Taku Sakaushi

Diary

メールの力

On August 16, 2007
by 卓 坂牛

朝からせっせと本に使う図版の許可を得るため、手紙書いたり、メール打ったり。外国の出版社はだいたいホームページにcontact usがあるのでそこに送ってみた。まあ一週間くらいなしのつぶてだろうと余り期待せずとりあえず送ったのだが、どうしてどうして。イギリスのphaidon、同じくイギリスのAA Publications、ドイツのHatje Cantz Verlag、同じくドイツのLars Muller Publishers、これら4つの出版社からはものの2時間くらいのうちに返事が来た。7社送って4社だから驚きである。しかしその返事は実はどれも自分たちが著作権保持者ではないので○○をあたれと言うものである。早いのは嬉しいが内容は悲しい。仕事が減らない。外国はすごいと思っていたら日本も唯一メールした中央公論美術出版は出展を明記することを条件にokのメールをくれた。早い。メールの時代のすごさである。外国など郵便でコトを進めていると軽く往復で一週間以上かかるだろう。メールのすごさである。

コンペ

On August 15, 2007
by 卓 坂牛

朝から、学生と研修生のヘンリケといっしょにコンペの打ち合わせ。学生といっしょに設計していると事務所のスタッフは優秀だなあとつくづく感じる。学生はやはり学生の域を出ない。特に実施のコンペになるとそうである。構造、設備、あるいは機能的な構成などを含めてまだまだ現実の分からない学生にとっては抑えるべきところが見えていない。そのためどこで違反していいのかも分からないから売りができない。しかし人のせいにしているとどっかのアホな政党と同じになってしまう。図面をみながらあれこれ考える、、、この敷地形状だとそう簡単に造形力で勝負しにくいのかもしれない。普通の構成、異様な吹き抜け、細い構造。この辺であろうか?そのためには構成がまだまだ煩雑。もっとミニマルに納めないとダメである。10時まで飯を食わず事務所で考えていたらぐったりしてしまった。

ディオール

On August 13, 2007
by 卓 坂牛

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妹島さんのディオールの写真を撮りに出かけと思ったところに研修生のヘンリケが来たので連れて行くことにした。彼女はそもそも3年生ということもあり余り日本建築に詳しくはない。まあ安藤忠雄くらいは知っていると言うところである。ディオールの前に六本木ヒルズのツタヤに行き日本建築の本を買わせる(少し勉強してもらわないと)。スタバでサンドイッチを食べてから表参道建築見学コースを歩きディオールに着く。今まで気付かなかったが晴天の表参道の建物は実に写真が撮り難い。建物の低層部と上層部で余りに明るさが異なる。これはケヤキ並木のせいかもしれない。上に露出をあわすと下は真っ暗。下にあわすと上は真っ白である。仕方なく新宿に用事を済ませに行き夕刻再びディオールに戻る。そこでパチリ。写真を撮っていると長岡の建築家に声をかけられた「いろいろなところに出没しますね」と。僕は東京人であり原宿にいるのは普通であり、その方のほうがよほど神出鬼没なはずであるが。
帰宅して風呂に入り上野千鶴子の『おひとりさまの老後』2007なるけったいな本を読む。老後子供夫婦と同居するのは中流。下流はそもそも同居する経済力がない。上流はそれなりの介護を自ら雇えるので同居しない。同居することがお互いのニーズに合致するのは中流層であり、それもあくまで妥協の産物だというのは確かにそうかもしれない。

雲

On August 13, 2007
by 卓 坂牛

朝から昨日と同様の青空である。しかし冷房の効きが違う。気温がやや低いようである。読書をしながらリラックスする。夕食後テラスで雲の流れを眺める。とても早い。今日で終わったアンリ・ミショーの展覧会「アンリ・ミショーひとのかたち」に展示されたひとのかたちのような雲が流れていた。昨日とは異なり夕刻の風は気持ちよかった。

パーティー2連ちゃん

On August 12, 2007
by 卓 坂牛

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8月11日
今日は昼から事務所スタッフたちを拙宅に招待し、納涼パーティ。今年最高の36度を超す気温となる。朝からクーラーを最高にして家を冷やすが追いつかない。去年オープンデスクに来てくれた学生のフィンランド旅行のスライドを見る。僕にとってはものめずらしい場所だが結構訪れた人がいるようである。続いて研修生のヘンリケに地元シュトゥットガルトのスライドを見せてもらう。ヨーロッパは同じ国でも地方色が強いものだがここも例外ではないようである。5時に終了して、僕と木島さんは研究室のob会に行く。東工大の百周年記念館もエアコンがあまり効かず暑い。先生のプロジェクトをスライドで見る。お盆前で参加者が少ない。2次会で研究室に行く。柳の塩尻基本設計を見せてもらう。コンペ案が十分キープされている。楽しみである。今日は2次会で帰ろうと思っていたが、つい誘いに乗り次の店へ。奥山、塚本、柳沢、木島たちと自由が丘の居酒屋で先ほどまで見ていた坂本プロジェクトについて熱い(暑い)議論。

コンペ

On August 12, 2007
by 卓 坂牛

8月10日
朝から院生二人とコンペ打ち合わせ。なるほどという案が少しずつ出てくる。やっと学生たちにも建物の成り立ちが頭に入ってきたのだろう。案は2案程度に絞られる。僕は途中他の打ち合わせに出かけたりしながら打ち合わせは夜の7時まで続く。

山田守

On August 9, 2007
by 卓 坂牛

霞ヶ関で東海大の岩岡さんにお会いし、彼の車に乗って東海大の湘南校舎に向かう。10時過ぎに上松先生の研究室に着く。ここで岩岡さんの司会で3人の美学トークを行なう。美的なものにおけ客観的質についてその普遍性と社会性に話は及んだ。僕としてはとても面白いテーマであった。内容は今年の東海大の卒計雑誌に掲載されるそうである。上松先生は今年で退官とのこと。美学の講義を現在本にすべく講義のテープおこしをしているそうである。
鼎談の後岩岡さんの車でキャンパスを案内してもらう。車がないと見て回れないほど広い。大学のキャンパスと言うよりは巨大なスポーツ公園である。山田守のいくつかの建物を見せてもらう。最近行なわれた山田守展と同時に出版された山田守作品集で青木淳が言っていたことが良く分かる。一般人が重要と思うようなデザインのクオリティを追及しない人なのである。なんだかよく分からないところに力が入っているのである。この価値観のずれのようなものが未開な土地にやってきたような楽しさを覚える。

夏

On August 8, 2007
by 卓 坂牛

午前中コンペのスケッチ。アリーナを浮かす案を昨日議論していた。寝ながら考えた案を絵にして学生たちにおいてきた。当たり前かもしれないが学生たちのスケッチは遅い。その原因はデヴェロップの方法が分かっていないことにある。しかしそれは勉強の仕方が分からないから成績が上がらないというようなもので、試行錯誤するしか無いはずである。そうは言ってもそんな呑気なペースにつきあっているわけにもいない。放っておくと何も進まないのかもしれないという恐怖に襲われる。去年のm2はもう少し開拓力があったような気がする。今年のm1は気分だけで建築をやっている。
午後一のアサマで東京に。丸善で目に付く本を購入宅配する。事務所で中国の打ち合わせの報告を聞きそして次の進め方を検討する。東京も暑い。空が夏である。しかしニュースでは既に秋の気配等と言っている。

定番

On August 7, 2007
by 卓 坂牛

夏休みの定番。キャンパス計画、卒業ゼミ、そしてコンペゼミ。これで一日が終わる。そう言えば明後日は東海大で上松先生と岩岡先生との鼎談をする予定。一体何を話すのか。ストーリーを聞いたのだがなかなか大変そうである。予習をする時間があるのだろうか??
ヴィヴィアン・バーの『社会構築主義への招待ー言説分析とは何か』川島書店1997を読み始めた。とても丁寧な入門書である。

スコール

On August 6, 2007
by 卓 坂牛

午前、午後とも大学の重要な仕事に追われた一日だった。その責任者ということもあり結構神経が疲れた。その後ブラジルからの留学希望の大使館給費留学生のアクセプタンスレターを書くのに英語の研究計画書を丹念に読む。のだが、これが結構難解である。話が異様に抽象的で参った。何とか読み込みレターを書く。その他雑用をこなしていたら既に深夜。事務所からのの様々な書類は明朝目を通すことにする。
ひどく暑い日中だったが午後突如訪れたスコールで一挙に気温が7~8度下がったような気がする。この時間は快適である。

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