Taku Sakaushi

Diary

卒論

On February 7, 2009
by 卓 坂牛

本日は卒論発表会。朝8時半から始まり一人7分。終わったのは5時。面白い視点もいろいろあった。卒論としての形式や体裁とオリジナリティを両立されるのはなかなか大変だが、そう言う意味で優れたものも一つ二つ見られた。終わって成績をつける。さて帰ってコンペの最後を見るか、もう少し待ってデーターをチェックするか?事務所に電話。30分したら送るとのこと。学食で夕食をとって戻ってデーターチェック。最後の修正を指示。7時のバスに乗るべく駅までちゃりんこ、平安堂に駆け込み平積みの一冊を買う。扇田孝之『東京発信州行き鈍行列車30年―まちの味わいいなかの愉しみ』現代書館2008。帯に上野千鶴子の推薦があったのが目についた。東京で30年生きた人が人生の後半を大町で30年生きたその差を書いた本である。東京と田舎の差のいいところ悪いところが書かれている。彼の視点は公平だが僕には田舎の辛いところの方が気になる。東京に着く前にコンペの最終シートが送られてくる。まあ最後はこんなものかな?

コンペ

On February 6, 2009
by 卓 坂牛

朝、事務所から送られてきたコンペのシートをチェックしてメール。4年生は明日卒論発表会。前回の練習で5分に収まらなかった人の分だけリハーサルを聞いたのだが、やはり5分に収まらない。明日はなんとかなるだろうか?午後から3年、m1のガイダンス。就職やら、研究室所属やら。空いた時間に修論を読む。夕刻また送られてくるコンペの修正シートを見る。なかなか時間がかかる。CGにたくさん注文を出しているのだがなかなか直らない。夕刻留守電に某設計事務所から就職エントリーのお誘い。と思ってホームページを見たら〆切が明日ではないか。誘うならもっと早く、、、、夜またコンペシートが送られてくる。まだまだ。締切は明日の消印。もうひと頑張り。

柿傳ギャラリー

On February 4, 2009
by 卓 坂牛

朝一で現場。家具工事と塗装工事が追っかけっこ状態。外部足場がとれた。外装のディテールはもうひと工夫あったようにも感じる。事務所に帰る途中新宿の柿傳ギャラリーで「和菓子のかたち展」を覗く。5人のクリエーターによる新しい和菓子のデザインということで今村創平、西森睦雄、橋本友紀夫(インテリアデザイナー)、松下計(グラフィックデザイナー)、皆川明(ファッションデザイナー)による和菓子のデザインの展覧会。制作は「とらや」である。その昔建築家によるマカロニのデザイン展覧会というのがあったけれど、それに近い。越境して他人の庭を荒らすというのはなかなか小気味良い経験であろう。そして見る方はそれを期待している。つまり適度にorthodoxyをぶち壊してくれることが愉快なのだと思うが、それにしてはどれもプロのように上手でありやや期待外れ。今村君のだけが和菓子っぽくなくて楽しめたhttp://www.kakiden.com/gallery/2009/0203.html。会場でばったり山本想太郎君と会う。Detail廃刊を二人で嘆く。
10+1のウエッブサイトに僕の原稿と一緒にアップされる予定だったアンケート(80年代の記憶に残る書籍と展覧会)が遅れてアップされているhttp://tenplusone.inax.co.jp/archives/review/topics/0901/enquete/。五十嵐さんが私同様、石上さんの本を挙げている。彼がプロデュースしたようなものだから当然か?クロード・パレンの『斜めに伸びる建築』を挙げている人が数名いた。しかし翻訳されていないがパレンとヴィりリオの編著である『function of the oblique』の方が内容は濃い。倉方さんが菊竹さんの復刻版『か・かた・かたち』を挙げていた。これは日本建築史上の数少ない建築論だと思う。今村君がヴィドラーの新刊を挙げていた。納得。これはきっといい本に違いない。更に彼は建築と全然関係ないが、水村美苗の『日本語が亡びるとき』も挙げている。海外経験が多少あってアンテナが向こうを向いている人はこの本に少なからず心乱される。槻橋さんは拙著を選んでくれている。ありがたき幸せ。コンペのドラフトをチェックして夜のバスで長野へ。

日本近現代美術史

On February 3, 2009
by 卓 坂牛

博士の2次入試を終えてキャンパス計画の会議。結構かかった。終わって部屋に戻るとm2の梗概のプリントアウトを学生が持ってきた。5日が提出。その前に一度見ておくべきかと思い一応チェック。もう文章はいいと思ったがやはり分からないところがあるのを分かったふりをするわけにもいかず、「分からない」と赤を入れる。問題は写真や図版。やはりまだpoorだな。意匠系の部屋の梗概は内容もさることながらパッと見のヴィジュアルが大事なんだけど。
終わって7時のバスに乗る。最近バスですね。車中、多木浩二、藤枝晃雄監修『日本近現代美術史事典』東京書籍2007を読む。この本、事典というタイトルだけれど読み物である。この監修者であるから東と西と漏れなく書かれているように感じられる。幕末からハイレッドセンター(60年代)まで一気に読んだ。こういうのは初めて読んだのだが、断片的な展覧会の記憶が時間軸の上に整理整頓された感じである。

言葉の壁

On February 2, 2009
by 卓 坂牛

午前中学科会議。午後長野市の委員会に出て夕刻学部生の発表会の予行演習を聞く。日曜日に練習しておくように言ってあったのでそこそこ形はできているが、論文系の発表で5分はかなり厳しい。相手に語るように話さないと分かってもらえない。棒読みだと伝わらない。
どうも昨日読み終えた『日本語が亡びるとき』がずっしりとボディーブローのように効いている。水村の論旨は昨日書いたとおりだが、国語を守れという最終結論にたどり着くまでに彼女はかなり遠回りをする。その遠回りのポイントは次のような点だ。世界にある言語は普遍語、地方語、国語の三種類。彼女の分析では普遍語とは西洋ではラテン語であり東洋なら漢語。そして地方語はもともと話し言葉であり普遍語が翻訳される時に生じた言語に過ぎない。西洋ではラテン語が翻訳されて、英語、ドイツ語、フランス語が生まれた。日本語は漢語が翻訳された時に生まれた。そして西洋ではラテン語の衰退とともにこれら3つの言語が暫定的に普遍語の地位を築き、明治維新後日本はこれらの言葉を必死に翻訳し新たな語彙を生んだ。旧制高校が語学学校だったのはそう言う理由からだ。そして現在世界の普遍語は英語一つになりフランス語もドイツ語も日本語と同じ地方語となったと著者は言う。日本語はフランス語と同等だと喜ぶべきか、それともやはり地方語に過ぎないことを悲しむべきか?僕は残念ながら後者である。水村は多分英語をネイティブ並に使えるからこういうニュートラルなことを平気で書けるのだろう。僕はたどたどしい英語を恥を忍んで必死に使いアメリカで大学に行った。そして同級生のヨーロッパ人を見ながらああヨーロッパに生まれていればこんなに苦労せずに済んだのにと我が身を恨んだのだが、またあの苦い思い出を蒸し返された。そしてやはり日本人は世界の田舎者であり、どんなに背伸びしても世界人にはなれない。いくらオリエンタリズムを恨もうと、それは仕方ないことかもしれないという諦観につながるのである。そう悲しむ裏にはもちろん日本と言う狭い世界の中だけで生きていくつもりがない、あるいは生きていけないという覚悟があるからである。そしてそう思っている人間にとって日本人に生まれたことは生まれた瞬間にハンディを負っていることになる。もちろん誤解なきように言うが僕は日本文化を素晴らしいものだと思っている。それはずっと継承されるべき世界の宝である。しかしそのことと僕らが世界の中で生きていくことは別問題である。この年になってこのことを再度考えさせられると憂鬱である。娘がよくハリウッド女優をテレビで見ながら、「ああ私はなぜ日本人に生まれたの?」と冗談半分に嘆息を漏らすが、もはや外観の差が東洋人を劣位に置く時代ではなくなった。しかし言葉の問題は決定的である。これはそう簡単に乗り越えられる問題だとは思えない。

日本語が亡びるとき

On February 1, 2009
by 卓 坂牛

午前中娘と英語の勉強するのと(これは英語を教えると称して忘れかけた単語を思い出す作業である)午後オペラシティに展覧会を見に行くhttp://ofda.jp/column/以外は家の中でも、長野に来るバスの中でもずっと昨日読み始めた水村美苗『日本語が亡びるとき』を読んでいた。久々に著者を感じ、その人が真剣にこちらを説得しようとしている文章と言うものに接した気がした。著者の言わんとすることを簡単に言えば以下のようなことになる。世界は英語を普遍語とする時代に突入し、それにインターネットの普及が拍車をかけた。しかるに日本人の英語力は悲しいほど低い。そしてこの免疫力の無い日本に英語が浸透してきた時に最大の問題は英語強迫症による国語の過小評価である。いつの間にかずたずたになった日本語の前で英語もろくに話せない日本人がおたおたしているだろう。と著者は嘆息をもらす。まったく同感である。ナイーブな日本愛好家とは違い著者はこよなく日本を愛しながら目は世界を見ている。
10+1のウエッブサイトに「過剰の現れ」という論考をアップしたhttp://tenplusone.inax.co.jp/archives/2009/01/30140718.html。興味のある方はぜひご一読を。去年の気になる建築論について書いてほしいと荻原さんに頼まれたのだが日本に建築論は少ないのでマニフェストや作品集まで広げて書いてみた。吉本ばななのから始まり最後は乾さんへと続くはなしである。こういう文章もしっかり英文併記で書くべきなのだと水村さんの本を読んで思うようになった。日本語で書いているうちは、国外には存在しないのも同じである。

咳が止まらず

On January 31, 2009
by 卓 坂牛

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咳が出る。朝食後またベッドに戻り水村美苗『日本語が亡びるとき』筑摩書房2008を読む。著者は去年亡くなった中学の担任教師の偲ぶ会に来られた先輩の奥さん。もちろんその先輩、岩井克人氏の奥さんが水村氏であることをその時知っていたわけではない。岩井氏が近しい人であることに驚き、昔読んだ彼の著書を検索した時にwikipediaに「奥さんは水村氏である」という風に書かれていたのを目にし、この岩井氏の奥さんがどんな人か興味をもっていたところ、その二日後に朝日新聞の書評にこの本が出ていたのを目にしたわけである。本との出会いとはかくも偶然の積み重ね。アメリカ生まれのアメリカ育ちなのにアメリカが好きになれず、ひっこみじあんで日本文学ばかり読みイェールでなぜかフランス文学を学び、プリンストンで日本近代文学も教える才女。久々に文学者の文章を読んでああなんて文章が上手なんだろうと感激する。言葉が生き物のように溌剌としている。
午後事務所に行きコンペのモックアップを少し精度を上げて作る。6時頃スタッフミーティング。内容を説明。その後事務所にいるスタッフ全員を誘い、近くのライブハウスで友人のブルースライブを聴く。プロの前座なので7時から30分だけ。スタッフは事務所へ。僕は家へ。咳がとまらない。

修論受領

On January 30, 2009
by 卓 坂牛

昼からコンペの打ち合わせして、新幹線に飛び乗る。車中ジンメル川村二郎編訳『ジンメルエッセイ集』平凡社1999を読む。読みたいのはこの中の「アルプス」と「廃墟」。「アルプス」は美の要素としての大きさに注目する。その意味では崇高論である。風邪のためかアルプスを読んでうとうとしていたら佐久平である。今日は空気が澄んでいて佐久平の高原が実に美しい。しかし佐久平が美しく見えるのもほんの1分くらいである。その間だけ新幹線脇の防音パネルがないのである。駅を出て少し進むと防音パネルが窓高さに出てくる。そして高原は見えない。この高原の雄大さはまさにジンメルの言うところの大きさである。一度新幹線からではなくこの大きさを味わってみたい。4時に研究室、修士論文を受け取る。主査7つ副査が12。計19の修士論文である。1000字梗概を先ずは全部読んでみる。読んで大体分かるもの分からないものさまざま。自分の部屋のものを他の部屋のものと比較してみる。どうも体裁が悪い。歴史の論文の方が資料の扱いとかコピーとか図版とかしっかりしていて見栄えがいい。意匠の部屋であるうちの方が体裁が悪い。困ったものだ。今年は量が多すぎて少し時間をかけないとどうにもならない。帰りのアサマでラスキン内藤史朗訳『芸術の真実と教育』法蔵館2003を読む。この本は三巻本。僕の読みたいところはどうも第二巻のようだ。

余剰の獲得

On January 30, 2009
by 卓 坂牛

1月29日
朝一で現場。塗装工事がだいぶ進む。シナのオイルステインの天井がきれいに仕上がっている。白い塗装がはいると今まで暗いと思っていた部屋もぐーっと明るくなる。
風邪が全然良くならず再度医者へ。「インフルエンザかなあ?」と何気なく言うので、こっちはおたおた。鼻の粘膜をとってインフルエンザ検査をしたが、そうではないようだ。ほっとする。なんでよくならないのでしょう?と聞いたら「安静にしてないからです」とけんもほろろ。まあそうだ。悪化するといやなので昼を食いがてら家に戻りしばし横になる。夕刻事務所に戻りコンペの打ち合わせ。大学で作るイメージと事務所でそれを具体化していくその相互刺激的な進め方はそれなりにいい。
早めに帰宅夕食後すぐベッドに入り『できそこないの男たち』の残りを読み切る。なんでメスしかいなかった生物の世界にパシリ役としてオスが登場し、今はこんなに威張っているのか?最後に著者はこんな問いをたて自ら答える。それはメスがよくばりだったから。というのが著者の推論。パシリ程度にしておけばよかったものが、もう少し使ってみようと欲張った。獲物をとって来させよう、家を作らせよう、なんて考えた。オスはメスを喜ばせようと必死。しかしそのうちとった獲物を全部上げなくてもメスは喜ぶことを覚えた。そこで余剰を隠し持ったのである。そのうちその隠された宝をめぐって抗争が起き。余剰を獲得したものが偉くなると言う社会ができてしまったのである。なるほど。もともと生物は子孫を残すために生きていたのが、人間社会はそうではなくなった。だから現代のメスはこの役割を変えようと必死である。子育てを旦那にまかして、余剰を獲得しに社会に出て行こうとするのである。そうそうに均等な世界ができるのではなかろうか?とはいってもまだまだ子孫の問題は大きいのかもしれないが。

デフォルトは女

On January 28, 2009
by 卓 坂牛

午前中須坂に出かけ蔵の町並みキャンパス運動の推進協議会に出席。製図第二の敷地は須坂市にしてあり、その優秀作品も展示されている。須坂の蕎麦やで昼を食べる。美味しい。同僚のy先生はいい店をいろいろ知っている。午後研究室に戻り、雑用に追いまくられながら、4年の梗概チェック。昨日送った原稿を読みなおし、やはり直したいところが出てきたので再送。コンペの打ち合わせ、ストローでできた模型が面白い。新しい仕事の話が事務所から送られてくる。青山の事務所2層分1000㎡のリノベーション。つまらないと思いきや送られてきた図面をみて腰を抜かした。オフィスビルの9階と10階なのだが、10階フロアに10メートル角の吹き抜けが二カ所あり螺旋階段がついているのだ。こうした作りはまあ貸しビルでは考えにくい。いや本社ビルだってこんな上層階でこんな吹き抜けとらないでしょう。区画が面倒だし。まあ話を持ってきた人と今日は話ができないので細かいことは明日だが、とりあえず日建の同僚でリノヴェーションのプロがいるので電話する。一体設計料はいくらもらうものか?設計期間はどのくらいみるのか?施工期間はどのくらいかかるのか?工事費はいかほどか?教えてもらう。流石やり慣れている人は何でも知っている。
終わってそそくさと駅へ。今日はバスで帰る。車中福岡伸一『できそこないの男たち』光文社新書2008を読む。福岡氏は『生物と無生物のあいだ』の著者である。男を作る染色体遺伝子発見の歴史。これはなかなか根気がいる読み物だが、生物嫌いの(というか生物の点が悪かった)僕でも面白い。彼は言う。生物学的発見の手に汗握るドラマチックなストリーを全部捨象した結果を羅列したのが学校の生物だと言う。まったくその通りである。彼の巧みな話術で仕立て上げられた生物の話は推理小説のごとし。ところで、生物学的に男女のデフォルトは女なのだそうだ。男は間違ってできてしまったもの。だからこのタイトルなのである。

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