EU日本建築会議来年は
ゲーテインスティチュートで7月に行ったEU日本建築会議の反省会を行った。そこに会議に来られた方40人くらいから回答いただいたアンケート結果を見るとかなりの高い評価をもらっているのに嬉しく思った。やや否定的な意見は発表者の時間が短い、というのと話題が広くて浅いというものだった。時間が短いのは会期を伸ばして解消できるだろう。話題の広がりはそれでいいのではないかと思っている。まずは状況をしるということが重要なのではなかろうか。こういう会議があればまた足を運ぶかという質問に対しては10ポイント中、10、9、8をつけた人が8割いた。これは頑張らなければと思う。来年はもっと面白く、そして最初から本を作るつもりでやりたいものだと思った次第である。

代官山に住む付属の後輩にヒルサイドに来る?と連絡したら同期で三窓のクライアントでもあるM君も来てくれた。模型を見ながら牛さんも相変わらずエッジだねえと驚いていた。M君は僕が独立したての頃NTTのショールームの仕事を発注してくれた恩人である。あの時は凄まじかったなあ。こっちはどんどん絵を描き、その横で工事は進み、M君ができたものに駄目出しして壊してはまた作りだった。そんな時に二人の娘は小学校に入る頃で受験の話も連日していた。そんな娘が今や働いていたり、留学していたりである。



独立して最初に設計した建物はRC造。なんと日建時代にやったことがなかった。かたちの納め方は難しくなかったが、塗装で悩む。撥水剤は長持ちしないし、フッ素クリアとか塗ると濡れ色になる。そこでまず、白をスポンジで叩いて塗ってからアクリルシリコンクリアをかけた。その風合いが好きでその後打ち放しの上にはスポンジでEPを叩いて塗ることが多い。模型も同じように仕上げるとそれなりに見える。
1956年に竣工した日本最初の民間分譲マンション四谷コーポラスが建て替えられるということで見学会があると栢木さんが教えてくれたので行ってきた。全室メゾネット80平米。ローンが無い時代に分割払いを採用。分譲価格は230万。現在の価格に直すと4500万くらいだそうでかなり安い。メゾネットブランはかなりよくできている。
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