Taku Sakaushi

Diary

八潮

On October 3, 2009
by 卓 坂牛

八潮のワークショップに朝から出かける。アルゼンチンに行っていたので会合を一回さぼった。槻橋さんは10月1日より神戸大学に移られたとのこと。ついにこの5大学合同街づくり運動も北は仙台から南は神戸まで。オールジャパン的な様相を呈してきた。天気予報は晴れだったのだが八潮は雨がひどい。午前中の家づくりスクールも残り一回。実際に作る可能性はいかほどか?昼食後市長が合流。明日各地で開かれる運動会の天気が心配なようだ。八潮は土地が低く水はけが悪いので前日雨だと次の日は土がぬかるとのこと。しばし市長と雑談。その中で市長曰く「日本の大学の建物は味もそっけもないマッチ箱、もっと勉強する意欲がわく建物でなければ」と。多くの大学の校舎は戦後新制大学が生まれた時に作られた安普請。そしてそのころできたであろう設計基準が改善されないので相変わらずマッチ箱が再生産されているのである。午後はモデル住宅の各大学のプレゼン。このモデルには八潮のエキスがたまってきたように感じられる。1年もやるとそれなりに諦めと、覚悟ができるということか?夕方解散して帰宅。帰って昨日のローティーの続きを読む。

マジな建築

On October 2, 2009
by 卓 坂牛

後期の講義が始まった。前期に比べ、後期は非常勤がないのと講義時間が少ないので楽なのだが、時間割が悪い。金曜2コマ目は2年生のデザイン論。長野にやって来た新らしい建築学科生と初めて会う講義である。さて今年はいい学生がいるだろうか?楽しみである。今日は一回目でもありアルゼンチンのスライドを披露する。まあ寝ている学生も相変わらず多い。こういう輩は頼むから来ないで欲しい。選択授業だから取らないでほしいのだが、それでもとるのは授業のチョイスが少ないからだろうか?ああ先生が少ない。やれやれ。外国の大学の建築の先生が聞いたら、日本の大半の大学の建築学科なんて建築教育の体を成してないと思うだろうなあ。文科省の役人よ海外視察しておいで。あほみたいな電子黒板買う予算があったらもう少しマジな教育のこと考えてみたら?
この間面白い話がネットに転がっていた。スペインの事務所に就職しようとやってきた日本人が事務所のセクレタリーに大学の卒業証書を見せたところ、セクレタリーはその卒業証書にfaculty of engineering と書いてあるのを見て、「うちは建築の卒業生であることが条件だよ」と言って相手にされなかったという話。
午後は2年の製図「住宅」。学生とともに敷地見学。今年も場所は須坂。この敷地見学のころになると雨が多い。今日もかなりの雨である。
長野駅でたらふく夕飯を食べてからアサマに。車中、先日ブログで勝也君にサジェストされたローティ(Rorty, R.)富田恭彦訳『連帯と自由の哲学』(1988)1999を読み始める。前のブログで科学と宗教はどちらも人間社会の似たような現象だと書いたら、そういうことをローティーも言ってますよと勝也君に指摘された。それでこれを読んでみるとなんだか難しいのだが、確かになんとなくそんなことを言いたげである。プラグマティズムというものは宗教を科学のようにして、科学を宗教のように考えるのだと。はたまた自然科学に比べると人文科学なんてものは真理に到達しないぶんだけいい加減なものかと言えばまあどっちもどっちだというようなことも書いてある。へーまあ適当。こういうものの言い方はきっと戸田山さんのような科学実在論を信望する方からするとちょっと困るという感じなんだろうなあ。日和見な僕はどちらもいいような気がするのだが、というかそのどちらも許容するような考え方はないかと思ってしまうのだが。つまり時と場合によってということなのだが、そりゃあまりにいい加減か??

もの書きは大変

On October 1, 2009
by 卓 坂牛

1時に塩山に着く。朝東京は涼しかったが塩山は快晴で暑い。テーテンス事務所の方3人と施設へ向かう。予算書の話を終わらせ、今日のメインテーマである設備システムの方向性の検討。ガスか電気か?1000㎡程度のこの施設ではGHPがイニシャルもランニングも有利との見解。GHPを使うのは初めてなのでちょっと不安。夕方の電車で皆は東京へ、僕は長野へ。今週は山梨から長野へ向かう日が続く。車中昨日の読みかけ本を読む。『日本の統治構造』は面白い本だが、後半部は少々細かすぎて僕には不要な情報が多い。新書は新書程度の書き方でお願いしたい。飽きたので竹内さんの本で知識のアウトプットの方法を読む。ものを書くときは先ずは誰に向かって書くかが重要であると記されている。先ほどの本を思い出し、新書は門外漢を念頭に置かなければと思う。次にプロのもの書きとは何かという話が書かれている。印税だけで食べていける人がプロと呼ぶにふさわしく、サイエンスライターでそう呼べる人は彼を含め日本に10人はいないそうだ。文学の世界でも今や印税だけで生きていける人は少なく、大変なので大学の先生との2足のわらじが結構いるらしい。確かにねえ。本当のプロはそれだけで飯が食える奴でなくては。昔、音楽をやっていた時。僕の先生が「私はプロとは言えない」と言っていた。その方はもちろんコンサートもやるような人だったが、「プロは人に教えている時間などない」のだと言っていた。
芥川賞を受賞してもその中で残れるもの書きは一握りだそうだ。建築学会賞受賞して建築やめた人など聞いたことがないし、大学の先生やっているから2流と言われることもない。いやーもの書き目指さなくてよかった。

1万冊

On September 30, 2009
by 卓 坂牛

午前中長野市景観賞のバスツアーガイド。年に3回のご奉公。今日は屋根がきれいな建物を見ましょうというテーマで5つほど過去の景観賞から選んでそれらを見て回る。写真で選んで見に行ったが、当たりもあればはずれもある。終わって大学で雑用をこなし東京へ。車中、飯尾潤『日本の統治構造』中公新書2007を読む。大統領制より、議院内閣制の方が原理的には権力集中するものであることを知る。よく考えれば確かにそうだ。しかるに、それがそうならない日本の政治は原理とは裏腹に様々な阻害要因が紛れ込んでいるからだとか。全くその通り。民主政権はその阻害要因を払拭できるだろうか?期待したい。丸善で本を物色宅配。竹内薫の『竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術』実務教育出版2009だけ持って帰る。地下鉄でペラペラめくると第一章が「一万冊読んできた私と本のつき合い方」。彼は僕の高校の一つ後輩だから49歳。生まれた時から読み始めたとしても1年間に200冊以上読んでいる計算である。その本どこに置いているのだろうか?事務所に戻り明日の打ち合わせの内容確認などなど打ち合わせ。

スピバック的

On September 30, 2009
by 卓 坂牛

午前中甲府で打ち合わせ。政権交代の影響が見え隠れする。役所側の対応が鈍くなっているようである。それとは別にクライアントの検討依頼は尽きない。これだけ可能性を考えられるクライアントも珍しい。昼を一緒にとりクライアントは大学の講義に、スタッフのOさんは東京へ、私は小諸へ向かう。甲府から小諸は小淵沢乗り換えで小海線が最短だし運賃も安いのだが、いやすっかり乗り過ごしてしまった。松本回りで篠ノ井から「しなの鉄道」に乗る。車中スピヴァック(Spivak, G.C.)鈴木聡 他 訳『文化としての他者』紀伊国屋書店(1987)2000を読む。電車の中で片手間に読めるような本でもないので面白そうな数編と訳者あとがきを読む。「(スピヴァック)にできることといえばただ、あらゆる超越的、普遍的な理念から等しく距離をとることだけ・・・・・マルクス主義、フェミニズム、脱構築主義、ニュー・ヒストリシズム、サバルタン・スタディーズ、といった方法論や学問的規律に関しても、スピヴァックはそのいずれかに与することはしない」という言葉がこの面倒くさい本の内容に何となく筋道を与えてくれる。ポスコロの教科書と言われる本書だが、最近僕は外国に行き異文化に触れるとこういう気持ちに素直になれる。日本というメジャーであり辺境でもある島の文化を超越的にわが身に内在させるのだけはやめようと思うようになってきた。というより自然にそう考えるようになった。まあそれは日本国内でもそうである。小諸で夜から某プロジェクトのプレゼン。終わって助教のHさんの車で大学に戻る。学生と八潮の打ち合わせ。しち面倒臭い出張書類を入力していたら1時になった。

本いろいろ

On September 29, 2009
by 卓 坂牛

一日事務所。そう言えば買って放っておいた本があった。ノルウエィのユニットスノヘッタの作品集である。アレクサンドリア図書館のコンペを勝ち取ったチームである。図書館は円盤を斜めにしたようなデザインで印象深かったが、ほかの案も結構似ている。地面を斜めにめくったり傾けたりするのが好きなようだ。ちょっと乱暴な気もするが、スケール次第だろう。本物が見てみたい。スノヘッタを見たら、やはり先日送られてきた岡田哲史さんの作品集が気になる。封を開けて時間がなくじっくり見ようとやはり放っておいた。何といってもエレクタから出ているし、序文はダルコだし、さすがイタリア研究家は違う。岡田さんは学生時代のコンペ荒らしのころから知っているし、その頃からずっと感じているけれど形を作るセンスが図抜けている。で、そういう人はだんだん年をとるとそのセンスだけで作っちゃうのだけれど彼は違う。理屈がとんでもなく面倒くさい、そして構造が絶妙(彼の構造は日建同期の陶器がやっているのだが彼が半端じゃない)。つまり彼は作ろうと思えば感性でさっさとできちゃうんだろうけれど、それをやらないために、理屈こねて、構造考えるわけだ。と思って日本語に訳されたダルコの序文を読んだらそんなことが書いてあった。あら、岡田さんのことよく分かっているもんだとびっくりした。夕方本屋さんがやってきた。ケレツがエルクロになっている。こういうビジュアル受けする作り方は雑誌にしやすいなあ。彼はもともと写真家だからフォトジェニックな作り方を本能的にできるのかもしれない。A+Tから高密度集合住宅のデーターブックが出ている。この本近年まれに見るよくできた使える本だ。もちろん英語だけれどグラフィックがとてもいいのでデーター比較が一目瞭然である。どこかの大学で取りまとめたような感がある。集合住宅を卒制でやる学生必携。

アデニア

On September 27, 2009
by 卓 坂牛

R0021159adenia.jpg
かみさんと娘に連れられ表参道に。遅めの朝食を食べ娘は洋服屋に我々は神宮前の裏の住宅地を歩いてワタリウムに。ワタリウムでルイス・バラガンの展覧会を覗き、隣の植物屋「フーガ」に行く。このお店は珍しい植物や樹形の不思議なものが多い。加えて花器がとてもよい。今回はお気に入りのオレンジ色のガラス花器に合う植物を探しにきた。オレンジ色の縦横高さが13センチくらいのガラスの器はベルギー製で前回このフーガで見つけたもの。中の植物はとても不思議な形をしていて大事に育てていたのだが、残念ながら、半年前に勢いが無くなって最近枯れてしまった。今日は漢字のような不思議な形をした高さ20センチくらいの植物を発見した。名前はアデニア。中東やアフリカあたり原産の植物らしい。乾燥地帯特有のオリーブのような少し白っぽい葉である。

街の雰囲気

On September 27, 2009
by 卓 坂牛

A0勉強会。やっとエピローグの2度目の読み直しが終わりそう(あと1paragraph)これが終わってももう一章担当がある。これが結構長いのだ。いつ終わることやら。来年の春頃だろうか??
勉強会を終えてA0の皆にアルゼンチンのスライドをお見せする。別に見せるように整理したり地図を付けたりしたのではなく、ただ単に撮った写真を時系列に並べただけ。僕も初めて見る。アルゼンチンには世界に知られた名建築があるわけでもないから(と言って建築の質が低いと言うことではない)街の雰囲気を見せる。そして昔の記憶をたどりながらこの町に似た雰囲気があるとすればパリかバルセロナだろうと話すのだが心もとない。僕のスライドの後にA君が最近ハネムーンで行ってきたスペインのスライドを披露。こうして並べてみるとよく分かったが、ブエノスアイレスとバルセロナなんて全然似てない。いやもちろん似ているところはあるのだが、ブエノスアイレスにはバルセロナのような古さの汚れが無くとてもクリーン(よい意味とは限らないが)。次にブエノスアイレスにはバルセロナのような濃厚な色がなく白い。淡白である。最後に様式に関して言えば、古さが違う。下手すれば500年くらいの差が軽くあるから既に様式が違う場合もあるし、仮に同じ様式でも。密度が違うという感じ(これははなはだ直観的なことなのだが)。総じてエスプレッソなバルセロナに対して、ブエノスアイレスはアメリカンである。しかし面白いのはバルセロナもブエノスアイレスも100メートルくらいの正方形グリッドの街である。街区の大きさは街のスケールを作る。アメリカはニューヨーク(300メートル弱バツ50メートル)でもフィラデルフィア(100メートル強×30メートル)でもきれいなグリッドだが長方形グリッドである。都市計画の本を見れば名古屋城下町も50間方形街ほぼ100メートルと近いものがある。もちろんスケール感は平面に加え高さもあるので街区の大きさが同じだから同じ性格の街とは言えないのだが。

科学哲学

On September 25, 2009
by 卓 坂牛

午前中松本に向かう。姨捨の駅から見える風景はいつ見ても壮大。眼下に広がる町の中に北河原さんの黄金色の建物が見える。松本の会議に出てアズサで東京に戻る。戸田山和久『科学哲学の冒険』日本放送出版協会2005を読む。そもそも科学と言うのは一つの社会現象だと言う考え方が面白い。確かに宗教というものが一つの社会現象であるのと同じくらい科学と言うのも一つの社会現象である。何か科学は必然的にこの世の中にあり宗教というものは偶然この世の中に現われてきたものと感じるがそれは科学優勢の現代にたまたま生まれてきたから感じることなのであろう。だから科学とは一体どのようなものか?という問いは宗教とは一体何なのかと同じように神秘に満ちた問いなのだろう。妙に納得。さらに帰納と演繹について書かれたところを読み目から鱗。両方とも異なる証明の方法くらいにしか思っていなかったが、帰納は演繹に比べて確かさが低い。よく考えれば確かにそうなのだがそんなことは今まで気にも留めていなかった。などなど、面白いことがいろいろ書かれている。事務所に戻り多量のメールに多量の返事を書く。電子辞書の電源が切れた。昨今の電子辞書は電気を異様に消費する。

長野も残暑

On September 24, 2009
by 卓 坂牛

昨晩長野に行けずに今朝早朝のアサマで大学へ。未だ長野も結構暑い。久しぶりのゼミ。一人30分で10人5時間。だいぶ間が空いたので前回までの流れを反芻しながら聞かせてもらう。なるほどうまく進んだなと思うものあり、遅々としているもの、ちょっと違う方向に行っちゃったもの。いろいろである。舵取りをしながら10人の話を聞く。終わってから八潮プロジェクトの打ち合わせ。時間切れで市役所へ。6時から市民会館建設委員会。行ってみると席がない。「あれ?先生は欠席予定でしたよ」と言われる。3つの委員会に毎度郵送で出欠の返事をしているのだが、1か月前くらいに聞かれているので、その間にスケジュールが変わることもある。急遽席を作っていただく。委員の方々は新しい市民会館を芸術文化の新たな拠点とすることに並々ならぬ熱意がある。皆活発に意見を述べられている。一方役所側は新たな何かではなく、現在ある市民会館の維持という認識(に聞こえる)。というのも彼らにとって重要なのは市民会館よりもむしろその跡地。それは市役所の建て替え用地なのである。そのあたりで議論がいつも振り出しに戻る。市民会館のコンセプトは何なのか?一気にたくさんのことをしようとすればすべてに力を注ぐのには無理が出る(ように見える)。終わって研究室に戻り雑用。

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