Taku Sakaushi

Diary

体が痛い

On December 18, 2008
by 卓 坂牛

昨日のダンボール詰めで体が痛い。やわな体になったものだ。その体に鞭打ち、段ボールを開けて中身を本棚に戻す。モノも言わず、飯も食わず20箱。3箱ほど大学に送ることにしたので本棚には少し余裕ができた。2時16分のアサマを目指し事務所をとび出て東京駅へ。しかし改札を抜けて電光掲示板をみたらその電車が掲示されていない。時刻表をよく見たら季節列車だった。こんなドジは初めてだ。おかげで大学のリスニング講習会に少々遅刻。車中柳家花録『落語家はなぜ噺を忘れないのか』角川新書2008を読む。著者は人間国宝五代目柳家小さんの孫。読もうと思った理由はタイトルの通り。なぜ長ければ1時間もの噺を忘れないのか興味があったから。しかしその答えは何も書かれてはいなかった。タイトルにだまされた。しかし兄弟子にあたる小三治の話がいくつか書かれており興味深かった。小三治は古今亭志ん朝とともに僕の中では2人の天才。大学の講習会後夕食をとりサスキア・サッセン著伊豫谷 登士翁監訳『グローバル・シティ―ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む』筑摩書房2008を読み始める。内容が濃く手ごわいのだが、ネーションステートの話を先日読んだだけにグローバルの実相を見てみたく手にした。しかし厚くて重い。
鹿島出版から『言葉と建築』が順調に少しづつ売れ、ついに3刷に入るという嬉しいお知らせ。ついでに『ヒューマニズムの建築』の翻訳進捗状況を問われる。来春にはなんとか。28日が最後の読み合わせ。

レイアウト変更

On December 17, 2008
by 卓 坂牛

朝一、雨の中リーテムに打合せ。議題が多く12時までしっかりかかる。終わって急いでk-project現場へ。外壁の半分くらいのパネルが張り終わっている。ほっとする。しかしいくつか問題に気づく。クライアントと相談である。近くで遅めの昼食。駆け足で事務所にもどる。今日は事務所のレイアウト変更の第一弾。ダンボールへ荷物の詰め込み。120箱用意しておいたが足りない。残りは紐で縛る。今日はそこで終わる予定だったが、ここで終わると明日仕事にならないということで皆で机の移動から、新たな棚(エレクタ)の作成まで終わらせる。新たな場所でコンピューターもLANに繋ぎ正常状態に戻る。1階に2人地階に(と言っても崖地なので明るいが)10人なんとか詰め込む。これでやっと模型室復活である。そうこうしているうちに12時である。飯も食わずやっていたので腹ペコ。

宿沢広朗

On December 17, 2008
by 卓 坂牛

7時半のアサマに乗る。車中永田洋光著『勝つことのみが善である宿沢広朗全戦全勝の哲学』ぴあ2007を読む。宿沢は僕が中学生のころ早大ラグビー部の主将であり早稲田黄金期のスクラムハーフだった。自分はサッカーをやっていたのに見るスポーツとしてはラグビーが一番好きであり、その中でも早稲田が好きだった。そしてこの宿沢が卒業後ラグビーに進まず住銀に入行するもののオールジャパンの監督になりそしてラグビーワールドカップで一勝をあげたのである。そして住銀では専務執行役員まで務め心筋梗塞のため55歳で死去した。早すぎる死であった。何故早稲田出身でもないのに、結婚して大隈講堂のすぐ脇に住み、そして早稲田のラグビーをこよなく好きだったのかよくわからない。宿沢のころの早稲田は重戦車のような明治のフォワードに挑むそんなチャレンジ精神がありそれにあこがれたのかもしれない。そんな早稲田の象徴がこの小さな宿沢だったのだろう。電車の中で思わず昔の彼の姿を思い出し胸を熱くした。
帰宅してすぐに近くの医者に行く。インフルエンザの予防接種を受ける。大学事務から必ず予防接種を受けるように通達があった。大学センター試験の時の監督員数がぎりぎりでインフルエンザが流行ろうものなら試験が成立しなくなるからである。
午後は事務所で打ち合わせ、久しぶりの中国の状況を聞く。そして九州プロジェクトの問題点を協議。中国は見知らぬ土地の建築習慣に振り回され、九州はクライアントと工期に振り回される。

焦る

On December 16, 2008
by 卓 坂牛

朝から溜まった雑用を片付ける。11時ころ八潮市役所の方2名が来られた。来年のワークショップの開き方、活動方向性などをディスカッション。わざわざ長野まで車で来られた。5大学すべてを回る熱心さに頭が下がる。午後はm1に長野ガイドを任せ、こちらはゼミ。ゼミの合間に会議が挟まる。その上一人の発表が理解できなくなり2時間費やす。そのうち夕方。今日は建築学科教員の忘年会。その幹事である僕は遅刻もできず。6時でゼミ終了。若干1名終わらず。最近休酒中であり皆が酔っぱらうのを冷静に観察する嫌われ役である。あまり美しくなく酔う人はいるもので我が身を振り返りぞっとする。忘年会を終わって大学に戻り、終わらなかった1名の梗概を読み設計を見る。梗概はダメ。設計は未知数。今のところ全員未知数なのだが、ちょっと遅すぎるのでは??it`s too lateになるのではと心配。学生にそう言っても平気な顔つきなのでこっちが焦る。

松本を見る

On December 15, 2008
by 卓 坂牛

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松本市内の女鳥羽湧水 石臼の下の方からこんこんと水が湧き出ている
早々に起きて朝の露天風呂につかり朝食をとる。食事は昨晩同様山菜尽くし。少々飽きた。田舎の旅館に泊ると朝から食欲旺盛になるものだが、今日はそれほどでもない。
旅館すぎもとは美ヶ原温泉では名の通った老舗。九州プロジェクトのクライアントは俵屋を見て来いというのだが、時間がなくて行けない。なるべくチャンスのある時にきちんとした日本旅館を味わっておきたいものだ。松本なら杉本かと??誰かに聞いた。旅館中に趣味人である主人の好みが現われている。先ずはオーディオ。マッキントッシュの真空管アンプにJBLのスピーカーそしてガスホースのような電線。こんなセットが玄関、食事室、読書室などに置かれ、いい音を流している。それから調度品の絵画に器などなど。脱衣室に何気なく棟方の版画がかかっている(レプリカ?)朝食後そんな主人と話をしていたら松本民芸館は近いので行くことを勧められた。大正時代に柳宗悦に共鳴した民芸同志が駒場を本拠地として全国に組織化された。その一人である松本の民芸店の主人丸山太郎氏が作った博物館である。創設は昭和37年。現在は木造2階建ての民家調の作りで館内には松本民芸家具をはじめ世界中の民芸品が展示されている。僕は正直言うと松本民芸家具の濃い色と中途半端な装飾性が苦手ではあるが、いつかふっと「好み」になったりするときもあるかもしれない。
昨日松本の建築家Yさんに「松本観光するんですけれど見るべきものはありますか?」と聞いたら井戸めぐりを勧められた。なるほど松本市内には10近くの湧水があり流れっぱなし。近所の人は自由にもらえるわけだ。そもそもこの水は酒造りに使われており、現在は飲食店の重要な資源になっているようだ。松本は水の町と言うとぴんと来ない感じだがさにあらず。小さな水の流れが散見される。
昼食後、市立博物館で松本の歴史を見る。いやこれはひどい。松本たるものもっとしっかりとした展示をしないと恥ずかしい。その後、実は初めて松本城をきちんと見る。この天守閣はツインタワーであることに気づく。そのプロポーションと建ち方はなんとも美しい。内部は寒くて寒くてその上疲労がたまり途中階まであがって降りてきた。そして美術館に行く。新春屏風展を見る。長野は書のメッカ。歴史に残る大書家の屏風が展示されていた。宮本忠長さんのこの美術館にも小川のせせらぎがある。これも湧水だろうか?夜の特急で長野に戻る。

山岳建築シンポジウム2008信州

On December 13, 2008
by 卓 坂牛

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スイスイタリア語圏の建築家ルイネッリ氏、「いい仕事があったらおれに回せ」と軽快なジョークを飛ばしていた
7時ころ松本キャンパスの宿舎で目が覚める。外を少し散歩。さすがに松本は寒い。ダウンのロングコートが嬉しい。10時からシンポジウムhttp://ims.shinshu-u.ac.jp/081211.pdfが開催され。最初のスピーカーは私。そして助教の梅干野氏、筑波大学の安藤研究室の研究員でポスドクで信大に所属した樋口さんと続く。私のテーマは山岳建築の実践。梅干野氏のテーマは日本の山岳建築。樋口さんは日本とスイスの山岳建築の比較である。そして午後はスイスの建築家であるルイネッリ氏http://www.ruinelli-associati.ch/そして美術史家として建築の批評を多く行っている、レッツア・ドッシュ氏の講演である。ルイネッリしのテーマは私と同様自作の紹介である。ドッシュ氏は「建築と山岳景観」についてである。そして全員のシンポジウムへと続く。
スイス建築については日本の人にとってはボッタに始まり、現在はヘルツォーグ、ズントーというビッグネームにひっぱられやすいのだが、実は町医者のような建築家がとてもいい仕事をしているのだということを知らされた。ルイネッリ氏も町医者の一人でありながら、ヨーロッパの山岳建築の金賞を受賞し、作品集もある素晴らしい建築家なのである。彼らの特徴はシンポジウムの時に図らずも言った言葉に象徴される。それは「人が好むものを作るのではない。人の好みを気にしているとそれはポストカード建築になる」という。ポストカード建築とは素敵な一瞬を写真にしたキッチュなものである。日本的に言えばフォトジェニック建築と言うことになろうか?そして彼の作るものは「建築の質なのだという」。いかにもスイスの建築家が言いそうなことである。
樋口さんはズントーの事務所にいてルイネッリのところに移ったのであるがズントーと言う人はまさにこのルイネッリの言うような建築思想の人に見える。しかし樋口さんに言わせると、ズントーは人の好みを気にせず、質を追い求めているうちにいつの間にかローカリズムの建築家が世界的な建築家に祭り上げられた自分に驚いている、、、、ふりをしているのだという。へー。役者だなあ。しかしスイスにはそういう役者が生まれる土壌となる本当の質の高いローカルなアーキテクトがいるということである。昔のティッチーノ派の建築家たちを思い出す。
シンポジウムを終了後私は松本にもう一泊する。いつも長野と往復しかしないことを反省、明日はゆっくり松本を見ることにする。

温泉

On December 13, 2008
by 卓 坂牛

講義と製図を終えて長野中心街のトイーゴという名の再開発ビルに向かう。「山岳建築シンポジウム2008信州」の二日目レクチャーシリーズである。スイスの建築家ルイ・ネッリをはじめ3名によるレクチャーが行われた。なかなか面白いものだった。その後大学の車で学生も乗せて松本へ向かう。本部にある教員宿泊施設に来て風呂がないことが分かる(あるのだが湯がはられていない)そこで皆で近くの温泉:浅間温泉に行く。車で10分、ある宿の風呂を借りる。露天風呂もありなかなかである。キャンパスから10分に温泉のある大学も珍しいのでは。信大の一年生は松本のこのあたり住み温泉コミュニケーションをはかるとか。

ナショナリズム

On December 11, 2008
by 卓 坂牛

アサマの中で昨日読み始めた『民族とネイション』を読み終える。因みに昨日引き合いに出した「ナショナリズム」について、この本では様々な解釈が紹介されている。そのひとつに次のようなものがあった。「エスニックナショナリズム」と「シビックナショナリズム」という対概念である。これはエスニックな構成員のまとまりを重視する立場と、構成員については多様性を認めルールによる国家というまとまりを重視する立場とを対比させた概念である。前者の例は例えば東欧諸国の民族自決がそれである。後者の例は昨今のアメリカなどであろう。冷戦構造が崩壊しグローバル化が促進されればされるほど境界の意識は顕在化する。グローバールとローカルの拮抗は当分政治的にも文化的にも大きな問題である。午後大学でm2のゼミ。終わって多量なメールを確認返信。明後日のシンポジウムのパワポをチェック。「国際山岳建築シンポジウム2008信州」http://ims.shinshu-u.ac.jp/081211.pdfと題して僕も30分話し、その後数名のシンポジウム。30分しかない上にドイツ語の翻訳も入るので厳選しないと何も言えずに終わりそう。山岳建築について信州で会議をするなんていうことは典型的な文化的ローカリズムである。そしてこうしたローカリティをグローバルに連結させることはもはや時代の趨勢なのだろう。送られてきたカーサブルータスが「ニッポンの旅」特集。松本もいろいろ出ている。おっ、よく見ると明後日泊る予定の「旅館すぎもと」が小さくでいていた。有名な旅館なんだ。

国

On December 10, 2008
by 卓 坂牛

朝一でk-project現場。足場に乗って周囲をぐるり。トップライトが全部ついて昨日の雨も問題がなかったようだが、まだディテールが完ぺきではない。地下ピットスリーブ回りのおさめその他気になる点の修正を所長にお願いする。この建物では家具が単なる収納ではなく建築の構成の重要な位置を占める。その材料として、二タックスのベニヤを指定していたのに工務店が拾い忘れいてた。そこで大工さんと相談していたら二タックスを5ミリずつ切ってランバーコアの木口に貼り付けようと言いだした。凄い発想。とその自信。ちょっと嬉しい提案である。内装の色の気になるところなど1/30の模型を作ってスタディするよう担当のT君に指示。年内には外装が張られる予定。木造でシルバーの外装は初めて。午後自宅で作業。夕方事務所で打ち合わせ。会計事務所から質問メール。電話で返答。帰宅後塩川伸明『民族とネイション―ナショナリズムという難問』岩波新書2008を読む。エスニック、民族、ネイション、ステイトという語の定義から始まり、その言葉のはらむ問題に迫る。この本にも指摘されているがこれらの語の定義も使用法も時代と人で大き変わるという。昨日読んでいた本にはナショナリズムとは国家主義ではなく、国民主義であると書いてあったが、さて今日の本ではいかに?

保守を思う

On December 10, 2008
by 卓 坂牛

いろいろと用事が会って都内を駆け巡っていた。師走である。昼間事務所によると、年末のレイアウト変更の際のダンボール詰めは120箱になるとのこと。まあそうだろうなあ。大変そうだ。夜帰宅して昨日の佐伯さんの『自由と民主主義をもうやめる』を読み終えた。保守という概念がアメリカではヨーロッパのそれからほぼ180度転回したことを再確認する。そりゃそうだ。ヨーロッパがいやになって新大陸に行ったのがアメリカ人。だから彼らの保守はヨーロッパにとっては革新だ。そして著者はこのアメリカ流保守ではなくヨーロッパ流保守を守るべくこんなタイトルの本を書いたわけだ。しかしどうも伝統論者の愛国の話になると僕はついていけない。なぜ保守主義者と言うのはアプリオリに文化というものを歴史と伝統の上に置くことを疑わないのだろうか?先日の朝日の論説主幹の言葉を思い出す。「君が代斉唱の権利を否定しないが斉唱しない権利も認めるべきだ」。同様に、文化は伝統の上に成立することを否定はしないが、伝統がなくても生まれ得る文化の存在も僕はその可能性を否定しない。だからこその文化の多様性と意外性が生まれるのであろう。保守主義者の文化論は静的で耐えがたい。

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