ヒアリング
10月7日
朝塩尻に。塩尻のコンペの2次ヒアリング。すでに聴衆は150人くらい来ている。市長もいらっしゃった。公開ヒアリングで5名に残っているのは。香川さん、柳沢さん、福屋さん、佐藤光彦さん、関谷さん。先ず1名ずつのプレゼンと質疑。そして全員集合しての、共通質問。山本理顕さん、高橋晶子さん、図書館専門家の常世田さん、信大人文教授の中島さん、市の助役、僕の6名の審査。午後4時頃1回目の投票を行った。一人2票。なんと光彦さんと柳沢さんの2名が5票で並んだ。その後また質疑をい。一人1票の決戦投票。ここでまた3対3で決着付かず。その後また質疑。そして再度決選投票。4対2で柳沢さんに決定した。
本当に我々も真剣勝負だった。ふらふらだった。柳沢さん。頑張っていいものを作って欲しい。
早大レク
午前中ゲストスピーカーとして早稲田大学に行く。早稲田にはオープンスクールと言って、どの学部の人も受講できる教養講座のようなものが用意されている。タイトルは「感性の問いの現在」というもので年間を通して開講されている。様々なゲストが呼ばれて話をしているようだ。その全貌は知らないが僕は僕のかみさんとともに3年前から呼ばれ僕は建築かみさんは書について講義をしている。
この講座は早稲田大学で行われているのだが、仕切っているのは東大の小田部先生で僕も彼に呼ばれて毎年参加している。今日の演題は「建築の規則」まるでブルデューのパクリのようだが、パクリである。本当は小田部先生に敬意を表して「建築の条件」にしようかとも思ったがそれは来年にする。内容はまあ今書いている論文を一ひねりしたもの。論文発表会の予行演習のようなもの。でも100名近くが一生懸命聞いてくれて楽しいレクチャーだった。終ると質問に来る学生もいて熱心さが伝わってくる。やはり文系の学生の方が僕の言うことは伝わるのかもしれない。
レクチャーが終わると、小田部さんがこれを本にするなら文系の学生も買うでしょうと言ってくれた。文系の学生もと言うより、文系の学生の方がと言うべきかもしれない。更にこのオープンスクール全体を統括している早稲田の酒井先生から2年後くらいに新しい学科ができるので協力をお願いしたいと頼まれた。ついでに小田部さんからも来年美学での協力を依頼された。文系の学生との対話は望むところまああとは脳みそと時間の使いよう。やれるところまでやるしかない。
明日から授業
朝から研究室でお仕事。後期のゼミ輪読本を決める。建築的なものにしようと思ったが、やめてモダニズム、ポストモダニズム論をいろいろ読むことにする。この手の本はまとめて数冊読まないと駄目というのが僕の持論。論文ゼミの日程も決める。人数が多いので4年と修士をいっしょにやり発表は隔週ということにする。それでも5人ずつやることになる。
自分の論文の手直し。あるはあるは直すことが。もう何度書き直しているのだろうか?9月頭には一応書き上げそれから、5回は少なくとも書き直している。それでも読むたびに出てくる論理の乱れと内容のダブりと根拠不明瞭な勝手な推測。そして誤字脱字。いい加減嫌になってしまうが、耐えて読み直すしかない。
夕方院生が新たな公募プロポの話を持ってくる。山形大学記念館。1ヶ月しか無いがやることにする。なんだかこの時期自殺行為のようでもあるが、A3一枚なら一か八かやってみたい。
明日から講義が始まる。言葉と建築第二部。読み返していたら、ここにもミスがある。マイッタ。今晩は駅前の平安堂に行って、本でも眺めよう。
信州の夜は少し冷え込む。
久しぶりに土曜日らしい土曜日
朝一で現場、今日の内容をチェック。その足で渋谷へ、モディリアーニを見て。11時半にエクセルホテルでNY.japan societyのdance performing arts部門のdirectorである塩谷氏とあって昼食。大野一雄の展覧会がjsでできないか聞いていた件。聞くと来年大野の生誕101年とjsの創立100年で大野一雄舞踏フェスティバルが開かれるとのこと。しかしその時にgalleryで大野の写真展をするかどうかはgallery directorの仕事なのだが、実はgallery directorが現在ポストが空きになっていて統括されてないとのこと。そのため予定がたたないようだ。うーん。
次に横浜シンポジウムの話。僕が都市の大きなものと小さなものをテーマとしたいという話に関連して、ニューヨークの欲望といことで何かないか聞いたら、芸術家の成長より都市の成長が早すぎて街がどんどんつまらなくなるという論点を示してくれた。これは使えるかも。
午後A0勉強会。今日は辺見と井上君がなぜか来ない。しかし3人が発表。scottのhumanism称揚の論点は大体分かってきた。帰宅すると娘とかみさんも娘の運動会から帰宅したところ。夕食は家族で近くのとんかつ屋鈴新へ。