Taku Sakaushi

Diary

曽我部さんのお家

On April 12, 2008
by 卓 坂牛

午前中大学の仕事。昼近くリーテム社長より電話。今後世界のエコタウンあるいは既存の工場団地などのエコナイズの方法についてドイツの研究者との合同研究会を持ちたいとの打診。とりあえず了承する。午後一で事務所。ナカジと来週の仕事の打合せ。彼は水曜日から上海なのでそれまでのスタッフへの指示など話し合う。3時頃事務所を出て曽我部邸へ。東横線のヨコハマの方である。遠いなあ。雑誌で知っていた空間より広がりのある快適な建物だった。坂本研や奥山研の若い人たち大勢での飲み会。5時頃おいとまして渋谷のルノワール展を覗く。渋谷の人ごみはかなり凄いね。四谷あたりの混雑度に慣れている人にとっては渋谷は目が回る。その後四谷へ戻る。今日は家族できりたんぽ鍋を食べる約束。四谷の今井屋本店へ。7時に全員集合。きりんぽは親の実家青森の隣県である秋田の名産だが。初めて食べた。しかしたいして上手いものではない。まあ餅だなこれは。

レビュー

On April 12, 2008
by 卓 坂牛

4月11日
朝一で茶室の現場、仕事のクオリティは及第点だが、工期はやや遅れ気味。しかし施工図を描いてくれないので事務所の負担が多すぎる。工期が短いからいいものの、長い工期をこんなやり方ではとても出来ない。工務店選びは今後慎重に行なわないといけないな。10時過ぎに早稲田に到着。文化構想学部での講義初日。文学部キャンパスはその昔よく足を運んだが校舎の中まで入ったことは無かった。非常勤講師用の教員ロビーを訪ね迷路のような校舎の中を歩く。昔の建物で階段の勾配が緩く、手すりのディテールが見事である。村野デザインである(と思う)。ロビーで一日目の教員アシスタントと会い、講義室へ。教室は定員30人。そこへ40名近い学生が来たのでむんむんする。全員文化構想学部の2年生。9割が女子である。まるで女子大。8回の講義と4回の学生発表の全容を説明したhttp://ofda.jp/w_lecture/。寝る子は0。とりあえず合格。講義を終えキャンパス内で弁当を買ってカフェで食べる。事務所に戻る地下鉄で読んでいた本が残り100ページくらい。曙橋を降りて最後まで読みたくて近くのカフェに入る。カプチーノを飲みながら小一時間。読み終わる頃には全身タバコの煙に燻された。
事務所に戻りk-projectの今月内に決めなければいけないことを箇条書きし、まずは空調、排水、照明の概略を二人でまとめる。次に換気採光なのだが、開口デザインのコンセプトを考える。インテリアの構造システムのデザインと整合する形にしていくことを確認。スタディはパースを書きながら。もう少し時間がいる。
4時頃『言葉と建築』の講義を受けたいという方が来所。僕に質問したいことをかなり入念にまとめてきたようで。さながらインタビューのようだった。バイトもしたいということだったが、現在はする場所もないのでとりあえず断る。夕刻バイトの竹田君が登場。6時頃k-projectの事務所内レビューを行なう。隣地の建物との関係性について伊藤君からなかなか面白いサジェスチョンを貰った。それは彼が松原の家で考え続けていたことなのだろう。今後仕事も多いし、新人も多いから是非レビューの機会を多く持ちたいところである。

長方形案

On April 10, 2008
by 卓 坂牛

朝は歯医者に行くのを忘れるし、11時に来る予定のクライアントが夕刻来ることになるし、今日はいろいろ予定が狂う。空いた時間に週末の対談メモを作って奥山に送ったら、本格的な篠原分析メモが返ってくる。流石篠原一男研究家である。僕は実体験を語るしかないな。夕刻クライアント来所。二つの案の1/50模型をお見せする。直感的奥様はものの5分でこちらと長方形案を指定。まあ現段階での検討精度が高いのはこちらの案なので当然といえば当然かもしれない。時間がないので長方形案で行くしかないかな?ここで方向性を決めないと今月中の基本設計終了のスケジュールが守れない。
「言葉と建築」の講義を受けたいという多摩美出身の建築家からメールを貰う。彼はバートレットに行ってフォーティーに師事したいのだそうだ。その予習としてこの授業を受けたいようである。講義に出るのはいっこうに構わないのだが東京からこの講義のためだけに通うのだろうか?凄い気迫である。とりあえず明日事務所に来るようにメールをする。

製図

On April 9, 2008
by 卓 坂牛

授業初日。午後製図第五。4年生の選択製図である。初日は各自パワポでテーマ発表。なぜか商店街の再生という話しが多い。社会的ニーズを踏まえてという条件を強く言い過ぎたかな?社会的ニーズに基づいて考えろというといきなり建築から離れて政治家みたいなことを言う学生が現れる。しかし設計者にできることは建築でしかなく政治や経済の問題ではないのである。これは他の先生も言っていることだが、建築設計者が何をしているのかという認識が希薄だということの裏返しでもある。それはもっと言えば建築設計者を近くで見ていないということだろう。つまり設計事務所でインターンなりバイトなりする経験が少ないということである。前から思うのだが、彼等のバイト先が飲み屋や、スーパーだというのが気に入らない。バイトも建築に資することをやるべきだ。肉体労働するなら建設現場とか悪くない。昔僕もよくやった。日銭が稼げていいバイトだった。チャンスが少ない長野のデメリットを挽回するべくいろいろ考えて欲しいものだ。授業終わって事務所に戻る。明日のプレゼンのために1/50 の模型が進行中。

初日

On April 8, 2008
by 卓 坂牛

大学今年度初日。研究室に来てコンピューターのラン接続アダプターが無いことに気付く。なんということ。サブのパソコンでメールなど確認。朝一で学科会議。結構面倒くさい議事があるのだが10時半からのガイダンスに向けて会議を出たり入ったり。その間に結構大事なことが決まっていく。会議後2年生からm2までのガイダンスが延々と続く。4年生ガイダンスでは研究室所属の決定がある。僕の部屋は希望者の作文を提出してもらった。作文を読むと各学生の心意気はよく分かる。本当なら全員来て欲しいところだが、選ばざるを得ない。困ったものである。大学の施設の限度。夕刻建築学科教員の親睦会。

回復

On April 8, 2008
by 卓 坂牛

4月7日
体調は回復。先週末の溜まった雑用を片付けに早々と事務所。4月のスケジュールやら、残った経理やら終わらせる。10時頃新しいバイトが来る。彼は建築の規則の講義を受けたいと先週メールをくれた。今年は開講しない旨返信すると、それならバイトをしたいということでやって来た。k-projectの模型を作る人が欲しかったのでお願いすることにした。昼ごろ東工大の奥山氏と電話で話す。今週末桑沢で行なう篠原一男についての対談の打合せ。とりあえず最初の15分ずつ好きなことを双方話し、それに対しお互いが質問なり意見を出し合うことにする。午後金箱さん来所。K-projectのクライアントは金箱さんもよく知る構造家なのでやりにくそうである。いくつかの難しい点はありそうだがべらぼうなことをしなくともなんとかなりそうな感触をつかむ。今日はこの程度でいいだろう。担当はリーテムをやってくれた佐久間さんとのことで心強い。案が一案に絞れたあたりで本格的につめていこう。木曜日にクライアントが来るのでそれまでに1/50の模型を両案について作るよう指示。夕刻ofda全員ミーティング。新卒新人3人を含めて5人くらい新しいスタッフがofdaにやって来た。少しオフィスのルールブックを改訂し皆で確認しようというもの。ルール嫌いな私だがこういう立場になるとやらざるを得ない。明日の朝大学に行くつもりだったが朝一で会議をするメールが入る。仕方なく最終に乗る。車中横山秀夫の『震度0』を読む。

静養

On April 6, 2008
by 卓 坂牛

未だ本調子ではない。今日は静かに家で過ごす。早稲田講義の準備。初日イントロのパワポを作る。終わって昨日の読みかけ本、続いて上松先生の『建築美学』を読む。自分の論文視点が上松先生のそれと結構ダブっていると感じる。美学的視点なんだからそれは当たり前か??菅村雅信編『東京の編集』ピエブックス2007を読む。日本を代表する編集者11名の生い立ちから編集のポリシー、重要な仕事など語ってもらうという本である。編集者というのは言うまでも無いけれど自分たちがやりたいことをする人であるこがよく分かる。こちらにいくらいいアイデアがあろうとも、そしてそのアイデアがいくら売れそうであっても、要はその編集者が出したくなかったら出ないということなのだ。というのはこう言う本を読むとよく分かる。昔、稲葉なおと氏が言っていた。本屋に言って自分が出したい本にいちばん近い本を探せ。そしてそのあとがきを読んでそこに謝辞として出てくる編集者に直に企画書を送れ。そうすると企画が通るかもしれないと言っていたがその意味がよく分かる。
夕刻友人からお前の名前がwikipediaに出ているよとメールを貰った。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%91%E6%B3%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%84%E5%B1%9E%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%BB%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7高校のob人物ページである。へー誰が書き込んのだろうか??

体調不良

On April 5, 2008
by 卓 坂牛

昨日の馬刺しがまずかったか?疲れが溜まってきたか?昨晩夜中に嘔吐、今朝方下痢に見舞われた。薬局で症状を話し薬を貰い電車へ。車内ではひたすら寝る。帰宅後今度は熱が出てきた。風邪か?午後、夜、ずっと寝ているうちに熱は下がる。しかしまだ意識が朦朧とする。

外部評価

On April 5, 2008
by 卓 坂牛

4月4日
昼から信大建築学科の公開外部評価が行なわれる。評価委員は日本建築センター顧問の山内氏、竹中工務店の技研所長お高橋氏、日建設計執行役員の亀井氏、広島国際大学教授の藤田氏の4名である。もちろん公開なので委員以外に他学科の教員、地元の建設関係者など多くの方がいらっしゃった。新学科に向けての我々のプレゼンテーションに対して委員からの意見をもらい、そしてディスカッションを行なった。意匠・設計系については、教員の量的な不足と、製図室の更なる充実などの的確な意見が出された。頂く意見はそれぞれ的を射るものであり、貴重なものである。
夕方6時場所を駅前のメルパルクに場所を移し、創設記念パーティーを行なう。須坂市のm市長や大町市のf室長など役所の方。日建のn君ほか企業の方、m先生など地元建築界の方。60名くらいの方にお集まりいただいた。会は盛り上がり2次会へと。

スケールの変化

On April 4, 2008
by 卓 坂牛

少々重い頭を引きずって午前中k-projectの打合せ。だいたい案は二つに絞られる。正方形か長方形か。長方形案を煮詰める。18メートル×6メートルの長方形の長手を2分割して3.5メートルのところで線を引き3.5×18メートル部分の階高を2.5メートル2.5×18メートル部分の階高を3.2メートルにして細長い空間のスケールの変化をつけようというもの。その中に3つの世帯を入れ込もうとしている。複雑なプログラムの要求をシンプルな図式の中に整合させようというのが今回のテーマだがどこまで上手く行くだろうか?夕刻のアサマで大学へ。車中岩村暢子『普通の家族がいちばん怖い-徹底調査破滅する日本の食卓』新潮社2007を読む。普通の家庭のクリスマスと正月の食卓に何が並んでいるかという素朴な調査だが、結構面白い。お雑煮や御節料理は次世代の食卓からは姿を消すかもしれない。我が家の正月はまだ常識的なようだ。

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