Taku Sakaushi

Diary

レイクタウン

On April 26, 2009
by 卓 坂牛

昨日のどしゃ降りとは打って変わって快晴。天気に誘われて思わずジョギング。四谷を通り越して少し行ってから左折して一番町のあたりまで行く。昔このあたりにはクライアントだった東京湾横断道路株式会社がありよく来たものだ。一番町から外堀の方へ。飯田橋と市ヶ谷の間に出る。堀の脇の細長い公園を四ツ谷に戻るように走る。四ツ谷駅にはpaulという美味しいパン屋がありパンを買って帰る。30分走ると結構汗をかく。昼に家を出て八潮市に向かう。八潮の先生達と学生数名、建築noteの取材スタッフの方そして市の職員3名で今後の取材会議。5月9日は市長の撮影。アメリカからカメラマンがやってくる。どんな絵になるのか楽しみだ。
会議終了後皆で近くにできたイオンレイクタウンという日本で一番でかいショッピングモール(と誰かが言っていたが、、、)に見学に出かける。もちろんショッピングモールを核とした住宅地開発でもある。そこに調整池を兼ねた人工池がありこれをlakeと呼んでいるわけである。武蔵野戦にはこのために越谷レイクタウンという駅までできた。どのくらいでかいかは駐車場の駐車台数を聞けばわかる。その数8200台。駐輪場6200台。日本の商業施設でこの規模の駐車場を持つものがあるだろうか?誰か知っていたら教えてほしい。そしてショッピングモールは歩いて端から端まで約1キロ以上。歩いて約30分というところ。加えて、それが3階建だからきちんと全部見ようとすれば、2往復しなければならずそれだけで2時間である。加えてモール脇にアンカーテナントでジャスコ、マルエツ、ツタヤ、ヴィクトリアなどなど、そしてシネコンである。一番最近見たこの手の施設は豊洲ららぽーとだが、直観的にはあれの3倍という感じである。
それにしてもやはり土地が有り余っているからと言ってこのての20年前のアメリカのような施設の開発を日本でやってもいいのだろうか?と疑問を感じる。確かに今はこの施設の周りには何もないのだが、これから住宅地開発しようとしているのである。住宅地の脇にこの巨大なくじらのような殺風景な外観がごろりと横たわっているのはあまりにナイーブな姿では?ur(この開発を主導していると思われる)よこれでいいのか?と問いたくなる。とんでもない量の人の中を往復して皆ちょっとふらふら、ビール二杯分は歩いただろうということで北千住で焼肉を食す。

脳か精神か?

On April 25, 2009
by 卓 坂牛

今日の上海は快晴。7時にホテルを出て8時半に空港へ。9時55分のCAに乗る。CAは行きも帰りも常に満席。機中、杉山登志郎『発達障害の子どもたち』講談社現代新書2007を読む。これまで何冊か読んできた子どもの本の著者は文系だった。つまり心理学や社会福祉が専門。一方この本の著者は医学系である。誰かの本に書いてあったし大学の同僚先生も教えてくれたことだが、こども問題は文学部(心理学科)、教育学部、医学部で研究されている。そしてその横のつながりはさほど密接ではない。つまりはそれぞれの分野がそれぞれの考えを作り上げているようなのである。
医学系の著者によるこの本を読むと発達障害というテーマで受精つまりは先天性の問題も話題となっている。これは今までの本ではあまり見られない(あるいは研究しようもない)。また知能指数が障害分類に幾度も登場するのは医学だからなのだろうか??さらに医学においても精神と脳では違うのかもしれない。因みにこの本の著者は精神である。
成田に着いて事務所に向かうまで週刊誌を買って読んでいたら、精神科医の斎藤環が脳科学の茂木健一郎に送った書簡に返信が来ないことをぼやいていた。斎藤いわく「脳の機能によって人間の社会的行動を説明できるというのは現時点では『トンデモ脳科学』だと私は考える」と書いている。ここでの分野の対立は人間の行動全般だが、こどもの行動ももちろん含まれるだろう。脳か精神か?医学か心理学か?理論か臨床か?専門家たちにもこうした対立があり定説が成立しにくいとなれば、門外漢の我々にはそうやすやすとこの複雑な関係の上にのっかている知見を理解するのは難しい。
事務所に戻りチルドレンセンターの打ち合わせ、1/300のブロックスケッチをもとに議論。まるっきり別案を考えるか、同じ案で形体や構造の代替を考えるか、スケールアップして詳細を詰めるか考える。今後の展開のために先ずはスケールアップを一度しておくことにする。今日はbirthdayそそくさと帰る。

予備検査

On April 25, 2009
by 卓 坂牛

朝から現場検査。先月のスケジュールでは今日は事務所完了検査だったのだが、その状況ではない。設備はついているがまだ動かないし、建物はまだ塗装中、外構の土間コンが一部未了などなど。ということでこれは予備検査である。お昼をはさみ終わったのは2時。もちろんこの規模の検査では早い方だが、未了工事がこれだけあるのに(つまり見る場所が半分くらいしかないのに)これだけ時間がかかるのはダメが多いということである。修正点の読み上げも量が多いので後日書類で行うこととしてスケジュール会議。ゼネコンは工事終了は5月15日と宣言するが、疑心暗鬼である。ホテルに戻る車から工事中の高層ビルや新しいホテルが見える。ここでも同じことが起こっているのだろうか?
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現場で飯を作って食べる塗装工彼らは現場の中に簡易ベッドを持ち込み寝泊りしている
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従業員食堂:一見終わっているが床はペンキだらけ。養生はしない。垂れたたペンキはこすり落とす。
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食堂に並ぶ窓から工場が見える:ガラスはところどころ未装
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エントランスホール階段を上がったロビー:ここも石の上にペンキはかなり垂れている
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エントランスピロティ:土間コンがまだガラスは一部割れている:割れたガラスは取り換えればいい

上海は暑い?

On April 24, 2009
by 卓 坂牛

成田イクスプレスの始発に乗り8時55分のチャイナエアで上海に。機中森茂起『トラウマの発見』講談社2005を読む。トラウマの発見はロバート・リフトンによるベトナム戦争帰還兵の調査によるものであることを知って驚いた。リフトンの著書は原爆やオオムなどの日本での大事件を扱い日本では馴染みのようだが、僕が初めて知ったのはThe Protean Selfという著書だった。それは変幻自在な自己がこれからの時代に必要であると説いたもので拙著でも少し取り上げていた。既知の人が別の偉業を達成していたのを知るのは驚きである。
いつも遅れるこの飛行機が今日は定刻に着く。毎度30分以上遅れて迎えの車を待たしているからか、今日は誰もいない。道が混んでいたとかで30分遅れでピックアップしてもらう。上海は寒いと思って鞄の中にはダウンジャケットも入れてきたが、開口一番「昨日は27度」と言われびっくり。東京より冬は寒く夏は暑いということか。現場に2時頃到着。だいぶ出来てはいるものの、まだ一か月くらいかかりそう。養生が悪く、仕上がった床のいたるところにペンキが垂れている。その昔日本の現場で出稼ぎに来ていた中国人が同じことをしていた。これは中国では当たり前なのか、ここの現場がひどいのか???一通り見て修正点を書きとめる。細かい指示は明日の朝から行うことにする。夕食は近くの有機栽培農場のレストランに行くことになった。行ってみるととにかく巨大。敷地がどこからどこまでか分からない。その中に巨大な温室がいくつもある。その中で野菜が栽培されているようである。さらに牛、豚、がちょう、あひる、などが飼育されていてこれらが調理されて出てくる。さらに農地のあちこちにコテージがある(宿泊用)。農地が観光地化している。料理は農村料理でかなりあっさりしていて食べやすい。食後レストランを出ると急に風が吹き荒れ寒くなってきた。明日は大雨だとか。

眠りに

On April 22, 2009
by 卓 坂牛

午前中小諸プロジェクトの打ち合わせ。導入機能にこれっと言った決め手がない。全体のヴォリューム配置を5案程度に絞り模型作成へ。午後4年生の製図。どういうわけかこの製図は教師人が3人にTA2人。対して学生15人。エスキスもかなりじっくり語ることとなる。語りすぎて学生の創造性を潰してしまうのが恐い。終わって駅へ。電車の時間が迫っており駅まで爆走。自転車置き場から電車まで走って走って飛び乗る。血液が逆流しそう。意識朦朧となりそのまま眠りに陥る。軽井沢で目が覚め本を読む。山野良一『こどもの最貧国・日本-学力・心身・社会におよぶ諸影響』光文社新書2008.著者は北海道大学を出て神奈川県庁で福祉行政を行い、3年間ワシントン大学でソーシャルワークを学びそして児童保護局で働き帰国している。それだけの知識と経験をもとに書かれていることのほとんどを先日聞いたクライアントの話がカバーしていたのには驚いた。事務所に戻りマテリアルサンプルの打ち合わせ、チルドレンセンタ―の構想案の打ち合わせ。こつこつ積み上げたような方法で行くしかないのか、もう少し柔らかい形体操作があるのか????10時頃帰宅。明日の上海行きのパッキング。そう言えば成田イクスプレスの予約を忘れていた。

パーソナリティ障害

On April 21, 2009
by 卓 坂牛

朝ゼミ、午後製図。体力がいるなあ。その昔明治大学で非常勤講師をしていた時、当時明治で教えていらっしゃった香山先生が退任された。その時の理由が「製図は戦い。しかし自分にはもう戦う体力がなくなった」だった。確かに製図は戦いかもしれない。学生の持ってきたものにとっさに何かを言わねばならない。それは瞬時の判断力であり、まさに戦いさながらである。
夕食後読みかけの『パーソナリティ障害』を読み終える。世の中には人格障害なるものが14種類あるという。一個一個事例を読んでいくと、こんな人間は周りに結構いるような気になる。つまり人間は程度の差こそあれ、人格障害の素質をもっているのではないかと思うにいたった。クライアントである社会福祉法人の理事長に先日聞いた。「誰でも入れる保育所と養護施設が同じ敷地にあるのはどうしてですか?」と。すると「保育所に預けられる子供は可哀そうなことに親のスキンシップや対話が減り、多かれ少なかれ養護施設に預けられる子供同様の心の痛手を負うことになる」と言うのである。病と病でないことの境界線を引くのはとても難しい状況にあるという。そして現代社会が要求する夫婦共稼ぎがこうした状態を生み出しているのだから、心の病は現代が必然的に生み出す疾病であると言う。人格障害はこうした施設の子供に胚胎する心の障害である。そしてその症例が健常者と言われる人々にもその萌芽が散見されるのであれば、それはまさに理事長の言うことを裏付けるだけではなく一億総精神病時代なのかもしれない。

本の読み方

On April 20, 2009
by 卓 坂牛

朝大学に行くと、東工大の塩崎君からできたての博士論文が届いていた。発表会には行けなかったが内容は興味深く送っていただくよう頼んでいたものである。序文のあたりを読むと自分の学位論文で考えていたことと並走する部分が多く興味深く読み始められた。虫眼鏡片手に細かな引用文を読むとう頷くことしきりである。9:00から会議、そして午後から講義、そしてゼミ。例によってこのゼミは毎年3時から始まり終わるのは8時くらいとなる。一冊本を読みそしてドローイング。今日は西洋哲学史だが、定番の大学の教科書のような本。院生は去年木田元の『反哲学』を読んでいるので理解がかなり深いものと思う。昨日読んだ松岡正剛の本に書いてあったが、本を読むことと服を着ることは似ている。服はその日の気分や天気で選ぶものである。逆に言うと服によってその日の気分が左右されたりもする。気分と服が合わなければどうもしっくりこないものである。本も同じでその日の気持ちや興味や頭のノリによって選ぶものである。しかしゼミにはチョイスがない。選ばれたものを読まざるを得ない。そうなると本の与えてくれる気分にこちらをなんとか合わせていかないと齟齬を生じることになるわけだ。だからこれは精神修養であり本の気分に入っていかないといけない。プラトンを読むなら空想世界でギリシアに飛びそして酒を飲みながら寝転がって対話している自分にならないといけない、更に脳みその動かし方を自分なりに原理の探求に向かう状態へ高めないといけないのである。これは明らかにさあ設計するぞという脳みそとは異なるように思う。松岡のこうした指摘は僕にはよーく分かる、こう言う読書術を書いた本は僕の知る限りかつてなかったように思う。その意味ではとても「分かる」本であろうと思う。ぜひ皆さんご一読を。

A0

On April 19, 2009
by 卓 坂牛

娘に言われて携帯の料金プランを変えに行く。今まで無駄に払っていた電話代に驚く。隣のスタバでコーヒーを飲み、家に戻って娘と英単語の勉強。この年になってつくづく思うが、語学はヴォキャブラリー。「何を馬鹿な」と怒られそうだが、あくまでこれは個人的実感。最近自分の記憶があやふやになっているのを痛感する。3つに一つぐらいは娘の言うことの方が正しい。使ってないと記憶は朽ちる。
午後A0勉強会。9合目まできた。来月でやっと終わる。ここ数回の話は形の関係性や大きさとそれが見る側の心理に整合する仕組みの説明(ベルフリンの影響をもろに受けている)。分かりやすい話である。夕方のバスで長野に向かう。最近売れている松岡正剛の『多読術』ちくまプリマー新書2009を読む。最近今まで読んだ本を頭の中で編集し直す為に再読しようと思っていたら、本は2回読めと書いてあるのに力づけられた。松岡正剛は最近『千夜千冊』というタイトルの本を上梓した。彼が毎日一冊読後感をホームページに綴ったものが千たまって本になったという。恐れ入る。続いて八幡洋『パーソナリティ障害』講談社2008を読み始める。前半は人格形成の理論史。どれもこれも本当のように聞こえる。一体新たな理論が出てくる批判の根拠が何なのかは素人にはよくわからない。

皇居ジョギング

On April 18, 2009
by 卓 坂牛

国立近代美術館までジョギングで行ってみようと思い立つ。地図で距離を測ると約4.5キロ。だらだら走れば30分くらいだろうか?「ヴィデオを待ちながら」という展覧会をやっているのでついでに見て来よう。半袖シャツじゃまだ寒いかと長そでのジャージに下はランニングタイツ。上から下までまっ黒でカラスみたいだ。四谷駅を通り過ぎ、新宿通りをまっすぐ行くと突き当りが半蔵門。そこを左折してイギリス大使館を左に見ながら、千鳥が淵を右折。1キロくらい皇居の脇を走ると美術館である。桜の香りを感じながら走ったら癒された。でも疲れた。ロバート・スミッソンの「スパイラル・ジェッティ」制作フィルムを見ていたらうとうとしてしまった。帰りは日和って地下鉄に乗ろうかと思ったが、やっぱり走った。皇居の脇の巨大石垣と見張り台のおまわりさんを見ていたらバルトの言葉を思い出した。ロラン・バルトは1974年の短い日本滞在時に『表徴の帝国』なる日本エッセイを書いた。その中で東京をロサンゼルスと比較して「いかにもこの都市は中心を持っている。だがその中心は空虚である」と語ったのである。確かにとんでもない空虚。ロンドン、ニューヨーク、パリ、ウィーン、上海、、、、世界中の主要都市の中心部にこんな巨大な市民の入れない場所は存在しない。バッキンガム宮殿は確かに入れないが皇居の大きさからみれば米粒である。(皇居=1.4k㎡、バッキンガム=0.03k㎡)もちろん巨大王宮と言えばパリのヴェルサイユ。面積は8.1 k㎡と巨大である。しかし郊外にある。ウィーンのシェーンブルンは1.2 k㎡だから皇居と同じくらいだが自由に入れる。王宮ではないが、ニューヨークにはセントラルパークがありこれは3.2 k㎡とかなり大きいがもちろんこれは市民の憩いの場。民主主義の日本の真ん中が巨大な空虚というのは良くも悪しくも東京の一番の特徴であることに間違いない。

古本発見

On April 17, 2009
by 卓 坂牛

午前中早稲田の講義。去年は遅刻者が多かったが今年は皆さんまじめ。最初の自己紹介をhpに書いてもらったのを見ると。本当は建築学科に行きたかったが数学が苦手だったとか、線を引くのは性に合わないなどの理由で文化構想学部に来たという人が結構いた。フィールドプレゼンに期待しよう。
講義後、昨日依頼のあった計画敷地を見に行く。早稲田通を500メートルくらい上がったところである。なんとお知らせ看板が出ている。確認を7日に出して受理されているのだから当然か。2方を五階建ての建物にふさがれ一方が二階建の住宅。4メートル道路を挟んだ正面も5階建ての大きなビルの側面に塞がれている。凄い閉塞感。こんな敷地は初めてだ。
早稲田通はその昔西早稲田に住んでいた時にジョギングしながら古本屋めぐりしていたところ。あれから20年近くたつが古本屋健在で嬉しくなる。最近できた打ち放しの素敵な美術、文学、哲学、歴史、専門のギャラリーのような古本屋があった。腹は減ったがつい入る。お店の名前は五十嵐書店。大正14年出版の伊東忠太著の『西洋建築史』定価3円というのがあった。2000円。更に増田友也の博士論文に加筆した『建築的空間の原始的構造』なる本があった。出版年は1978年そして出版社は拙著と同じナカニシヤ出版である。定価は3800円。当時としてはかなり高価な本だったと思う。これが2500円。安い。2冊買い求め。近くのラーメン屋で眺める。満足。
事務所に戻り養護施設プロジェクトの地域化の手法を探るために、学校建築の地域化の有名な例を学ぶ。ペーター・ヒューブナー木下勇訳『こどもたちが学校をつくる』鹿島出版会2008を読む。いきなり坂本先生の推薦の言葉が載っているのにはびっくり。ちょっとデザインは古いが、子供たちの6か月に及ぶワークショップにおいて1/10の模型を作りそれを10人の建築家が図面化して作り上げたのには脱帽。地域化と共に個別化が実践されている。まさにクライアントのKさんが養護施設に求めていたことが小学校でも行われている。子供を育てる環境に差はもはや無いということか。

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