Taku Sakaushi

Diary

書

On February 15, 2009
by 卓 坂牛

今朝はゆっくり起床。食事もとらずかみさんと銀座へ。ペニンシュラのコーヒーハウスでブランチ。初めて来たホテルだがエントランスの照明がいい。外装のオレンジ色の石は珍しいが全体のデザインは装飾的で良くない。食後に出光美術館で「文字の力・書のチカラ」展を見る。青山杉雨の大字はすごい迫力。西川寧の作品は小さいが線に力がある。平安時代の三蹟小野道風、藤原佐理、藤原行成、の作品も伝ではあるが展示されている。三蹟もよいが、平安なら西行がいい。好き嫌いもあろうが、筆の息継ぎが感じられない、淡々とフラットな画面が好みである。2時に帰宅してラグビー日本選手権早稲田vsサントリーを見るが、社会人の前に大学一位も粉砕される。夕刻風呂で金子勝『閉塞経済』ちくま新書2008を読む。バブル経済の原理を真っ向から書いている。そう言う本はあまりないとのこと。それによれば所謂需要と供給の関係がバブルは一般時のそれと逆転すると言う。つまり一般時は需要が高まると値段が上がり、値段が上がると需要は下がる。ところがバブル時は需要が高まり値段が上がると、まだ値段が上がるだろうと予想してまた需要が上がるというものである。このバーチャルな人々の期待がバブルの原動力ということである。

A0

On February 15, 2009
by 卓 坂牛

午前中勉強会の予習。今日のパートは何時になくスムーズである。午後から事務所でA0勉強会。ヒューマニズムの価値の源を探るような話。ヴェルフリンへの言及が数カ所見られる。そして内容はすこぶる『建築心理学』(ヴェルフリン)に近い。建築に感動するとは建築の持つ運動感、平衡感のようなものが観者の精神に内面化されるところから発生するというものである。井上君の訳がいいのか原文がややこしくないのか訳文と英文が両方の目から滑らかに脳に流れ込む感じである。気持ちいい。夜はコンペ打ち合わせ、葛飾北斎の美術館。昨日のイメージでプランニングしたのだが、どうも建築の制限が大きくて、思った形状には作れないことが分かってきた。方針変更である。それでも北斎の「富士」にはこだわりたい。富士壺構造が頭に浮かぶ。これをすすめてみたい。コンペスタッフとうどんやで夕食(夜食?)ワインを一本。

プリミティヴィズム

On February 14, 2009
by 卓 坂牛

昨晩は学生たちと3時ころまでよくしゃべった。寝不足のせいか新幹線の中では買った週刊誌を少し読んで眠りに落ちる。東京駅丸善で葛飾北斎の本を2冊買って事務所へ。スタッフも北斎をだいぶ調べ上げてくれていた。有名な波の絵の色は化学顔料でくすんだ藍色だとか。しかし、色を判別するのは至難の技。版画作品は下手をすると一品一品色の濃さが異なるし、本に印刷されれば、もう一回版画をしているようなものだからそこでも色は変わる。同じ作品が違う本では違う色で現れている。
夜帰宅すると注文していた本が届いている。ウィリアム・ルービン編『20世紀美術におけるプリミティヴィズム‘primitivism`』淡交社1984。本物を見るまで知らなかったのだが、この本はタイトルと同名の展覧会のカタログだった。展覧会は1984年にニューヨーク近代美術館で行われたものである。正式名称はPRIMITIVISM IN 20th CENTURY ART Affinity of the Tribal and the Modern である。文章を追う元気がないので2巻組の写真を追う。ゴーガン、マチス、フォービズム、ピカソ、レジェ、クレ―、ジャコメッティ、ダダ、シュルレアリスム、ヘンリームーア、抽象表現主義、アースワーク、皆プリミティヴィズム(北アメリカ、アフリカ、オセアニアの部族美術)の影響を受けているとこの本では説明する。ジャコメッティの鉛筆のような人間もアフリカにそのイメージがあるのには驚いた。ニュートラルなモダニズムの時代だからこそその対極が欲しくなる。人間とは本当にアンビバレントなるもの。つくづく感じる。

修論発表会

On February 13, 2009
by 卓 坂牛

今日は修士論文発表会朝8時半から総勢31名午後4時半まで。僕の部屋は発表7人。6人設計、一人論文。去年まで修士設計のノルマは定量分析の論文+設計A1 20枚だったのだが、定量分析入れるとどうしても設計が計画的に硬くなるので、エッセイでも論理的ならいいかあということにした。そのかわりその場合は30枚+作品とハードルを上げた。30枚はしんどいと学生に文句を言われたが、まあよく頑張って皆仕上げた(20枚分を30枚に拡大したと見受けられる部分もあるが)。いずれにしても定量分析の枠を取り払ったので設計の幅が広がり面白い作品も増えたようでその点では成功か?設計テーマは水、影、負、山、装飾、日本、論文はウェッブサイト。
夜は学部、院を含めて設計11名を手伝ってくれた下級生を交えての慰労会。これが毎年結構な人数となる。一人を5人が手伝えばそれで55人。何人いたのか分からないけれど、製図の授業より多いような気がした。1次会も2次会も貸切状態。最後に一言と頼まれて、昨日見たオーストラリア戦の岡田に自分をなぞらえた。全日本(信大)の力をワールドカップ(世界)に示すために雇われた。示せないとクビのつもりやっている。だから選手(学生)もがんばって欲しい。まあ教師と言うよりはコーチだ。去年は雪だったが今年は暖冬。

シュルレアリスムをめぐって

On February 11, 2009
by 卓 坂牛

『シュルレアリスムのアメリカ』を読み進めながら、アンドレ・ブルトン、ポール・エリュアール編江原順訳『シュルレアリスム簡約辞典』現代思想新社(1938)1971、アンドレ・ブルトン森本和夫訳『シュールレアリスム宣言集』現代思潮社1992を併読。前者はGalerie des Beaux-Artsで1938年に開かれたシュルレアリスム国際展のカタログである。第二次世界大戦を前にロンドン、ニューヨークに遅ればせながら、ヨーロッパで初めて開かれたシュルレアリスムの展覧会。このカタログには今井滋の作品も日本人としては唯一掲載されている。大戦の勃発とともにヨーロッパのシュルレアリストはみなニューヨークへ移動。ブルトンと親しかったデュシャンが来たのは1942年。その年に「シュールレアリスム第三宣言か否かのための序論」がブルトンにより書かれる。これは上記宣言集に掲載されている。そこでブルトンはダリのことをドルの亡者と軽蔑的に呼んでいる。ダリは広告を軽蔑しながら広告デザインをやっており、それをブルトンは蔑視していた。しかしそんなブルトンもエルンストと結婚したペギーグッゲンハイムを介してファッションデザイナーのスキャパレリと親交をもつ。スキャパレリはブルトンに加えデュシャンに展覧会を持ちかける。こうして徐々に自立的な芸術が、広告や、ファッションと混じり合っていく。それにしてもダリをドル亡者と呼ぶなんて40年代まだ美術はピュアだったようだ。
*surrealismeの日本語表記はシュルレアリスムが昨今普及しているようだが、広辞苑はシュールレアリスムと音引きが入っている。宣言集のタイトルも同様である。

オープンデスク学生募集

On February 11, 2009
by 卓 坂牛

オープンデスクの学生1名募集。墨田区の北斎館のコンペをいっしょにやりましょう。期間は来週月曜日くらいから3月4日提出まで。希望者はメールください。 sakaushi@ofda.jp

CCTV隣接タワー炎上

On February 10, 2009
by 卓 坂牛

CCTV敷地のの高層棟が一晩で焼け落ちた。原因は旧正月後15日の元宵節を祝う爆竹だとか?本当?爆竹が引火した程度で159メートル30階建ての超高層ビルが焼け落ちるだろうか?確かに建設中だから消火設備が作動しないとか、防火区画の設備が動かないということはあるだろうが、それにしても、、、、。今中国で工事を進めている我々は地元の設計院を通して中国の建築レギュレーション正確ではないが体感している。その感触からすると今回の事件はあり得ることだ。僕らの受けている法的規制がどの省においても、どのようなビルディングタイプにも当てはまるとは思わないが、それでも日本との差を示すものにはなる。その感触のなかで一番の驚きは防火区画が甘いこと。鉄扉の防火ドアという概念がない。避難階段のドアが平気で木ドアである。僕らの建物は2階建ての工場だから避難階段はないけれど、クライアントのオフィスの入る建物は高層ビル。ここに設置される避難階段の区画扉が木である。加えて吹き抜けに防火シャッターがない。そして2番目に驚くのは不燃材料の甘さ。日本ならある規模以上になれば木の無垢材など使うとスプリンクラーが必要だし、もっと大きくなれば内装不燃は当然だ。しかるに中国ではそういう規制を感じない。内装に木は使いたい放題である。今回の高層ビルもマンダリンホテルが入る予定だった。となるとふんだんに木が使われているとみて間違いない。それにロビーの吹き抜けも当然のこと。いや下手をするとマンダリンだから建物を貫通する吹き抜けがあったかもしれない。そこに防火区画が無くて不燃材が使われてなければ煙突に薪をくべるがごとくである。
これはあくまで憶測である。真実はいずれ明らかになるのだろうが、設計者が一流でもレギュレーションが悪ければこうなる。国をあげて危機管理考え直さないとだめということか?

arts & architecture

On February 9, 2009
by 卓 坂牛

午前中修論発表練習を聞く。卒論発表練習より下手。話す量が倍あるし、内容も高度ではあるが、もうちっと練習しないとまずいんじゃないか?午後はドクターの公聴会。集成材のクリープについての発表があった。その中に集成材梁とコンクリートスラブによる合成梁という考え方があって面白かった。これはヨーロッパでは普通に使われている工法なのだそうだが日本ではまだ合成強度は認められていないようで残念である。木造の最大の欠点は層間の音問題だと思っているのでこうした工法は是非実用化していきたいものである。帰りの電車で谷川さんの本を読み続ける、マグリットとグリーンバーグの章はなかなか機知に富む。そもそも絵画をキャンバスと絵の具に還元し、絵画の自己言及性にその本質を見たグリーンバーグにとってマグリットなど絵画に値しないのだろう。しかし窓枠のようなイーゼルの中に空が描かれたキャンバスが部屋の片隅に置かれた≪人間の条件≫は一体どう見たらよいのか?と谷川は問う。それは窓から見える空なのか?空が描かれたキャンバスなのか?その意味でこれは表象による自己言及性を持つとまとめるのである。もちろんそんことをグリーンバーグが言っていたわけではないのだが、シュルレアリスムをこう読み込んで悪いこともあるまい。
東京駅で丸善に行ってボールペンの芯を代えてもらおうとしたらその場でボールペンが壊れた。ショック。こんなこともあるものだ。そのまま修理。洋書コーナーに行ったら、あのロサンゼルスの有名な雑誌arts&architecture(エンテンザによってケーススタディハウスが生まれたあの雑誌である)の復刻版が10年分10万円で売っていた。今後残りの10年分も出版予定だとか。世界限定1000部。これは買っとくべきか?研究室に置いておけば修士論文のひとつやふたつここから書けそうだし、英語が使えない信大の学生の特訓にもなりそうだが。

シュルレアリスム

On February 8, 2009
by 卓 坂牛

事務所で雑用。誰もいない事務所は寒い。亀沢町のコンペのデーターをダウンロード。1月,2月にコンペがた立て続けにあるというのも珍しい。締切は3月頭だから結構厳しい。しかし「北斎の町亀沢」はその昔菊竹さんが審査委員長でアーバンデザインのコンペがあったところ。そのコンペで僕らは実質的に最優秀賞をいただいた(最優秀該当なしだったが優秀賞数点の中では一番いい評価だったと勝手に思っている)。というわけで町の雰囲気は知っているつ。その時のアイデアが役立つだろうか?
午後帰宅して一人でランチを作って食べて、さて、谷川さんから頂いた『シュルレアリスムのアメリカ』みすず書房2009を読み始める。シュルレアリスムのまとまった本を真面目に読むのは初めてである。いきなり序章のタイトルが、ブルトンVSグリーンバーグ。いったいどうして?「・・・・つまるところ、本書はブルトンとグリーンバーグの言説を両軸として構成されるシュルレアリスム美術論であるといっていい・・・」ということだ。ちょっと乱暴だが20世紀美術はつまるところモダニズムとその他という2項対立図式におさまるということなのだろう。そして「その他」は「その他」で網の目状につながっている。本書はそんな網の目めぐりなのかもしれない。すでに1章は「ブルトンとピカソ」と題してプリティヴィズとの関連が語られる。参照されているウイリアム・ルービン『20世紀美術におけるプリミティヴィズム』淡交社1995はなかなか良書のようだ。ネット古本屋に注文した。

国語力

On February 7, 2009
by 卓 坂牛

午前中国立新美術館に行って加山又造展と文化庁メディア芸術祭を見たhttp://ofda.jp/column/加山の日本画はしゃれている。顔料にも工夫があり、ものによっては工芸のようでもある。ロビーでサンドイッチを食べながらコラムに感想を書いた。いつも思うがここの食べ物は高い。帰宅後石原千秋『秘伝大学受験の国語力』新潮選書2007を読む。この本は大学受験の参考書ではない。受験国語の変遷を見ながら国語の変化を追うものである。明治35年の一高の入試問題が載っている。これはすごい。全く分からない。ジャンルは3つ、国語解釈、国語文法、漢文解釈。全部で3時間。文章を読ませ、それについて設問があるわけではない。どれもいきなり次の文章を解釈せよとか次の熟語の読み方と意味をかけなどである。国語の問題は今でこそ(僕らの時にすでにそうだったが)答えは問題文章中にあるというのが鉄則だがその昔答えは問題分の中には無かった。いや正確に言えば、問題文章なるものがそもそもなかった。つまりすべては暗記なのである。それは古文であり漢文であり文法であり漢字である。それが徐々に変化する。昭和初期の国立大学の文系、理系の現代国語を見るとこれは読む文章なるものがある。しかし国語の素養と呼ぶべき暗記的知識もないと答えられない。さて、それがマークシートになるとかなり変わる。2003年のセンタ試験が載っていた。第一問は評論文である。やってみた。答えは確実に文章中にある。必要な力は二項対立整理力と、複数概念を束ねて抽象度の高い概念にまとめる力。さて第二問。これは遠藤周作の小説。著者に言わせると小説の読解は評論に比べ訓練を要する。評論は論理性なので数学的であるから答えはルールに従い自動的に出る。一方小説は論理性ではない。そこで言わんとすること(世界観)を推理しなければいけない。しかるに勝手に世界観を作り上げると正解に行きつかない。そこで求められるのは学校的倫理感だという。回答者はこの手の問題を数多くこなし、学校的倫理観の常識を身につけその世界観の中で問題文の言わんとするところを推理せねばならないのである。やってみるとあやしいところがいくつかあった。僕には学校的倫理感が欠如しているからであろうか?いやはやこんな力を問うということに何の意味があるのだろうか?なんだかおかしい。

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