Taku Sakaushi

Diary

スチュワート先生

On April 3, 2008
by 卓 坂牛

4月2日
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午前中は明後日にせまった外部評価の打合せ会議。まだいろいろとやることがある。帰りの新幹線で中谷内一也『リスクのモノサシ』NHK出版2006を読む。これはリスクマネージメントの本ではなく、リスク情報が巻き起こす社会的動揺の実体を探る本である。僕はリスク情報にまったく動揺しない体質でよく配偶者に叱られる。でもこの本を読むとやはり僕ぐらい鈍感で丁度よいという気になってくる。一時期騒がれた環境ホルモンも結局現状の量では体内にはいってもさほど問題ではないという結果が出ているようである。まあその情報もどこまで本当か分からないが。この本にも書いてあるがメディアが騒ぎすぎである。つまりどの新聞も多かれ少なかれ東スポみたいなものなのである(というと言い過ぎだが)。常に新聞の見出しは最悪の事態が書かれているのだそうだ。それには二つの理由があり、そのほうがセンセーショナルだから売れる。もう一つは最悪を予想しておいた方が後で叩かれない。まあ最悪を書いてもいいがその確率も書いて欲しいものである。とその本には書いてある。そう思う。
夜はスチュワート研究室銀座に集合。恩師デヴィッド・スチュワートが3月で退官。それをお祝いした。会には教え子5名。当時助手役を務めてくれて、今は東工大の教授であるS先生。当時篠原研の博士でアドバイスをしてくれて現在は筑波大の教授をされているU先生も来てくださった。場所は教え子の一人で現在北海道大学の先生をしているO君が設計した「神戸みその」。名門ステーキ屋である。厚さ2センチくらいの鉄板が1メートル×15メートルくらいカウンターの前に広がる。なんとも壮観である。そこで先ず直径8センチ厚さ5センチはあろう巨大ホタテ、次に厚さ5センチくらいの牛肉が焼かれた。味覚も視覚も圧倒された。もう一年分の美味しいもの全部食べてしまったという満足感である。そしてスチュワート先生とゆっくり話もできた。先生はロンドン大学のコートルード研究所でコルビュジエ論を書いたコルビュジエ博士である。我々のテーマはもちろんコルビュジエであり徹底した指導をしてくれた。内容から文章まで、われわれの卒論を3回真っ赤にした。赤を入れるだけではない。内容が不足しているところは適宜紙が貼り付けてあり付加すべき文章やら参照すべき文献やらが事細かに書き込まれているのである。こんな先生はいませんね。教師になって分かる。incredibleである。第二の人生にbon voyage。

迷惑論

On April 2, 2008
by 卓 坂牛

4月1日
内田樹の『下流志向』という本がある。これは昨今の子供が何故勉強しないのか、昨今の若者が何故働かないのかを分析している。昨今の子供は労働よりも消費の側面で社会に先ず参入する。消費行動の思考原理が教育を受ける時にも現れるという。例えば「何故この勉強をしなければならないのか?」と問う。「この勉強をすることによって何が自分の得になるのか?」と。つまり勉強するという苦役に対する対価を予め確定しない限りこの交換は成立しないと考えるというのである。これを読んで僕は大いに笑った。自分も高校一年の現代国語の最初の授業で老齢の物静かな教師に向かって同じ問いを発したからだ。更に内田は「こどもは学習の主権的で自由な主体」ではなく、学びの主体とは学びの運動に巻き込まれつつ事後的に形成されると言う。言わんとすることは大いに納得するのだが、自分がそうではない事は明らかで、そうなると自分の子供には内田さんのような理屈をたてることはできないなあと苦笑してしまった。もう一つこれはおおいに納得しかつそうありたいと思った部分がある。彼のリスクヘッジ論である。現在、社会的弱者が生まれることの一因に、社会のセイフティネットの機能不全を挙げている。それを身近な部分で解消していくためには「迷惑をかけるかけられる」関係を社会の中から原理的に排除しない方がよい。という主張である。確かにわが身を振り返っても、人に迷惑をかけてはいけないと思い行動し、ひとの迷惑が降りかかりそうになれば逃げ回る。そうすると子供も迷惑かけないのだから何してもよいという発想になる。これはある程度仕方ないかなと思っていたが、やはりまずいと思い直させられた。完璧な人というのは自分も含めていないわけで、完璧でないことを否定するとどうも世の中ぎすぎすし過ぎる。人は失敗はするという前提の方が世の中円滑かもしれない。人の迷惑も2回に1回は受け取ることにしよう。と内田さんの本を読みながら思った。

学会

On April 1, 2008
by 卓 坂牛

午前中、学会の特別研究委員会に出席。木質バイオマスがテーマ。私は少々門外漢なのだが、未利用木材の利用方法を建築的に考えるということで出席。今日は立ち上げ一日目ということで情報交換。委員の中には、元日建で慶応に行ったIさんとか高校の先輩である東大のYさんなど旧知の方もいらっしゃる。まあ様子を見て僕に出来ることは考えてみたい。昼食をとって事務所に戻る。大学から来るメールに受け答え。ややこしい内容がいろいろ。精神的に疲れる。夕方からk-projectの打合せ。竹内君の新たなプランとナカジの屋根造形がうまく整合。ミニマルな表面積の内側に図式的な吹き抜けを随所に作ることが出来そうである。風車状に入れた十文字の二層分トップライトがどう見えるのか。でかい模型を作りたいところだが、先ずは100分の1で模型を作る。僕は50分の1でプランをつめてみる。うまくいくかもしれない。ナカジは明日から中国。これから発注、入札となる。中国リーテムの社長であるR氏とofdaの連携プレーとなるが、彼のネゴの力に期待するところ大である。

年度末の仕事片付け

On March 31, 2008
by 卓 坂牛

3月30日
年度末で事務所の書類を整理。午後出版原稿の索引作り。この間ざっと書き出したら300項目くらいあった。再度見直す。350項目くらいになる。人名が150くらいある。人名を拾い上げていくと、生没年と綴りが抜けているものが20くらい新たに見つかる。今更挿入するとレイアウトやり直しだろうが仕方ない。夕刻来週の学科創設記念パーティーでのプレゼンパワポを作る。jもう少し私自身の作品を入れたらという諸先生方のアドバイスを取り入れる。k氏からメール。先日の要望とは異なる方向へ展開しそうである。分からないものである。夕食後、早稲田講義のホームページ用のデーターをまとめる。読み返すと稚拙なところもあるのだが、もう時間切れ。部分的に修正をし、ホームページを作るsetenvにメールする。夜『明るい部屋の謎』の続きを読む。アヴェドンの焼付のための指示書が掲載されている。一度焼いた人物の顔の上に細かな明暗(と思われる)の指示が書き込まれている。こうなると写真はもはや絵画に近い。
仕事が片付けば今日は上野にでも行って国博で薬師寺の仏像でも見ようと思っていたのだがとても終わらなかった。そうしたら偶然「情熱大陸」でこの国博の展覧会のディスプレー、照明などのデザインを行った木下史青という人が紹介されていた。国立の美術館、博物館では初の専属の展示デザイナーだそうである。去年か一昨年の伊藤若冲の展覧会で脚光を浴びたという。時間で変化する光を屏風にあてていた。僕も鮮明に覚えている。展示デザインの役割はとても大きい。これからもっとこういう人は増えるでのではなかろうか。

松原の家

On March 29, 2008
by 卓 坂牛

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午後A0勉強会。あまり予習をする時間が無かったのだが、なんとか予習範囲で今日は終わった。相変わらずなかなかてこずる文章である。留学帰りのm君と読み込むのだが困難な箇所はそう簡単には進めない。夕刻桑沢デザインから電話、4月に始まる篠原一男展での対談を依頼される。日程があえば参加する旨伝える。今日は5時終えて、ofdaのパートナーである伊藤君の最新作である松原の住宅を見に行く。A0の参加者を誘ったら結婚式にいくA君以外は参加。
予算との格闘でかなり設計変更の末の完成。めでたい。外壁はinaxの塗装ケイカル版を馬に貼っている。なかなか個性的で一瞬金属板張りかと思わせる。エントランスからスキップフロアで水周りを入れると6枚くらいのレベルの異なる床が階段で繋がる。スキップにしているおかげか天井高が十分にとれていて広がりを感じる。また素材や色が伊藤君らしく、キッチュぎりぎりの選択になっている。鉄の階段や手すりは今時なかなかのいい仕事である。
帰りは明大前から。笹塚で都営新宿に乗り換えようと思っていたら、気がついたら新宿。昔の通勤路だったのにもう慣れぬ路線となってしまった。

k-project

On March 29, 2008
by 卓 坂牛

朝一で茶室の現場。30分くらい現場でうろうろしていると、いろいろと気になるところが頭を過ぎる。しかし、こうするべきだと言う確たる何かに結びつくわけでもない。ただもやもやしているだけ。現場に来るとよく起こることである。昼に来るk-projectのクライアント打合せ資料が気になり、そそくさと事務所に戻る。クライアント夫妻が12時に来て、数案ある模型と図面を見せる。相手は建築のプロであり理解は早い。奥様はなかなかユニークな方で、思った意見をずばりおしゃる。歯に衣着せぬ言い方は小気味よい。2時間ほどで帰られた。その後チームメンバーで案の議論。まだチームは4人体制である。方向性が見えたら、スタッフを絞るのだが、未だなかなかいい線に到達しない。夕食を食べてから、一人でスケッチ。なんとなく、コストに見合った面積の中に、コンセプトがはっきり見える絵がおぼろげに現れてきた。夕食に食べた一心ラーメンの#3激辛のせいでせきが止まらなくなった。そこへ新年度に向けて大学からの書類作成のメールがいろいろと届く。もう頭が働かない。明日やることにする。

歓迎

On March 28, 2008
by 卓 坂牛

3月27日
午前中はたっぷり会議。来週の学科創設式典と外部評価に対する準備会議。午後は長野市の景観審議会に出席。この会議で初めて宮本忠長さんにお会いした。会議後、あまり皆様とお話するまもなくタクシーで長野駅。夕刻のアサマで東京。車中セルジュ・ティスロンの『明るい部屋の謎』人文書院2001を読む。題名で分かるとおりこれはバルトの『明るい部屋』へのアイロニーである。著者は精神医学者であり映像を単純に記号的に言葉に還元するのではなく、①感覚-感情-運動②映像③言葉という3つの領域で並行的に象徴化のプロセスが進むと主張する。このイントロはとても魅力的に響く。じっくり最後まで読みたくなる本である。東京駅から事務所に直行。今まさに、皆、歓送会のために事務所から出ようとしているところ。荒木町じゃあ老舗のフレンチビストロへ。最初はシャンパン。そして赤、白、ロゼ。オードルブもメインも美味しい。歓迎する新人は、ofdaでは初めての大学でたての新人。一人は京都工芸繊維大学の岸研究室から、一人は東工大の奥山研から。彼等の加入で事務所の平均年齢は一気に若くなった。2次会は荒木町のディープな大福という名のバーへ。初めて行ったが割烹着をきたお上さんの店で細いが天井の高いしゃれた店。気持ちがよい。伊藤君は明日役所検査。僕は明日朝一の現場定例と昼からクライアントとの打合せ。新人とはゆっくり話したいが、また今度。今日はここでお開き。

第三稿

On March 27, 2008
by 卓 坂牛

出版原稿の第3稿が届く。いよいよ校正箇所は減ってきたものの、編集部での微に入り細にわたる校正が続く。細かい赤字でレイアウトやキャプションの字の大きさ等細かな指示が入っている。そして、 鉛筆書きで私の拙文への修正の提案が書き込まれている。頭が下がる。そして同じ校正紙がもうワンセット。索引用。400項目程度の索引を作らねばならない。これには参った。ちょっと大変な作業である。しかしありがたいことでもある。
山積みの事務所の打合せ。中国の進捗を聞く。再度の補完的な土質試験を行なわざるを得ないようである。日本なら必要も無いことなのに。建物位置とボーリング位置の微妙なずれを役所は問題にしている。そんなことを問題にするなら、問題にすることはもっといろいろあろうにと思うのだが。茶室は最終の色決め。もはや迷うことは無い。床のモルタルには多少の墨をいれることにする。kプロジェクトは模型が4つ並ぶ。やはり要求内容に対しての予算に余裕が無い。どうしてもプランが窮屈になる。金曜日の打合せに向けての修正内容を決める。帰宅。夕食。最終で長野へ。

遠い東京

On March 26, 2008
by 卓 坂牛

3月25日
ソウルの国立古宮博物館を訪れる。日本語の音声ガイドがありなかなか楽しめる。宮廷音楽の部屋があり演奏がプロジェクターで再現されているが、日本の雅楽と同じ響きである。雅楽における高麗楽というのがこのあたりのものを指すのだろうか?しかし展示品は全て李朝時代のもので高麗時代のものは一切ないことになっている。2時間くらいゆったり見入ってしまった。天気は曇りで肌寒いが地下鉄で隣の安國駅でおりギャラリー街を歩く。
午後の飛行機で成田に戻る。帰りは西風に乗って飛行時間は1時間40分。長野新幹線と同じだが、ホテルを出たのは2時半で家に着いたのは11時である。いやはや国際線というのは本当に時間がかかる。

ソウルの夜景

On March 24, 2008
by 卓 坂牛

ビジネスセンターから事務所にファックス。昨日もらった図面とにらめっこして少し新たな案を作るべく指示を出す。ホテルの外に出てスタバで朝食。そのまま焼け落ちた南大門まで歩く。仮囲いされている。そばには有名な市場がある。外部の市場と建物内のそれといろいろである。ワンフロア40店舗くらい全部似たような洋品店という場所もある。
南大門から地下鉄で10分くらい北に行くと、宋廟という李氏朝鮮時代の王の廟がある。世界遺産である。その隣に同じ李氏朝鮮の3代王の王宮昌慶宮がある。これも世界遺産。どちらもそれなりのものだが、背後にソウルの超高層が屏風のように建ち並んでいる上に、都会喧騒が伝わり、興ざめである。やはり重要建物の背後を守る東京都の景観条例のようなものは必要か?そこから西に10分くらい地下鉄にのると大学町がある。この一年キャンパス計画をしてきたので、キャンパスを見るのは興味深い。名門女子大である梨花女子大、韓国の慶応といわれる延世大、韓国の芸大、弘益大。どれも韓国の起伏のある地形の中に立ち並ぶキャンパスである。サンフランシスコ近郊のバークレーを彷彿とさせる。梨花女子大の学食で昼食。キムチシーフードラーメンは150円と安い。韓国の物価はタクシー、地下鉄などを除けば、殆ど日本と同じだが、学食は安い。夜は都心の丘に立つソウルタワーに上る。ケーブルカーで丘の上まで上りそこから展望台へ。ケーブルカー往復700円。タワー展望台700円である。眺めは改めて町の起伏を感じさせるものである。夜景の美しさが加わりサンフランシスコを髣髴とさせるものである。

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