Taku Sakaushi

Diary

ソフィ・カル

On January 13, 2008
by 卓 坂牛

のんびり朝飯を食ってから、クライアントに頂いた美味しい中国茶を飲んで、昨日の続きで原稿の校正。出版社に最終原稿を送った時に横書きを縦書きにしたせいか、変な間違いが散見される。しかしこうした間違いは編集校正で見つけられるのだろうからまあいいとして、注の間違いと図版を減らしたために起きた本文と図版の対応のずれが幾つか見られた。図版を抜いたのに、文章はあるものとなっているという間違いである。これはこちらで見落とすとちょっとまずい。
先日注文していたとエルンスト・ネトの新しい作品が掲載された雑誌とソフィ・カルのダブル・ゲーム(日本のギャラリー小柳で行われた展覧会)の記録集が届いた。ネトのあの鐘乳石のようなオブジェがところせましとパリのパンテオンにぶら下げられた作品はスケールが壮大である。こうしたインスタレーションをする場所があるというのがうらやましい。日本には思いうかばない。ソフィ・カルの記録集ははポール・オースティア(アメリカの小説家)との共作で小説にソフィカルが主人公として描かれ、描かれた自分を演じ、それを記録したものらしい。本を演じて本にするという、入れこ状の仕組み。フィクションのようなノンフィクションを作り出そうという試みである。この記録集は装丁が布張でとても可愛らしい。中の写真やレイアウトも素敵である。

建築写真

On January 12, 2008
by 卓 坂牛

朝から本の原稿初稿の校正。何度読んでも間違いは見つかるものである。校正の合間に去年TNProbe主催で行われた「建築と写真の現在」記録集を読む。多木浩二「建築と写真」、畠山直哉「写真家と建築」、清水穣「現代写真作家による建築の表現:ルフ、ティルマンス、大島成己」。多木さんはこう言う「建築はジャーナリズムあるいはメディアに媒介されることによって普及されています。その時に、メディア独特のマナーに従って、写真家は建築写真を撮り、また建築家はそれに影響されながら何とかうまい具合に写真に撮られるように、あるいはそうは思わなくても、そういったものをつくってしまうことが多かったといえます。しかしそれももう終わりではないでしょうか・・・・」
そうだろうか終わるだろうか?格好いい建築写真の時代は終わったかもしれないが、違う建築写真の撮り方が生まれ、そしてその撮られ方を欲する建築家が現れる。あるいは新しい建築写真を啓発するような建築が登場し、そしてその写真がまたジャーナリズムを席巻し、そう撮られたいと欲する建築家が後を絶たない、、、、といういたちごっこのような状態は終わらない、、、、と僕には思えるのだが。スチルの力はいくら動画が普及しても減少することはない。

粋

On January 12, 2008
by 卓 坂牛

1月11日
正月に「のだめカンタービレ」を見た時に思わずクラシックのCDが欲しくなった。テレビで放映されていた曲である。その大半はその昔レコードで買っていたものなのだが、もうクラシックはあまり聞かないだろうと思い、全部実家に置いてきてある。それがどうなっているかは分からないのだが。テレビに流れていた曲を片っ端から買った。と言っても流れていた曲は全て大変メジャーな曲ばかりなのでアマゾンで検索すると同じ曲でも数多く候補があがる。そこで交響曲、協奏曲は全て小沢征爾で検索。すると欲しい曲で小沢が棒を振っていないものはなかった。さすが小沢である。メンデルスゾーン・チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトはムローヴァのものとスターンのものとを買った。指揮は両方とも小沢である。ムローヴァの音はとても美しいし、技巧的で上手い。しかし一生けん命弾いているのが感じられる。スターンのものは昔からそう思っているのだが、ヴァイオリンをおもちゃのように扱っている。事も無げに音を出している。全然無理をしていない様に聞こえる。この全然頑張ってないんだよという聞かせ方がよい。建築もそうなのだが事も無げに作ってみせると言うことがよい。無理をしない、手数が少ないというものがかっこよく見える美学はどうも音楽を始めいろいろな表現の中に見られることのようである。

ヘタうま

On January 10, 2008
by 卓 坂牛

大学のとある施設のスケッチをしていたのだが、知っているようで周囲の建物の間隔や、周囲の樹木の位置などが思い出せない。研究室を出て敷地の周りをうろうろしながらぼーっとしていたら、うっかり委員会の時刻を失念しそうになる。会議が2時間くらいで終わって学生と夕食。委員会の内容を資料にするのに2時間くらいかかってしまう。その後椹木野衣の『なんにもないところから芸術がはじまる』の残りを読んでいた。その中にヘタうまの話が書いてある。ヘタうまの画家湯村輝彦が「ヘタうま」、「ヘタヘタ」、「うまうま」、「うまヘタ」というヒエラルキーを作ったという話(湯村の序列は最初が高価値でだんだん下がる)。ここで「ヘタうま」と「うまヘタ」は異なり、前者がヘタをうまく描くことであるのに対して、後者はうまいになりきれないことのようだ。因みにヘタヘタは子供の絵の如く自らの感覚と世界とのずれがナイーブに露呈することであり、うまうまうはそれを技術で隠蔽した所謂本当に上手いということである。このヒエラルキーはおよそすべての表現にあてはまるだろう。音楽、文学、そして建築にも。
うまヘタの建築家はきっと一杯いる。それは他のジャンルと同様である。うまうまは例えば、黒川紀章(と、篠原先生は言っていた)あるいは竹中や日建のすぐれたデザイナーたち。ヘタヘタは難しい。敢て言えば篠原一男、あるいは像設計集団。そしてヘタうまは?うーん本当は器用な坂本一成とか、、、、、まああくまで直感的な感じではあるが。

擬洋風建築のリノベーション

On January 9, 2008
by 卓 坂牛

明治時代に建てられた擬洋風建築をリノーベーションしたいという依頼があった。場所は水戸。現場を見に朝一で出かける。依頼者の敷地は広大で敷地にはその擬洋風建築が道路に面して建っている。そしてその裏に昭和初期に建てられた瓦屋根の木造建築がある。さらにその裏に最近建てられた木造建築があり、その裏に小さな祠が建っている。これらの建物は既に誰も住んでいない。オーナーは中庭を挟んで逆側に賃貸マンションつきのRC住居を作りそちらに住んでいる。
今日の現調では、擬洋風の後ろに建っている昭和初期の建物は解体し、道路に面する擬洋風建築を曳屋して5メートルくらい道路から後退させる。その上でリノベーションしてギャラリーのようなものにし、その後ろに新しい住居をつくり、接続させ全体をくるむランドスケープを整備しようという方向付けを行なった。とは言っても明治初期のぼろぼろになった木造2階建ての擬洋風建築を曳屋できるものなのかどれほどのコストがかかるものなのかなかなか謎が多い。しかし僕の今までの経験を超えた未知のゾーンであり、なかなか面白そうである。午後東京に戻り、打ち合わせやらスケッチやら。

カート

On January 8, 2008
by 卓 坂牛

7時半のアサマに乗ると9時に東京駅に着く。そして9時に丸善が開く。朝の誰もいない巨大本屋は図書館のようで気持ちが良い。丸善にはショッピングカートがあるので重い荷物を載せて暑いコートも脱いで身軽な姿で本を選べる。ここに来るとだいたい歩く経路は決まっている。先ず4階の建築の洋書に行く。今日は雑誌frameの全号のトップページだけを集めた本を発見。これはインテリアの流行が読み取れて面白い。カートに放り込む。sensual architectureという本を発見。ゼミで建築のsexualityを考えているのでタイムリーな本。カートへ。そしてアートの洋書へ。今日は何もない。次に3階にエスカレーターで下りると左横が写真。小林伸一郎の『最終工場』なる写真集がある。日本の工場の廃墟。なかなかいい。工場は形の宝庫である。カートへ。そして横の美術書のコーナーへ。河本真理『切断の時代―20世紀におけるコラージュの美学と歴史』が面白そう。こう言うとき内容もさることながら、新聞評につい惑わされる。カートへ。その隣に三浦篤の『近代芸術家の表象―マネ、ファンタン=ラトゥールと1860年代のフランス絵画』があり惹かれるがやはりどうもフランス絵画のこのあたりにはのめりこめそうにないのでやめる。美術を通り過ぎると社会学が現れる。ここでレッシングの新訳書を手に取る。訳者は山形浩生。サラリーマンやりながら多量の翻訳をする方である。歩く翻訳機だなこの人は。レッシングはおいて違う書を数冊カートへ放り込む。そこから折り返すと思想系。余り頭から湯気が昇りそうも無い本をカートへ数冊。そしてエスカレーターの方へ戻り、新書のあたりへ。竹内薫の『もしもあなたが猫だったら』を含め4冊くらいお気軽本をカートへ。疲れた時に読む本である。そして芸術と逆側にある建築のところへ。いつもは疲れて建築のところに行き着かないのだが、今日は来れた。建築写真の新しい本が出ていた。カートへ。植田実の新刊がある。それも分厚く字もたっぷり。なんと出版社はみすず。タイトルは『都市住宅クロニクル 』上下2巻である。面白そう。これは日本の現代住宅史として価値ある本になるでしょう。その横に私を建築に導いた富田玲子さんの新刊がやはりみすずからでているではないか。タイトルは『小さな建築 』。像設計集団の創始者富田さんの穏和な心が伝わるような本である。などなど全部で17冊。ちょっと買いすぎた。これはカートのせいである。スーパーにカートを使うことを考案した人間は賢い。スーパーと同じ原理である。もし暑いコートを着て重い鞄を肩からぶら下げた状態では絶対こんなに買わない。
ところでその後その重いカートを押して支払いのレジに行った。配送を頼むためにレジの女性と会話したら、僕の言っているることが余り聞こえないようだった。その上発音がおかしい。すると「私は耳が聞こえにくいのです」とたどたどしい言葉で話す。耳には補聴器がついているのが見えた。僕は「書きましょうか?」と言うと「大丈夫。大きい声でお願いします」とまた、たどたどしく言った。配送の手続きにはとても時間がかかったのだが、こう言う人が頑張って働いているのを見ると僕はなぜかとても胸が熱くなって嬉しくなるのである。帰りがけに「頑張ってね」と声をかけようとしていたら僕の本を持って配送の処理をするために姿を消してしまった。

初日は地獄

On January 8, 2008
by 卓 坂牛

年明け大学初日、会議でいきなり大量なワークが降り注ぐ。きつー。まあ僕だけでなくほかの先生も皆あわてるわけでこういうことは仕方ない。クライアントに無理な注文をされたと思えば事務所でもうよくおこること。そう思えば大したこと無いのだが、それによってきっちりと組まれていたスケジュールがぶっ壊れ、学生に迷惑がかかることが申し訳ない。
初日は大学の雑務もさることながら、卒論、修論のチェックも年明けで全員と対決しなければならない。これは格闘だな。本当に。毎年毎年。卒論、修論の梗概には悩まされる。お願いだから国語を勉強してこいよ。書いてある文章の意味が分からない。いろいろ質問すると書かれていないことが前提となっていたりする。それじゃあ分からないだろう!!!やっとゼミが終り12時。メールをチェックすると事務所から、中国から、大学内外から多量のメール。やたらと「緊急、重要」と書かれている。締め切りは明日とか明後日とか。勘弁してくれ。
年明けの初日は地獄だね本当に。

綺麗さび

On January 7, 2008
by 卓 坂牛

1月6日
NHKの日曜美術館で小堀遠州が特集されていた。夏に京都造形大に行った時に植南先生に是非見ていけと言われた南禅寺金地院の八窓の茶室が紹介されている。銀座松屋で展覧会をしているようだ。今日は友人の昇進お祝いが銀座近くであるのでちょっと展覧会を覗くことにした。会場は和装の女性が溢れんばかりである。日本には茶を習う人が多いのだろう。とてもゆっくり見ているどころの騒ぎではない。最近デパートと六本木近辺の美術館は大混雑である。いかに彼等が人を呼べる展覧会をしているかということがよく分かる。逆に言うと人の来ない企画はしないということでもある。こう言っては申し訳ないが、原美術館のピピロッティ・リストなんて丁度いいあんばいであった。
小堀は利休に幼少に出会うがわびさびを脱却して「綺麗さび」という新たな概念を生み出した人だそうだ。綺麗の概念とはそれまでのわびさびに品格、洗練、開放、明るさを加味したものだそうだ。と言われて茶器などを見ても僕にはよく分からない。が、茶室を思い浮かべるとこの「開放と明るさ」だけは少し分かる。それは八窓の茶室がそうだったからである。わびさびの茶室が薄暗いのに対して八窓の茶室は八つ窓があるというくらいのことはあってとても明るいのである。それに書院をくっつけて人を呼ぶことをいろいろ考えたようだ。少数の人間が対峙するなかで生まれるミクロコスモスを開放したのである。
今設計中の茶室もその意味では綺麗さびである。

研究室取材

On January 6, 2008
by 卓 坂牛

午前中、原美術館にピピロッティ・リストを見に行く。どういうわけかピピロッティとピストレットを勘違いしていた。リストは名前を聞いたことがあるくらいだったが、いっしょに行ったかみさんは床に埋め込まれた小さなモニターとかリストが世界的に有名になった97年のベネチア・ビエンナーレの出品作品のビデオとかたまたま良く知っていた(なんで知ってんの?)。普通の女性がいきなり止まっている自動車のガラスを棒で叩き割るというビデオを見る前に説明されてしまった(言うなよ!!)。午後帰宅して原稿チェックしたり、韓国雑誌のインタビューへの返事の英文書いたり、雑用したり。
そこへ先月研究室の取材に来た雑誌の草稿がpdfで送られてきた。このインタビューでは、インタビュアーと意気投合して2時間くらい殆ど雑談したり、ヨーロッパの話したり、日本文化の話をしていた。そしたらインタビュアーが「じゃー帰ります」と突然言う。「えーこれで記事作るの?」と僕はとても心配していたのだが、できたの読んだら、なかなかいい。かみさんに読んでもらったら「さすがプロねえ」と誉めていた。確かにね。
IMG_0001.jpg

仕事はじめ

On January 4, 2008
by 卓 坂牛

ofdaは今日から仕事始め。午前中12月頭から試用で来ていた山本さんと今後の働き方を相談。正式にレギュラースタッフとして働いてもらうこととする。ofdaに新風を巻き起こして欲しい。午後、さらに岩岡研究室出身の竹内君が試用で働き始める。先ずはautocadを使えるようになって戦力として頑張って欲しい。韓国雑誌のbobからメール。ofda特集は今月末に出版されるとのこ、そのためのインタビューがメールされてきたがハングル文字だったので英文を催促。送られてきた10の英文の質問を伊藤君、木島さんと回答を協議。なかなかユニークな質問があるものだ。ofdaというブランドイメージはどのように作り上げられてきたか?とか、世界で活躍する日本人デザイナーの文脈において日本のデザインとは何か?とか、そんなんことあまり真剣に考えてきたことは無かったが、ofdaの外、あるいは日本の外からはそういうことが気になるわけだ。なるほどね。
当面の仕事の進め方をナカジと軽く打ち合わせ、来週の水戸出張でどのようなことがリクエストされるのか?それによって今後の仕事の進み方がだいぶ変わりそうである。
10時頃帰宅。家族そろって「のだめカンタービレ」を見ている。先日塩谷に会ったとき、「アレは面白い」といわれたのでつい見入ってしまった。ちょっとうそ臭いところもあるけれど、芸大出身者から見てもリアルなのだろうか?と思いながら単純にのだめのキャラをエンジョイ。

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