。もう少しやらないと恥ずかしい。明日は上越のトークインに真理さんに呼ばれて参加する予定が、急遽クライアントに呼ばれ東京に、、、、、

事務所の役割分担

On October 16, 2009
by 卓 坂牛

午前中ののぞみで大阪へ。夕方日建の集まりがあるのだが、せっかくなので国立国際美術館と弁護士会館を見る。美術館は全面地下化されエントランスが巨大彫刻となっている。ペリの設計である。エントランス周りから差し込む光が地下3階まで落ちていくような設計である。ちょうど長澤英俊の展覧会が行われていた。この建物は東工大の同級生だったキースが卒業後ペリ事務所にはいり担当していたもの。ディテールはたいしたことないが、大きな作りはやはりうまい。美術館を後にして車で弁護士会館へ。これは日建大阪の江副さんの設計。彼は日建の中ではもっとも上手な設計者の一人。スレンダーな柱梁のフレームの裏にガラスの箱を置く設計は僕の長野県信と同じスタイルだが、その細さ、薄さは見事である。またマテリアルがとても凝っている。それでいていやらしくない。思わずうなる。
全日空ホテルへ向かう。年に一度行われる日建のOB会である。300名近い懐かしい顔ぶれ。全役員も出席する。不況のこの時期に未だにこういう催しをし続けられるこの会社は怪物である。久しぶりに会長、社長とも会い比較的ゆっくりとお話ができた。しかし日建をやめて早10年。少々空気の違う世界で生きていると、懐かしいとともに別の世界にきたような不思議な感じもある。
そもそも日建のような会社は社会のエスタブリッシュメントを相手にし、そのクレビリティを売りに生きている。エスタブリッシュメントとは一般的にやや保守的だし、慣習的である。当然その依頼もそうしたものにならざるを得ない。その意味では原理的に日建の役割とは新しい何かを作ることではなく、すでに確立されてきた何かを洗練して、確かなものとすることなのである。今日見た弁護士会館がまさにそれを表している。一方アトリエ事務所とはエスタブリッシュメントから仕事を頼まれることは少ないし、築き上げてきたクレディビリティなど比較的少ないわけで、その意味では自由であり、新しいチャレンジをしやすい。あたりまえかもしれないが、そうしたずれを久しぶりに会って話をすると感ずるのである。しかし一方でアトリエの自由さ革新性は常に可能かというとそうでもない。ランドルコリンズの『社会学の歴史』の闘争理論を読みながら思うのだが、革新的なことをする人たち(革命家)はどうも貧困の闘志などではないのである。彼らは裕福な余裕の人間たちだろうと思われる。マルクスもエンゲルスと言う富裕な友人の支援があったからこそ闘争の思想に没頭できたのである。建築もしかりだろう。食うに追われて革新的なことなどできるわけもない。のぞみ、あさまと乗り継ぎながら車中そんなことをつらつらと思う。

技術報告集

On October 14, 2009
by 卓 坂牛

昨晩は研究室の技術報告集にひたすら赤を入れ、今日は人の技術報告集を一生懸命読んでいた。たまにこういうものをきちんと読むのも頭をクリアにするのには悪くない。しかし改めて技術報告集の応募規程をきちんと読むと、実際に建築をした中で新たな技術や、計画について報告することがうたわれている。黄表紙一歩手前みたいな言い方をする人がいるが、主旨はかなり異なる。新たな技術の報告なのである。少し自分の設計を振り返り、新たな技術について報告してみるのも悪くない。そう考えると一体新しい技術とは何か?はたと考えてしまう。午後アルゼンチンの展覧会レポートのゲラチェック、100字意見を加筆してほしいとの要望、こういうのが実に難しい。たった100字しかないわけで、、、、終わってひたすら書類作り。結構骨が折れる書類である。3種類作るのだが、文言が分らない。頭をひねる。夜になると突如雷雨。

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