Taku Sakaushi

Diary

ブログ病

On February 20, 2006
by 卓 坂牛

30歳少し前から15年くらい手書きの日記帳をつけていたのだが、去年からブログに書くようになってしまった。なぜかというと、東京長野往復生活をし始め、日記帳を持ち歩くのが苦痛となったからである。というのが理由の一つ。二つ目の理由はブログをやっている他の大勢の方と同様に自分の感動を誰でもいいからお伝えしたいというもの。そして3つ目は教育にも幾ばくか関わっているものとして、教育的な一般的情報を流したいからである。
などという理由でブログをやっているのだが、どうも電子情報は心もとないものだ。ぼくの本棚の奥のほうには日記帳の棚があり、15年分の丸善の布張りノートが並んでいる。その頃から日記だけは万年筆でつけていた。当時はb5版で大きいものを使っていた。一日一頁の日課、するとだいたい1500字くらいは書けてしまう。それが何時の頃からかもう一まわり小さい版に換えた。書くのが大変というよりかは出張などにもち歩きが便利なようにというためだった。過去を懐かしんでいる時間はあまり無いが、年に一度くらいそれらを見ることがある。そうすると、良くも悪しくも昔の自分に出会う。もちろんブログの情報もいつかまとめてcdにでも焼いて保存しておけばよいのかもしれないが、なんか忘れそうである。そのうちに知らぬ間にこのサーバーの会社が倒産したりしたらどうなるのだろうか?倒産しなくとも、僕のデーターをなくしてしまうなんていうことが起こらない保障はあるのだろうか?実際かつてサーバーに保存されていた僕の貴重なデーターがある事故から回復不可能になったことがある。これは大変悲しいことだった。この頃からどうもデーターへの信頼性がない。日記帳なら、火事にあうか捨てない限りなくなることはない。目に見えるモノの強さである。更にデーターの信頼性に加えて、手で書かれたものとしての「字」というもの現前性は大きい。数年前の自分は単に思考回路だけではなく、その時使っていた万年筆やら、そのインクの色やら、それこそ字体にもそこはかとなく現われているのである。
手で書くということの価値はどこかに残しておきたいのだが。一度このブログの便利さにはまるとなかなか抜け出られるものではない。

萌える男と燃える男

On February 19, 2006
by 卓 坂牛

久しぶりに日曜日の夜に自宅にいる。家にいるのもいいものだなあ。犬とじゃれたり、娘とじゃれたり(はしないが、無駄口たたいたり)、かみさんとあほ言ったり、ぶらぶらしているのはいいものだ。昼はラグビー見たけど大差で早稲田は負けちゃった。やはり体が違うなあ、フィットネスで勝てないねえあれでは、前半はいらいらしていたが後半はもう諦めだ。
竹内先生からレポートの採点結果竹内賞がメールで送られてきた。ありがとうございます。竹内にしてはとても丁寧な解説つきでびっくり。さすがやるときはやるねえ。竹内賞はやはり三年生だった。名前はまだ明かしません。坂牛賞とともに近日中に授業のネットに載せます。
ゴンブリッチの歴史の本読んだらパレスチナの話ができてきて思わず聖書なるものの解説書を読んでみた。旧約と新約の差のようなものが少し理解できた。風呂に入って『萌える男』を読んだら面白いことが書いてある。萌える男の反対語は燃える男だそうで萌える男はもてないが燃える男はもてるのだそうだ。そうかそうだったんだ。でもやはり萌える人が沢山いるのは別に今も昔もあまり変わらないのではなかろうか?たまたま萌える男がネットという社会の活断層に露出しているだけで、それがとても生産的な何かになっているとは思わないのだが、電車男も早稲田のラガーも昔からいて明日もいる。騒ぐほどのことではない。違うかな??
もう眠いのでベットでゴンブリッチの続きを読もう。

レイアウト教本

On February 18, 2006
by 卓 坂牛

六本木ヒルズでランチを食べてぶらぶらしてから(このあたりこのとはコラムに書いたので読んでください)青山ブックセンターに寄った。この本屋は東京じゃあちょっと楽しい本屋の一つ。デザイン系が充実している。そのデザイン系の真ん中の平積みコーナーの台(ということは注目書や売れ筋が置かれている台)のさらに真ん中に平積みかつプラスチックの書見台のようなもので立ててもある、つまりこの店の最も大事な一押しの本の場所に『言葉と建築』が置かれていた。思わず口元が緩んでしまった。因みに『言葉と建築』は重版が決定した。こんな高い本買っていただきありがとうございます。誰かが『ウンコな議論』は面白いというので買って読んだがその面白さが僕には分からなかった。残念。それから研究室の四年生が萌える男になったので『萌える男』というちくま新書を買った(でも未だ読んでない)。それから建築デザイン系洋書が30%offになっていたので、レイアウト系の本ばかり8冊買って大学に送った。平面構成の概念がまったく欠如しているわが大学の学生の参考書にしようと考えた。新学期最初の課題はこのレイアウト教本に則り自らのコンセプトをA3のポスターにするというのを一週間で提出させよう。
そのレイアウト本の中でも単に美しいレイアウトの事例集ではなく、原理を説明したとてもよい安い本があった。レイアウトを学びたい人にはお勧めです。
Kimberly Elam ‘Grid System‘ Princeton Architectural Press 2004
amazonで新品ユーズドで2000円くらいで買えます。僕は2500円で買ったからアマゾンの方が安い(アマゾンは本当に安い)。一つの情報(下記)を延々100ページくらいそのレイアウトヴァリエーションとヴァリエーションの原理そしてその原理に基づく他の事例を載せている。レイアウトは直感に頼りがちだが、これはその意味では抑えるべきポイントが身につくと思う。うちの学生には是非買わせよう。
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4人目の家族

On February 17, 2006
by 卓 坂牛

朝マンションのエントランスを出たら浅野先生に出会う。こんなところでお会いするのははじめてである。大学で事務所から来ているメールに返事を書いたり、諸指示を院生たちに置手紙。その後東京へ。車中、仲正昌樹『デリダの遺言』を読む。この手の著者(東大文学部系ちょっと暗めの屈折おじさん)を異様に嫌う人たちがいるのだが実は僕は読むのは嫌いではない。本人に会ったらよく分かりませんが。一週間ぶりの事務所。これだけ間を空けたのは初めてだろう。まっ卒論だから仕方ないね。4時に川崎のクライアントがいらっしゃった。打ち合わせはあまり悩むこともなく進んだ。大まかな進行方向が決まった。これもスタッフの準備のおかげであろう。さあこれでどの程度当初のイメージを崩さず進められるかが問題である。
打ち合わせ後、秘書の井上の就職相談。研究室の就職で頭が一杯だったが井上も3年生である。来年の今頃仕事の状況が許せば希望をかなえてあげる旨約束。そう言えば今年はあるとき以来あまり就職相談が来ない。もうピークを過ぎたのか?
9時半頃帰宅。4人目の家族(チワワ)が来ていた。3キログラムと大きなチワワである。我が家に来てまだ4日くらい。臆病者で近寄ってきても30センチ向こうで踵を返して逃げてしまう。

やっと一年のお勤めの締めくくり

On February 17, 2006
by 卓 坂牛

昨晩は卒論発表会。50名あまりの発表を8時半から一人7分ずつ聞いた。終わったのは夕方。僕の部屋の人。他の部屋の人もご苦労様。卒研のカタチは全員しっかりおさえていた。20数年前の自分を思い出した、東工大の小さな教室で同じような発表をした。信じられないかもしれないが、(僕自身信じられないが)当時の論文は全員手書きが普通。僕等スチュワート研だけは、英語で書いていたので少し違った。藤田は手書きだったが、辺見はタイプ、僕はあるところからパソコンを借りてきて打った。(当時パソコンはよほどのオタクでなければ持っていなかったのである。研究室はどこを見渡してもどこも持っていなかった。大学に一台大型コンピューターがあり、それにパンチカードで入力するという信じられない時代だった)梗概もロットリングで手書き。一字も間違えられないし、一字一字美しく書かなければならなかった。僕等スチュワート研は論文を最初から英語で書いていたから、辞書片手に英語の論文を日本語に訳しながら日本語の梗概を書いていたのであった。
さて、とにもかくにも全員passできて卒業が決まった。4年生とともに僕自身この大学に来て最初の仕事をこなせたという安堵感と喜びがある。(設計の内容はまだちょっとではある。だからpassではあるけれどaとは限らない。僕がuclaの修士の時、修士設計を4人の審査員の前で発表した時、主査であるチャールズムーアがpass と書いてサインしてくれたのを思い出す。アメリカではpassか否かだけなのであった)
さてこうして学部生、修士生が卒業できたのは下級生の絶大なるヘルプがあったからである。先輩を手伝う習慣がなかったこの大学に手伝いを徹底させようととにかくことあるごとに手伝え手伝えを連呼したせいで、本当に多くの人が彼等をサポートしてくれた。そういう下級生にお礼をしようということで50人近くでお礼の会を開いた。4年は昨晩も徹夜という状態で(発表会の前まで徹夜するというのもしかし、本当に計画性がないよなあ)ふらふらになりながらよくのみよく騒いでいた。会を仕切ったのはm1だけれどお見事。本当に忘年会に続いて大いに笑わしてもらった。健康にいいなあ。「これがあるだけでも信大に来た甲斐があった」と言ったら「それだけですか?」とすかさず突っ込まれてしまった。「それだけではない」と言いたいがそれは来年の今頃卒計、修士設計にもっと満足できるかにかかっている。来年の4年、修士はいい3年を見つけ、3年はいい2年を見つけて手伝ってもらうそれが君たちの権利だし、そこで自分の力を伝授するのが義務でもある。

スケッチ三昧

On February 15, 2006
by 卓 坂牛

一年たつのは本当に早い。この大学で働き始めて一年。最初の卒業生の発表会が明日である。内容へのコメントはまだしないけれど、無事卒業できることを祈ろう。
川崎の家の打ち合わせを朝メールと電話とファックスでする。先週の金曜日が最初のクライアントとの打ち合わせだった。そこでクライアントに思いっきり叩かれたのだが、問題はこの次である。次が大事なのである。最初というのはこちらも夢を詰め込んでプレゼンする。そして大体クライアントの思い描くものと齟齬をきたす。そしてこちらはびびったり、しょげたりして、最初の夢はどこかへ吹っ飛んでしまうことが多い。「ヤマ」の時もそうだった。こんなコートハウスみたいのは絶対いやだと言われあっさりその路線を変更。その後紆余曲折して最初の案に戻るのに4ヶ月くらいかかった。
最初に叩かれるとこちらも少しびびるので相手の言いなりになるもので、少しいい子になろうとする。しかしいい子になることが最終到着地への近道ではない。それは絶対に言える。いや悪い方向に進むことも多々ある。確かに最初の案でクライアントの意向を無視している部分は多いのだが、それを指摘されてびびっても仕方ないのである。
まあいいや。とにかく今日は研究室でひたすらスケッチを書いていた。

ゴンブリッチの書いた世界史の本知ってますか?

On February 14, 2006
by 卓 坂牛

朝からガイダンスのチラシ作り。3年生向け研究室ガイダンスを2コマめに行う。午後同じ学生相手に就職のガイダンス。僕は設計分野の就職担当。その後4年の卒論発表会のリハーサル。一人5分。修士に比べると短いものである。みんなもうなんとなかなりそうだ。一安心(するのは早いかな?)。
夕食後ことのほか雑用に手間取る。須坂市に送る講演会のチラシのpdfを作るのに時間がかかってしまった。そのため東京帰りそびれた。こうなったら明日の社内ミーティングも電話メール作戦に切り替えよう。
先日ゴンブリッチ(有名な美術史家です)の書いた『若い読者のための世界史』という本を買った。小学生か中学生向けの世界史の本である。なんとも不思議な本だが、彼が25歳の時に妹に語って聞かせた世界史だそうだ。童話のような語り口に絵本のような挿絵が入っている。古代エジプト、インド、中国、そしてやっとギリシアと進むこの本は疲れた頭には一服の癒しである。ふっと4000年の過去に飛んでいくような気分である。

a long day

On February 14, 2006
by 卓 坂牛

昨日は長い一日だった。午前中、会議、午後も会議、研究室で今日の3年生ガイダンスの資料などいくつか作って、あわてて3時半の新幹線に飛び乗る。車中昨日のギデンズを読むが東京についてからの講演会でどうしゃべろうかなどと考えているとあまり頭に入らない。とりあえず、ギデンズとしてはデュルケムやパーソンズの構造優先には異議ありというポジションだけ確認して終わり。講演会画像の整理をしていたら、東京。走って会場へ。今日はaaca賞、芦原信義賞の展示+講演会が大手町カフェで行われるのであった。会場に着いたら、既にaaca賞の藤江和子さんの講演が行われていた。途中で侵入。その後aaca賞特別賞の京都迎賓館について日建の佐藤さん。続いてやはり特別賞の竹中工務店本店ビルについて。そして僕。日建は相変わらず手配師的な仕事の仕方で日本の名工を総結集し、日本で一番高い材料を全部集めてきてこの迎賓館を作ったようだ。総工費を明らかにして欲しいものだ、我々の税金で作っているのだから。プラダといい勝負ではないのか??竹中の本店ビルはあの外観だけ注目していたけれど、実は光と風とアートがテーマだったようで。この手のテーマは10年前日建でいやというほどやってきたのではあるが、やはり普遍的なのだろうか????
そこへいくと藤江さんの作品はすっと腑に落ちる。感性でデザインできるひとなのだろう。理屈ではないという感じである。そもそも家具を作れる人はミリ単位の目を持っているものと坂本先生に言われたことがあるが、やはり僕等とは別種の感覚を持っていると思う。
僕は、完成品ではなく設計プロセスをお見せした。パワポがうまくできなかったのでpdfを開きつつ割とアドリブでお話しした。少し見にくかったかもしれない。ごめんなさい。
その後パーティ。元芸大の学長だった澄川先生に久しぶりにお会いした。現在は内藤さんの設計した島根芸術文化センターのセンター長だそうで「遊びにおいで」と誘われた。いや是非行きたい。芦原太郎さんを始めてご紹介された。親子そろってどうしてこう人あたりの良い方たちなのだろうか。竹中の水野さんという設計課長にお会いした。「坂牛さんとは20年前に会ってますよ」と言われびっくり。その当時東京の大学の卒業設計展に日大代表で選ばれていたそうだ。なるほどあの時の方だったか。「展覧会の後のみに行きましたよねえ。東大の藤野とかと」と言われまたビックリ。まったく記憶に無い。
さてパーティーをこっそり中座して事務所に、1時間ほど打ち合わせ。腹の虫の居所が悪い。まああまり感情を出さずに冷静に考えよう。そして最終のアサマに飛び乗った。
長い一日だった。今日もそんな日になるのかな??

いろいろと雑用をこなす日曜日

On February 12, 2006
by 卓 坂牛

明日の大手町カフェでの講演の内容考えて、3月須坂で行う講演会のタイトル考えて、明後日大学でやる研究室ガイダンスのペーパーと、製図第五の春休みの宿題を考えた。その合間に早稲田対トヨタのラグビー見て(早稲田が勝ったすごい)、ギデンズの『社会学の新しい方法規準第二版』を読んだ。最近少し、このあたりの人たちの主張が相対化できるようになってきた。
夕方から北風がびゅんびゅん吹き始めた。ちょっと事務所に行ったら柴田君が一人で仕事をしていた。明日の仕事のメモをスタッフにおいて必要な本を持って帰ってきた。今日の夕飯はお好み焼き。なかなか家で食べるお好み焼きも美味しいものだ。テレビからは上村愛子が残念ながら5位に終わったというニュースが流れてきた。残念。上村も三回めのオリンピック。デビューは長野だったのである。その長野にさあ最終で行こう。
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イージーな文化再生産はもうおしまいにしよう

On February 11, 2006
by 卓 坂牛

これはブルデューの文化再生産理論の知見の一つだそうだが、「労働者や農民の子弟は・・・一定の自己限定を行い、法学部、医学部、薬学部をあまりえらばないという傾向がある。代わりに、文学部と理学部に進む、」(宮島喬『文化的再生産の社会学』)その理由の最大のものは、彼等は自分たちの身近な世界にそのモデルを見出すということであり、身近でないものからは無意識のうちに遠のくのである。これはブルデューのフランスでの調査結果であるが、その文化的再生産の仕組みは日本でもほぼ同じであろう。人は身近なモデルに進みやすいのである。それは大学の学科選択に始まり、就職へとつながる。
つまりもうすぐ佳境にはいる大学の就職戦線においても言えることである。先輩が進んだ就職先をイージーなモデルとして自己同化させながら自分の未来像を作り上げる。そして長年その再生産が行われてきたのである。ある狭い殻の中で安穏としているように見える。人のことを非難するつもりなど全然無い。自分がまったくそうだった。ほとんど何も考えず就職した悪しき例である。だからこそ信州大学の学生にはそうなって欲しくない。自分の可能性を信じて自分の身近なイージーなモデルに自己同化せずに、チャレンジして欲しい。今まで先輩が行かなかったようなところでも自分の進みたい道があればとことん挑戦して欲しい。それができるだけの力は、少なくともデザインの分野に関しては3年かけて教えるつもりである。

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