Taku Sakaushi

Diary

水曜日

On November 8, 2006
by 卓 坂牛

朝、ヴィドラーの続きを読む。この本前半はパスカル、コルビュジエ、ジンメル、クラカウアー、ベンヤミンと続くのだが、後半はそれを受けて、アーテイスト、建築家が登場する。レイチェル・ホワイトリードの作品がとても想像をかきたてる。面白い。8時半某市の方から電話がはいる。渋滞で遅れるとのこと。45分頃来室。打ち合わせ。その後某ゼネコンの方が就職のことで来校。その後「言葉と建築」の講義。相変わらず出席が悪い。午後からゼミ。そしてこれから奈良のjiaの大会に向かう。気が遠くなるほど遠い感じがする。

いよいよ最後の視察

On November 7, 2006
by 卓 坂牛

キャンパス視察も今日で最後。松本キャンパスの視察である。人文、経済、理学、医学そして附属小学校に中学校に幼稚園である。
単科大学instituteを卒業した僕にとってuniversityは憧れの的。アメリカ留学して何が良かったってその一つはuniversityだったことである。アートスクールやロースクールの友人との会話は本当に嬉しいものだった。そして信州大学もuniversityであることが僕の一つの誇りなのだが、いかんせん長野と松本の距離は埋めがたい。朝8時前に車で3人の先生と出発9時半頃到着。しかしそれでも松本に来るとなんだか嬉しくなる。人文に行くと各国語のポスターが張ってあったり、理学行くとメダカの水槽があったり、医学に行けばあの病院特有の匂いとそして外部の人との出会いがある。このくらい人が入って地域交流というものが肌で感じられる。道路を挟んで附属に行く。東京の附属出身としては、どこか親しみが湧く。しかしはるかに環境がいいと感じる。校舎はお世辞にも立派とは言えないが、広い運動場と畑や田んぼ、そして木造の集会場のようなものなど、地方だから可能な様々な環境がある。羨ましい学校だと思う。歩いていると生徒たちが口々に「こんにちは」と声をかけてくる。嬉しいではないか。

夜のバス

On November 7, 2006
by 卓 坂牛

11月6日
夕方のバスで長野に。初めて長野にバスできた。乗車人数はひどく少なく快適である。少々暗いがゆっくり2席を使い読書空間としては快適である。新宿発の高速バスは八ヶ岳の現場によく使った。それは中央高速なので新宿から直ぐ乗れるのだが、長野行きは関越なので高速に入るまでが渋滞で動かない。車中ヴィドラーの『歪んだ建築空間』を読む。僕の基礎知識が不足しているのか彼の言葉使いが複雑なのか、あまり頭に入らない。全体の流れはよく分からるのだが、ディテールが分からない。

重い読書

On November 5, 2006
by 卓 坂牛

ヴィドラーの『歪んだ空間』を読み始めた。ヴィドラーは93年からuclaの先生をしていたようだ。2001年からはクーパーユニオンの学長と書いてある。彼の書くものを考えれば、西海岸の明るさよりかは東の知性の香りがお似合いである。ジェイムソン読んでヴィドラーはちょっと今の僕の頭には重過ぎる。この数ヶ月のアクシデントは本当に僕の頭の構造もおかしくしてしまったところがある。リハビリが必要である。

壊れるvaio

On November 5, 2006
by 卓 坂牛

11月4日
某国内の電機メーカーに長く勤めていた人が、ソニーの製品は明らかにデザイン優先で質が悪いと言っていた。ofdaでもvaioを持っていた人が苦労していた。それを知ってはいたが日本で一番軽いcpuが欲しくて買った私のvaio(この機種はもう売ってませんが)も例外ではなく、バッテリー切れした後とか、スタンバイ状態の後に立ち上がらなくなる。一度メーカー修理に出したもののどこも悪くないといって戻ってきた。もちろん悪いのであるが。
朝食を散歩がてら外で摂ろうとかみさんと表参道へ。8時からやってるカフェがある。天気もまあまあで気持ちよい。ちょっとナディフを覗いてプラダのあたりを回って帰宅。かみさんの意見ではこのあたりの建物ではディオールよりヴィトンよりプラダだとのこと。昼に帰り事務所で仕事。夜は我が家でちゃんこ鍋。ジェイムソンを読みながら就寝。

人間主義の建築

On November 3, 2006
by 卓 坂牛

朝から、家の中の書類整理。年末調整の申告とかそのための保険証書の確認とか、不要な手紙の廃棄とかしているうちに昼になってしまった。今月末に行う住宅の小さな講演会のためのパワポを作ろうと思って事務所に行ったが、構想しているうちに2時になって勉強会メンバーが三々五々集まってきた。勉強会はGeofrey Scottの architecture of humanism である。最初に企画書の内容確認。humanismをどう訳すかで議論。結構難しい話である。カタカナでヒューマニズムとするのか、漢字にするのか?その場合は人文主義なのか人間主義なのか?
ロンドンから光岡君のサマリーが届いているが、サマリーと言うには長すぎる。入江君がそれをサマライズしながら読むのだが、よく分からない。今日で一応全章の発表が終る。しかし個人的には、ルネッサンス建築についてそんなに詳しいわけではないし、基本的な建物しか見たことはない。もう少し画像を頭にインプットしないとこの本の核心には迫れない気がする。
皆が帰った後パワポ作りをしよと思うのだが、データーがいいのが無い。データ集めをスタッフのコンピューターからかき集める。数ギガあるのでコピーを押して帰宅。

帰宅

On November 2, 2006
by 卓 坂牛

どうも長野にいると朝6時には目が覚めてしまう。年をとったのか、考え事が多いのか?6時半のアサマで東京へ。車中フレデリック・ジェイムソンの昔の名著『言語の牢獄』を読み始める。うつらうつらして頭に入らないかと思いきや、頭が眠っている方が気が散らなくてむしろ集中できるという困った状態である。事務所へ直行して、たまっている書類を見る。10時に某工務店の社長と会う。2時間ほど話をして、午後打ち合わせ、夕方某現場。補修工事の進捗と確認を行う。
事務所に戻り打ち合わせ。プロジェクトの進捗を確認しながら、9時頃帰宅。久しぶりの我が家の食事がほっとする。

やれやれ

On November 1, 2006
by 卓 坂牛

午前中大学院の講義。昼休みを使い新しいマンションの申し込みにいく。学生の応援を仰ぎ引越しは12月3日に行う予定。昼は菓子パンをかじる。午後連日のキャンパス調査。今日は工学部だから早々に終ると思っていたのが運の尽き。知っているだけに見たいところが沢山あり終わってみたら5時過ぎ。5時からゼミと宣言していたのに遅刻してしまった。5時半からゼミ。今日は終電で帰るつもりが、終ってみたら8時半、夕刻になると底冷えのする講義室で3時間。腹は減るし、寒いし。コンペのチェックしたら9時近い。とても帰る気力は湧かず。学生たちと夕食に出かける。8人で16人前のスパゲッテイを食べる。やっと気力が戻る。その後も学生の相談受けたり、雑用の書類書いたり。気が付いたら11時半。やれやれである。

信大の歴史

On October 31, 2006
by 卓 坂牛

朝一でゼミ。m1を対象とした輪読ゼミ。今日はリオタールの『ポストモダンの条件』。毎回一冊読むのだが、今回はコンペもあるので2回に分けて後半部である。ポストモダンの起源のような本である。A0メンバーで現在イギリス留学中の光岡君も彼の地でこの本を原書で読んでいるようである。次回この大きな物語の喪失をテーマに書かれた東浩紀の『動物化するポストモダニズム』を読みその次にその東を再考している『ポストモダニズムの思想的根拠』を読む予定。
午後キャンパス計画の視察で上田にある繊維学部に行く。このキャンパスは信大で最も旧い。そのため明治時代の建物などが保存されている。講堂は昭和4年だが木造の洋風建築で有形文化財に指定されている。一昨日見た娘の学校同様のフンイキの漂う素敵なキャンパスである。その後菅平にある遊休施設をチェック。菅平の一等地にこんな施設があるのはもったいない。
夜工学部に戻りコンペのゼミ。残り1週間である。

ゲームのよう

On October 30, 2006
by 卓 坂牛

急遽大学の会議に出席するためアサマに飛び乗る。午後引越しの目処を立てるためいくつかアパートを物色。安ければいいと思いつつも、いざ見ると欲がでる。でもそこをぐっと抑えて考える。12月頭には引っ越したい。夕刻研究室に戻り、東京や九州に電話。分からないことが実に多い。事務所のことも大学のことも不確定要素が多すぎて、困ったものである。不確定だからといって放っておく分けにもいかないし、だからと言って決断もできない。ゲームのようである。

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