Taku Sakaushi

Diary

リノベーション

On February 22, 2008
by 卓 坂牛

午後上田の繊維学部でcmpの説明を行い。上田から夕刻のアサマに乗る。五十嵐太郎編『リノベーションスタディーズ』INAX出版2003を読む。水戸のリノベーションの参考にと思って研究室にあるその方面の本を鞄に突っ込んだ。その中の一冊である。連続シンポジウムの記録なので、さまざまな体験談が記されている。なかでも青木淳のコメントは面白い。曰く、リノヴェーションでよくありがちな材料へのフェティッシュな思い入れは意味が無い。それは受容者側に発生している意味作用に過ぎず、建築の形式が持つ価値では無い。もちろんそういう言い方も可能かもしれないが、そうとも言えないだろう。建築の素材が持つ絶対的価値だってある。
事務所で茶室色彩検討。少しづついい線に近づいている。その後水戸のリノベーションブレスト。スタッフ4人とバイトの工藤さんを入れて意見を出しあう。まだまだ形にはならない概念的な話。10時には終える。

建築と階級

On February 21, 2008
by 卓 坂牛

昼の電車で松本へ。松本地区のcmp説明会。40分ほど説明を行い、質問も比較的建設的で前向きなものが多くほっとする。残りは明日の繊維学部。大学に戻り雑用を済ませ内田さんの『近代日本住宅史』の残りを読み終える。なんでこんな本読んでいるかというと、建築表現と社会の階級制度との相関を見るためである。もとはと言えばファッションの表現が階級性の表現であるというヴェブレンの指摘に始まり、ファッションの一般化、大衆化が市民社会の成立と大衆消費社会に後押しされたことを読み、その類比として建築を語れるだろうと考えたのがきっかけである。近代住宅も明治初期は階級制度の表現として上流社会の住宅と中流住宅ははっきり異なる様式で作られ始めた。そして上流階級の住宅は洋風か和風かそのオーセンティックな表現だった。ところが上流階級のそうした表現はそれ以上の発展を見なかった。それは上流階級が減少し、日本にも近代市民社会が徐々に成立したからだと思われる。圧倒的なニーズは中流階級の住宅であり、更に戦後日本においては住宅の大量供給に大半の建築家は従事せざるを得なかった。ここにおいてもはや上流階級の建築の表現はテーマとなる資格も意味も失ってしまった。もちろん現在であろうと豪邸は存在するし、誰かはそうした建築を作っているのだが、それは極めて特殊解として議論の対象になりずらくなったということであろう。更にいえばこうした上流階級の住宅が上流階級を記号化して表示する動機を失い、またそうした記号としての様式が消滅したことにより、もはや建築が階級を示す記号ではなくなってしまったのである。というのが内田さんの本を通読した範囲で分かった建築と階級の相関関係である。
しかし話は続きがある。それは昨今の格差社会と建築の関係である。格差社会の上のほうにいる人たちは実は建築好きが多い。しかし彼らはもちろんもはや過去のものとなってしまった上流社会建築の記号を振り回すこともできないし興味も無い。彼等が欲しいのは記号ではなく実体としての上質な生活であろうと思われる。そしてそれはある程度の差異化も求めている。しかしそれが何かとネーミングできるほど僕には分かってはいない。またそうしたリクエストが新たな表現に繋がるかも目下不明である。

セイムスケール

On February 20, 2008
by 卓 坂牛

午前中のアサマで大学へ。車中、内田青蔵他による『近代日本住宅史』鹿島出版会2001を通読。午後二つの会議。学生と夕食。夕食後学生に頼んでいたセームスケールを眺める。これは春休みの研究室の宿題で20個のプランを暗記しようというもの。
①サボア邸、②落水荘、③ファンズワース邸、④レイクショアドライブ、⑤シュレーダー邸、⑥小篠邸、⑦白の家、⑧代田の町屋、⑨シルバーハット、⑩角窓の家、⑪ユニテ、⑫東京ミッドタウンギャラリー、⑬岩崎美術館、⑭浮世絵美術館、⑮ギャラリートム、⑯アトリウム、⑰パレスサイドビル、⑱日建本社、⑲メディアテーク、⑳青森美術館
これらのプランを見ているとその大きさの差に驚く。例えば白の家は10メートルの正方形。サボアは20メートルの正方形。面積は4倍である。レイクショアドライブのワンユニットは12×20くらい。ファンズワースの屋根のある部分は9×23くらいでレイクショアのワンユニットと似たようなスケールである。白の家が二つ入る。メディアテークは一辺50メートル。白の家が25個きれいに並ぶ。ギャラリートムは13×10白の家と同じ。パレスサイドは巨大。構造的に平面が25×25弱の正方形で11に分割されている。サボワ邸が11個並んでいるような物。ということは白の家が50個くらい入る。
セイムスケールは日建時代からよく作った。しかし大体何かプロジェクトをするときにそのビルディングタイプの類似事例で作ることが多かった。今回のように住宅からオフィスまでやってみるとスケールの差が如実にわかって不思議な発見があるものだ。

打合せ

On February 20, 2008
by 卓 坂牛

2月19日
午前中は早稲田講義のパワポ作り。ヴェブレンの『有閑階級の理論』ちくま学芸文庫1998を読む。お昼前、事務所に。3時から茶室の打合せ。信大工藤さんの作った1/20の模型に着せ替え人形のように内壁の5パターンの色を貼り付けながら最終的な色彩の検討。黄色系か緑系か、そしてどの程度の色の差を作るのか、さらにそのパターンがポイント。色の問題は様々な知覚要素が絡むので1/20の模型でも分からない。しかし直感的に黄色系を選択。そして色の差をもう少しつけること。さらにあまり細かなパターンにしないことを確認。細かな判断は担当山本さんに一任。色は合議制で決めると失敗するというのが僕の自論。目がくらくらすような打合せ終了。次に信大小倉君の作った1/200の中国工場の模型と竹内君の作った矩計図、平詳図を検討。図面が大きくなると気にしたくなることが様々出てくる。終わって8時だが勢い青山のヴォリュームスタディの打合せ。等価交換してデベが参入したくなるモーティヴェーションの閾値はどこにあるのか???分からないことは沢山あるのだが、とにかく可能性を検討する。こうした検討の最初はいつもひどくプラクティカルなもの。形が見えてくるまでは仕方ないとはいえども、、、、、、
終わって10時。信大の学生、事務所の面々と夕食を。そして夜の荒木町でジャズ・ロックめぐり。

農学部

On February 18, 2008
by 卓 坂牛

9時から会議、10時半から会議、11時から会議、その後メールチェックして学食で昼をとり長野駅へ。特急しなので松本へ。そこで本部施設課の課長や理事のf先生たちと合流し車で伊那の農学部へ。農学部の先生へのcmp説明会。農学部は来るたびに思うが本当に美しいキャンパスである。癒される。急遽決まった説明会なのに大勢の先生方が集まられた。せっかく遠くまで来たし多くの方に聞いて欲しいと思う反面。大反論に巻き込まれたらどうしようかと心配だったが、質疑も好意的なものが多くほっとした。1時間ほどの説明会を終え、車で松本まで戻り夕刻のアズサに飛び乗り新宿へ。事務所から送られてくる様々なメールを見ながら、憂鬱になったり、喜んだり。未だに終わらぬコラージュ論を読み続ける。今日はエルズワース・ケリーのコラージュである。ケリーの転写の概念はユニークである。それは三次元的な現実を扱わず、視覚の中で2次元で現れるもののみを対象として写し取るという手法である。ルネサンス以来の絵画は3次元を2次元に変換することに様々な工夫を凝らしてきたわけだが、そうした変換を必要としない対象の選び方にケリーの発送の転換を感じた。
夜事務所に戻り、打合せ。信大の二人は黙々と模型を作っている。だいぶ形が見えてきた。頑張れ。

分析的コラージュ

On February 18, 2008
by 卓 坂牛

2月17日
早朝、皆起きてくるまでその辺に転がっている洋書を飛ばし読み。遅めの朝食。そろそろ本気で早稲田で行なう講義のパワポ作りを始めないと間に合わない。下地は後期ゼミで学生といっしょに作ったもの。先ずはこの作業に何日費やせるか確認。多くて正味12日。厳しいなあ。一つを完成させるのに1.5日というところ。今日は階級論をやろう。しかし考え始めて買っていたつもりのウェンブレンの本が無いことに気付く。アマゾンに注文。目次を作り変えてとにかくシンプルで無理の無い論理構成へ変更していく。結論のあたりがやはり難しい。学生の結論はひねりをきかそうと苦労しているのだが意味不明。かといって気の利いたオチが作れるかと言うとそう簡単にはいかない。結論は後回し。最終のアサマにのる。車中再びコラージュ論。今日はジャン・アルプのコラージュ。ダダイストアルプのコラージュは「偶然の法則」で有名。著者の分類では分析的コラージュと呼ばれるもので、自分の作品を切断して再度継ぎ合わせるものである。クレーの場合は直線で切断(鋏で切断)していたが、アルプは手でちぎってそれを床にばら撒くという手法を多用したようだ。また曲線が集積したような版画を切断していくつかのつぎはぎを作っている。そこに完成した作品はあたかも最初からそうであるかのような偶然の驚きがなく、むしろ計画的な美が感じられる。
クレーやアルプの作品をみていると、建築においてもこうした分析的コラージュの手法が有効に思えてくる。今度どこかで試してみたいものである。

NATURE

On February 16, 2008
by 卓 坂牛

高校時代の同級生メイリングリストがある。時たま風の便りが届く。年に一度くらいは飲み会をやっているのだからあえてメールというほどでもないのだろうが、まあ仲がいいということだろう。数日前、そんな風の便りで同級の女性が子育ても終わらぬうちから母校の地学の先生になったというめでたい話が届いた。それに皆がお祝いの言葉を送る。そして近況をひとこと加える。その中で、筑波で物理の教授をしている青木慎也の近況は画期的だった。 彼が昨年発表したParticle physicsにおける論文 Hard-core calculationsがNature誌の選ぶ自然科学分野における2007年のハイライト研究21件の一つに選ばれたとのこと。日本から選ばれたのは2件で、もう1件は今をときめく京大の山中教授の(分子生物学)のiPS細胞だそうだ。いやはやたいしたものである。先日運動部仲間と会った時、少なくとも同学年に一人、下級生に一人ノーベル賞候補がいると話題になった。それにも唖然としたが、青木もこれなら相当いい線いくのではかなろうか?頭のいい奴というのはいるものだ、青木は高校時代、授業中に異様な集中力を発揮し、授業だけでテストは殆ど満点をとるような奴だった。後はパチンコ・マージャン。「勉強はしないでできるのが粋」とする母校の校風を地で行く男だった。そういう天才に比べると、自分はとても普通の人である。

追っかけられる

On February 15, 2008
by 卓 坂牛

朝一でクライアント打ち合わせ。御茶ノ水に行く途中、大学から電話。打ち合わせの途中、大学から電話。打ち合わせ終り、大学から電話。追っかけられ続け。来週。月曜日○○学部におけるCMPの説明依頼。同じ日に他学部で説明の依頼、一方は断る。水曜日○○学部における説明の依頼。金曜日午後○○学部における説明の依頼。もうだれかやって——。僕一人で作ったわけではないのに、説明するのはいつも僕では体がいくつあっても足りない。これからどうなってしまうのだろう。
茶室の工務店が決まった。山本さんの努力でスパッと決まった。素晴らしい。工事金額に僕自身がこれほど悩まなかったのは始めてである。事務所に戻る。赤い家のクライアントが来所。仕事になるかもしれない話を持ってきてくれた。ヴォリュームスタディをすることにした。場所は最高。青山の昔イデーがあった場所の隣。かっこいいカフェの前である。ここで仕事できたら楽しいだろうなあ。と思わせる土地である。
夕刻M1が半年かけて作り上げた社会学的建築の探求、題して「建築の条件」ゼミのパワポを眺める。うわーやはり分からないことばかり。このまま使えそうなのは写真論くらい。あとは厳しい。書いてあることが当たり前すぎて馬鹿らしいもの。逆に何を言いたいのかやっぱり全然分からないもの。そして目の付け所だけは面白いのだが、展開が余りに飛躍しすぎて意味不明なもの。少しテーマが難しすぎたかなあ?自分で考えたって難しいのだから仕方ないか?
飯を食って中国の平詳図のチェック。通り芯を少し動かしたくなる。確認申請中だが、安全側のずらしだからなんとかならないだろうか?

cmp

On February 15, 2008
by 卓 坂牛

2月14日
キャンパスマスタープランも佳境。大学の上層部への説明。各学部長、理事その他。いろいろな意見も出る。会社と違って、本当に大学というところはいい意味でも悪い意味でも民主的である。もしこれが民間会社で、全国の支店建て替やらリニューアルに際して、その計画を本社の営繕が作り社長が決裁したらそう文句をつける人間はいない。しかし大学と言う組織はそうではない。各支店長がいろいろと社長に苦言を呈することができる場所なのだ。というか場所だったのだろう。しかし大学は徐々にいい意味でも悪い意味でも民間会社化され始めているのである。当然それに際して、ものの決め方のルールも変わってくるのだろうが。
松本で会議を終えてあずさで新宿へ。車中、なかなか終わらないコラージュ論を読む。この本はさっさと読み終えないと重くてしかたない。今日の範囲はパウル・クレーのコラージュ。著者の分類ではクレーのコラージュは分析的コラージュと呼ばれ、自らの作品を鋏で切断してずらしたり反転したりして再接合するものである。僕はクレーのコラージュなど全く知らなかったし、こうした方法をコラージュと呼ぶこと自体とても新鮮に感じた。
夜9時半頃事務所に戻ると小倉君が模型作成中。これから10日間彼は事務所に泊まる。毎日7時間寝るとして17時間働ける。10日でも170時間。すごい。でも風邪引かないように。金箱さんからカルトラーバの講演翻訳本が届く。人のことは言えないが、忙しいのによくこんなことしている。respect。中国は大雪で春節の後に帰省した人々が帰れないとのこと。困った。作業が滞る。茶室は減額交渉でb社がクライアントの予算範囲内に入ってきた。これで決まるか?明日クライアント打ち合わせ。

公聴会

On February 13, 2008
by 卓 坂牛

昨晩は2年生や3年生、普段研究室では会話できない学生たちといろいろ話しができて面白かった。「建築家は思い上がっている」という2年生の指摘はちょっとびっくりした。建築デザインをやろうと夢を膨らませている学生の考えることではない。でも的を射ているし、4年生のゼミにでも来ればそんな話は聞き飽きるほど耳にすることになる。ハイデッガー、多木浩二。今から読んでもいいけれど、2年生にはちょっと早い。もう少し建築家とは何ぞやということを分かってから、さておもむろにその思い上がった建築家像を叩き壊せばよいのではなかろうか?
今日は朝から会議、午後は独論の公聴会。木質バイオマスの研究だが、学会の特別委員会のテーマでもあるので勉強になった。しかし、間伐材の需要も供給も低下する中で再度このニーズを活性化させるにはどうしたらよいのだろうか?一建築家が闇雲に間伐材を使いますと高いお金払って使うことに意味を感じなくなってきた。もっと社会のシステム整備の話のように思えてきた。
終わって雑用、雑用。雑用と言ってはいけないのだろうが、仕事は梅雨空から降り注ぐ雨の如く止まることを知らず、気がつくと溢れている。

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